第26話:罠
療養のため温泉に行っていた中宗が宮中に戻りますが、その日から高熱を出し意識不明となってしまいます。
侍医や医務官チョン・ユンスはあらゆる処方を試みますが、まったく効果が見られずついには誤診の疑いがかけられてしまいました。
チェ尚宮(サングン)はこれを好機とし、兄パンスルと共に医務官ユンスを抱え込みます。
ハン最高尚宮(チェゴサングン)の身柄が拘束されチャングムも調査対象になるなど、計画通りに進んだのです。
さらには温泉場のアヒルが硫黄を含んだ温泉水を飲んでいたことで、中宗に毒を盛ったとハン最高尚宮が罪に問われることに。
チャングムはトックにアヒルの調査を頼みます。
チェ一族には長年の権力保持の不安を一掃できる好機、そしてオ・ギョモらは政治勢力の一掃が好機に運んでいることで一層固く結託しました。
ジョンホがハン最高尚宮らと関わりがあることを知ったパンスルは、ジョンホも陥れようと思い付きます。
第27話:偽りの自白
アヒルが安全であることを主張しているミン・ジョンホの報告を受けて、アヒル料理を再現し試食する試みが内禁衛(ネグミ)の長主導で行われました。
ハン最高尚宮(チェゴサングン)とチャングムの料理が再現され、試食がなされます。
ところがアヒル料理を試食した人物が、クミョンの画策で翌日高熱で倒れたのです。
形勢が逆転し、内禁衛への被害を恐れた内禁衛長はミン・ジョンホを自宅の蔵に幽閉します。
パンスルは、ジョンホの部下をもう1人の標的に仕立て上げました。
取り調べで拷問を受けたのは、ジョンホの部下・アヒルを売った店主・そしてハン最高尚宮とチャングムです。
アヒルを売った店主は拷問に耐え切れず偽りの自白をしたのをきっかけに、ハン最高尚宮もこれに倣います。
ハン最高尚宮は、罪を被ることでチャングムを助けようとしていたのです。
ハン最高尚宮は、名誉回復のために生き延びるのだとチャングムに言い聞かせますが、取り残されるのはもう嫌だと泣き訴えます。
そのころオ・ギョモらは、中宗に謀反人全員の死刑を申し出ました。
第28話:助け船
チャングムを助けるため自ら罪を被り死亡したハン最高尚宮(チェゴサングン)を看取り、チャングムは1人、済州島(チェジュド)へ送られます。
これを知ったミン・ジョンホは、幽閉されていた蔵から逃げ出し馬を走らせますが、既にチャングムを乗せた舟は出港した後でした。
またクミョンは、自分も済州島へ送ってほしいと懇願しました。
トックもチャングムを助けるために済州島へ向かおうとするも、妻に引き止められます。
そして、トックの妻はジョンホに怒鳴りつけました。
「チャングムなら人を見捨てることはしない」と言った上で、ジョンホが以前腕に傷を負った際、それを介抱した女がチャングムであることを打ち明けます。
それを知ったジョンホは、護衛部隊の職を辞し済州島へ向かいました。
蔵に幽閉されていたチャングムは、何度も蔵から脱走を繰り返し担当の軍人であるクマンの手を妬かせています。
その蔵でチャングムが自分と同じ奴婢の女性チャンドクと出会い、チャンドクから脱走の手引きを受けました。
第29話:一筋の光
蔵で出会った奴婢の女性チャンドクは、腕の立つ医女で患者からも敬われています。
しかし少々態度が横柄で「逃亡を助ける」と嘘をつくチャンドクに、チャングムは到底尊敬できる人物ではないと感じていました。
チャングムのそんな気持ちをよそに、チャンドクはどんどん自分の仕事を手伝わせます。
そのころ、中宗の一件でアヒルを全部引き取ったトックは毎日のようにアヒルを食べ続け、妻も食べていましたが、ある日妻の身体に異変が起きます。
宮中では、ヨンセンがアヒルの再調査を行っていましたが、試食したホンイが高熱を出したことでヨンノに呼ばれていたことが分かりました。
しかしミン尚宮(サングン)は、不問に付すようヨンノに言い含めます。
水剌間(スラッカン)は、もはやチェ最高尚宮(チェゴサングン)に幅を利かせておりましたが、それでもヨンセンはチャングムを慕い涙にくれました。
一方、済州島(チェジュド)にいるチャングムは、チャンドクが軍人のクマンと共に、兵士に指示して何かを作っているようだと感じ、そのことをジョンホに告げ口します。
しかし、ジョンホの見解ではクマンは人望の厚い人物に思えました。
第30話:新たなる挑戦
奴婢であっても優れた医女であれば宮中に戻れることを知ったチャングムは、それまで尊敬できないと思っていたチャンドクに頭を下げ、自分も医女になりたいと申し出ます。
チャンドクはチャングムを優先的に指導し始め、他の見習い奴婢らがチャングムに嫉妬するほどでした。
しかしチャンドクの指導はかなり厳しく、次第に他の見習い奴婢たちはチャングムに同情し始めます。
厳しいチャンドクの指導にも屈せず、一心不乱に医学を学ぶチャングムにジョンホも協力しました。
一方、宮中で1人で過ごすことが多いヨンセンにある人物が声を掛けてきます。
チャンドクと共に、流刑者の診察に立ち会ったチャングム。
流刑者の診察は固く禁じられており、見付かれば立ち会ったチャングムも罪に問われます。
しかしチャンドクには、この流刑者を見捨てられない理由がありました。
また他の患者の診察で、他の医者から貰ったという処方箋を見たチャングムは「この医者はヤブ医者だ」と言います。
そのヤブ医者といわれたのは、チャングムが以前宮廷の菜園で一緒だったチョン・ウンベクでした。
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