純粋な心が医療の現場で奇跡を起こす。
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第5話 天国に通じる扉
初めての執刀で患者を助けることができず、やるせない気持ちでいっぱいになるユンソ。
彼女は、患者だった少女・ミニの両親からも責められ失意のどん底に…。
そこに駆けつけたドハンが患者の保護者に対して最善を尽くした旨を話しても、彼らは納得できずにいました。
一方、亡くなったミニの破れた服を縫い直しているシオンにドハンは冷たい言葉を投げかけます。
彼は、天国の存在を信じているシオンにそんなものなどないと言い放ったのです。
しかし、シオンの思いは変わることはありませんでした。
その後、ミニが一人で寂しくないよう、霊安室の前に座り続けていたシオン。
すると、彼の前にある一人の女性の姿が…。
彼女は、シオンの行動を知ったユンソに頼まれて彼に食事を持って来たのです。
しかもその女性は、実は彼の母親・ギョンジュでした。
未だに心にぽっかりと穴が開いたまま、ミニの葬儀に参列していたユンソ。
彼女はその際、シオンの行動を見ていたミニの両親から謝罪をされるのでした。
シオンの行動に救われたことで、ユンソは次第に彼のことを受け入れ始めます。
そんなある日、シオンと動物園を訪れた彼女は彼が動物に関する知識に長けていることを知るのでした。
第6話 意思疎通の方法
ソンウォン病院では、ある患者が運び込まれてきたことで大騒ぎになっていました。
それは、虐待を受けて犬とともに育ったため、野生動物のようになってしまった少女・ウノク。
まるで話が通じず、人間を威嚇するような行動をとる彼女に誰もが対応出来ずにいたのです。
そんな中、ウノクと唯一意思疎通を図ることができたのはなんとシオンでした。
彼は自身で犬になりきり、彼女の警戒心を解いて心を通わせることに成功します。
しかし、ドハンの指示でウノクの主治医はシオンではなくレジデント二年目のギルナムに…。
一方、病院内では出世に目がないコ科長が院長であるウソクを追い出そうと目論んでいました。
そこで彼は、シオンをウノクの主治医に命じます。
コ科長は、ウソクが採用したシオンが問題を起こせば院長としての立場を追われると考えたのです。
そんなある日、ユンソは以前シオンに食堂を運んでもらった女性が倒れたと知り、彼女の入院手続きをすることに。
するとユンソは、彼女のロッカーにあった写真からシオンの母親だと知るのでした。
その頃、ウソクを陥れたいコ科長に命じられた小児科医のレジデント・イルギュは、ウノクの病室の鍵をわざと開けたままにし…。
第7話 誰も信じてくれない
鍵が開いたことに気づき、病室から出てやりたい放題に暴れるウノク。
彼女のせいで多くの怪我人が出るなど、病院はただならぬ事態に陥っていました。
さらに、ウノク自身も患っていた病気が悪化して緊急手術を要することに…。
そのすべての責任を問われることになったのは、もちろん彼女の主治医であるシオンでした。
鍵をかけたと言い続けるものの、誰にも信じてもらえずドハンの叱責を受けるシオン。
彼は真実を明かすことができないまま、病院をクビになってしまいます。
そして、ウソクも責任をとって院長という立場から退こうとしていました。
そんな中、副院長のヒョンテは入室記録や院内の監視カメラからウノクの病室の鍵を開けた犯人がイルギュだと知ります。
そしてその事実を、こっそりとウソクにも知らせるのでした。
一方、入院中にシオンの解雇を知った母・ギョンジュはショックを受けます。
彼女はユンソに母親だと明かさないのかと尋ねられると、息子が思い出すまで待つと答えるのでした。
そんなある日のこと、伯母にあたる女性がウノクを連れ戻そうと病院にやって来ます。
以前もユンソに連れ戻しを阻まれた彼女は、今回こそはとウノクの退院を強引に迫っていました。
第8話 夢と現実
そこにちょうどやって来たシオンを見て、笑顔で喜びを見せるウノク。
これまで話せなかったものの、彼の「病院に残りたいか」という問いかけに彼女は言葉を発します。
自らの意思を示した結果、ウノクは晴れて病院に残れることになったのでした。
その後、ウノクの病室の鍵の件での誤解が解けたシオンは小児外科に復帰することに。
しかし、とある患者のCT画像を見たシオンの姿に適性を見出したドハンは、彼は画像診断科に転科すべきではないかと考え、ユンソに説得をお願いします。
シオンが見たというCT画像は、喉の痛みを訴えてやって来た少年・キュヒョンのものでした。
声楽に打ち込むキュヒョンの主治医となったため、彼との距離を縮めたいシオン。
ところが、キュヒョンはいつもイヤホンをつけており、誰の話も耳に入らないようでした。
そんな中、ドハンはキュヒョンが突然喉の痛みを訴えたため、緊急手術を要すると彼の両親に話します。
しかし、手術によって息子が高音を出せなくなると知った母親は痛みだけを取り除いてほしいと懇願。
その頃、手術を受ける本人であるキュヒョンは屋上から身を投げようとしていました。
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