第36話:誤診
懸命の治療の甲斐もなく、后は流産してしまいます。
流産後も治療の効果も見えないままです。
后の担当医女はヨリでしたが、チャングムとシンビが脈診した結果でもどうもヨリの診断に納得がいきません。
しかしヨリは脈診に秀でることで、周囲の信頼も厚い医女です。
そのヨリが下した診断は、後陣痛でした。
その治療として鍼灸をするのですが、后の容体はなぜかさらに悪化したのです。
チャングムはヨリの診断とはまた違った脈診判断をしていたことを、シンビがシン・イクピルに打ち明けます。
シン教授は、皆の前でチャングムの見解を聞くことにしました。
ヨリも自分の診断に間違いはなかったとして譲らぬため、再度后の脈診を行います。
后の担当医官ウンベクは、2人の診断結果のもと新たに処方を下しました。
トック夫妻のもとに滞在していたチャンドクは、薬房を開き診療を始めています。
チャンドクは、チャングムにまだ教えたいことがたくさんあったのです。
一方ジョンホは、国防に新しい兵器を必要として予算捻出策を提案し、結果中宗の支持を得られました。
そのため、より窮地に追い込まれるオ・ギョモ。
そんな中、チェ女官長は対抗策としてあることを思い付きます。
第37話:母・皇太后
チェ女官長が講じた対抗策は、なんと皇太后に病気の治療を受けないという働きかけを行ったことでした。
中宗は皇太后の関節炎が悪化しており、加齢もある上、症状が現れにくいため予断を許さない状況です。
そんな母・皇太后を心配した中宗は、母を見殺しにはできないとして自身も食を断ち、治療を受けるよう懇願します。
チャングムはこうした騒ぎの矛先が、実は左賛成(チャチャンソン)とジョンホに向いていることを察しました。
また修練生の担当をしている教授シン・イクピルとイ・ヒョヌク因縁にも自分が関与しているチャングムは、皇太后に賭けを申し出ます。
チャングムの賭けは、自分が出す謎に皇太后が答えられれば自分の命を差し出し、答えられなければ治療を受けるというものでした。
皇太后はこの賭けに応じ、謎解きの猶予は1日とします。
宮中はこの話で持ちきりとなり、またトック夫妻も謎の答えが何か考え夜も寝られませんでした。
クミョンは謎の答えが分かったとし、チェ女官長を通じて皇太后に報告します。
そして、謎解きに応える約束の日になりました。
第38話:丸薬の秘密
皇太后の容体が突如、急変します。
治療を拒み薬を服用しなかったことで、その間に身体自体が薬を受け付けなくなったのです。
さらに脚気(かっけ)も発症し体力も落ち、もはや鍼(はり)治療もできない状態に。
ウンベクが水剌間(スラッカン)に食事を指示しましたが、脚気(かっけ)に良いとされる食事は、皇太后の苦手とする食材ばかりでした。
チャングムは皇太后のこれまでの食事を見るためクミョンに頼み、献立を見せてもらいます。
献立を見たチャングムは、あることに気付きました。
イクピルはチャングムの話から、皇太后用に特効薬作りをチャングムに任せます。
クミョンが内医院(ネイウォン)の指示で用意した食事は、皇太后の苦手なものばかりで食が進みません。
チャングムが作った丸薬は味が良かったため、皇太后も喜んで食べました。
丸薬を不審に思ったヨリはチャングムの後をつけ、丸薬の秘密を暴きます。
この秘密を知った后とユンスは、「これは皇太后を欺く行為だ」と怒り心頭。
ところが、そのころ皇太后の身体にある変化が訪れたのです。
チャングムの頭角が現れたことで、クミョンらは危機感を募らせます。
これをヨリも察し、すぐチェ一族に取り引きを持ちかけました。
第39話:ヨリの企み
后はチャングムが以前、水剌間(スラッカン)の女官だったことを思い出しヨリを呼び出します。
そのころ都では疫病の発生により、中宗が医務官と医女を派遣するよう言い渡しました。
この疫病地域の派遣を、自ら志願したヨリ。
これは、チャングムの失態を作り出す策を練っていたからです。
この策にチャングムはまんまとはまってしまい、内医院(ネイウォン)内で孤立してしまいます。
これにより医女仲間との和を乱したとして、チャングムは疫病地域へ派遣されることになったのです。
計画通りだったヨリは、後のことを疫病地域へ同行するユンスに頼みます。
ミン・ジョンホは特使補佐として、同じく疫病地域へ同行。
ユンスは宮中から持参した薬剤の管理をチャングムに任せました。
しかし事態はかなり深刻化しており急遽、宮中からヨリも動員されることになります。
疫病患者の数が増え続け原因が分からぬまま、ついに村には封鎖命令が出されました。
第40話:疫病発生
医女仲間から見捨てられたチャングムの嘆きは深く、姿を見せなかったことで疫病地域へ戻りようやく見付けるミン・ジョンホ。
一方、宮中から持ってきた薬が足らず治療ができないとチャングムにいわれていた村人たちが、見捨てられたと思い、戻ってきたジョンホに怒りの矛先が向かいます。
チャングムは治療はすると約束し、ジョンホに薬の調達を頼みました。
ジョンホはチャングムに言われた薬を調達するため、馬を走らせ村を出ます。
その間、村人にできる限りの治療をしていたチャングムですが、今度はチャングム自身に疫病の症状が現れ始めるのでした。
それを知った村人たちは、怒りに震えチャングムを蔵に閉じ込めてしまいます。
そのころ宮中では、ジョンホとチャングムに問題が発生していました。
ジョンホは特使補佐の無断離脱と取りざたされ、内医院(ネイウォン)ではチャングムが逃亡したとして免職も時間の問題というところまできています。
クミョンはヨリに自分の望みを打ち明け、ヨリはクミョンを女官長に引き合わせました。
一人の女官の、不屈の誓い。
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