第31～32話
ワン・ユからフクスを捕らえる際に再会したタルタル、そして彼からヤン伝いで名簿を受け取ったタファン。
彼は、これを利用してヨンチョルに近い長官たち三人の説得に成功します。
そして、ついに最高意思決定集会であるクリルタイの日がやって来ます。
まだ文字が読めない際、ヨンチョルに唆されてマハの譲位を認める文書に玉璽を押していたタファン。
しかし、今や文字も読めるようになった彼は堂々と譲位に同意しないと発言してヨンチョルらを驚かせるのでした。
ヤンに追い詰められてしまい、どう出ればよいかをワン・ユに相談するヨンチョル。
するとワン・ユは、手出しすれば危険だと言って彼を牽制し、彼女を守るのでした。
その後、再び行われたクリルタイで親政を行いたいと長官たちに問うタファン。
ヨンチョルの脅しを受けていた彼らはそれに同意こそしなかったものの、タファンの思いに心を動かされつつありました。
仮病を使って冷宮から戻って来たものの、ヤンの全てが気に入らないタナシルリ。
そんな彼女の父・ヨンチョルは、目障りなヤンたちを狩猟大会に紛れて葬ろうとしていました。
第33～34話
タファンやワン・ユに好意を抱かれている彼女に嫉妬したタナシルリは、ヤンを消し去ろうと計画していました。
そんな中、彼女はタンギセからヤンとタファンを葬る計画があると聞き…。
タンギセに命じられ、ヤンたちを追い詰めるための罠をさまざまな場所に仕掛けるビョンス。
シヌからその話を聞いていたヤンはその罠を避け、タナシルリとの一騎打ちにも勝利します。
しかし、思いがけず罠にかかった彼女をかばったタファンが毒矢を受けて倒れてしまうのでした。
タンギセからの命令で、ビョンス率いる親衛隊が単独犯ということで幕を閉じた今回の事件。
しかし、タナシルリの発言によりヤンは皇帝を守れなかった罪に問われてしまいます。
そんな彼女を救ったのは、まだ完全に体調が戻り切っていないタファンでした。
一方、実はこの事件でヤンたちを救う手助けをしていたワン・ユも戦闘中に重傷を負っていました。
その後、ヤンは体調を取り戻したタファンと心を通わせ彼の子どもを懐妊します。
ところが、タナシルリが呪術師に依頼して彼女を呪い殺そうと画策。
やがて悪夢にうなされ、寝込み始めるヤンを見た彼女はほくそ笑み…。
第35～36話
タルタルに調べてもらったところ、体調不良はタナシルリがかけた呪いのせいだと知ったヤン。
問い詰めても白状しないタナシルリでしたが、この呪いは失敗するとかけた本人に返ってくるもの。
タナシルリの代わりに呪いの影響を受けたのはヨンチョルでした。
そんな中、タファンは復位させることを条件にワン・ユに兵士たちの育成を命じます。
すべてはヨンチョルの暴政を食い止めるためでした。
それから9ヶ月後、ヤンはアユルシリダラという名の男児を出産します。
そしてワン・ユが率いる兵士たちの士気も高まっていました。
一方、いまだに悪夢にうなされ続けていたヨンチョルには死期が迫っていて…。
そんなある日、ヤンは顔にやけどの跡がある尼僧から衝撃的な事実を聞かされます。
それは、マハがタナシルリの産んでおらず拾ってきた子で足の甲に特徴的な印があるということ。
しかしその後、その尼僧はヨンチョルたちに捕らえられて殺されてしまうのでした。
やがて挙兵の準備が整ったタファンたちは、ヨンチョルの前でその旨を宣言。
怒り狂うヨンチョルを尻目にタンギセもペガンらに欺かれ、タファンの計画は着々と実行され…。
第37～38話
タファンたちの策略で、タンギセがペガンらを捕らえたという誤報を受け取り喜ぶヨンチョル。
しかし、彼の目の前にはすでに手を合わせたワン・ユとペガンの軍が押し寄せて来ていました。
ヨンチョルは、これを好機とばかりにタファンやペガンらを全員抹消するよう息子のタプジャヘに命じます。
ところが、タプジャヘはペガンによっていとも簡単にその命を終えることになるのでした。
やっとのことでワン・ユの裏切りも知り、タナシルリとともに捕らえられたヨンチョル。
彼は最後までヤンは危険な人物だと言い張りますが、タファンの命令でペガンによって首を縄で占められ処刑されてしまいます。
その頃、ヨンチョルから聞いていた秘密資金の在処を探っていたタンギセのもとに訃報が…。
なんと弟であるタプジャヘと父・ヨンチョルが殺されてしまったというのです。
そんな中、皇太后とペガンはこの一件でヤンの脅威を恐れるように。
そこでペガンは、次期皇后として姪のバヤンフトを送り込むのでした。
一方、一向に毒薬を飲まないタナシルリに容赦しないヤンは彼女に絞首刑を宣告します。
多くの民衆たちがいる広場で刑が執行されたその瞬間を、哀れなタンギセも目撃していました。
第39～40話
何よりもアユルシリダラ（＝アユ）を次期皇帝にすることを優先に動いていたヤン。
そこで彼女が協力を求めたのはワン・ユでした。
するとワン・ユは、ヤンとの交換条件でヨンチョルの秘密資金を探す手伝いを頼みます。
そんな中、アユの離乳食に毒を混ぜた疑いでヨンファたちが拷問にかけられます。
そこで皇太后はヨンファたちを救って味方にし、次期皇后にバヤンフトを支持するよう命じるのでした。
その後、新皇后となったもののタファンに全く相手にされないバヤンフト。
それでも常に優しい彼女でしたが、実は残忍な人間であることをタルタルは知っていました。
そして彼は、アユの食事を毒に盛ったのもバヤンフトだとすぐに見抜き…。
一方、秘密資金の件でワン・ユと密会するため宮廷を出たヤンはタンギセに命を狙われます。
次々に家族を失った彼は、彼女を殺して家族の仇をとろうとしたのです。
しかしタンギセは、ヤンの投げてきたかんざしが左目に当たり退散せざるを得ませんでした。
やがて秘密資金の在処に気づいたヤンは、ヨンビスの協力を得てペガンを欺きます。
それは、彼がその資金を使ってタファンとともに征服戦争を起こそうとしていたからでした。
愛の再会、裏切りの代償。
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