苦難のレシピを超えて、頂点を目指す若きパン職人。
韓国ドラマ『製パン王キム・タック』を
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第16話
実は、以前オーブンが爆発した事件と今回ソーダが小麦粉に混入していた事件の犯人は同一人物。
その正体は、パルボン・ベーカリーでタックと共に働くジェボクでした。
彼はスンジェからお金をもらう代わりに、タックを陥れようとしていたのです。
その事実を知り、すぐにスンジェのいるコソン食品に向かい問い詰めるタックとジング。
しかし、彼にはまったく悪びれる要素はなく、ジェボクとも会ったことがないと言い張るのでした。
そんな中、マジュンはコソン食品の秘書として働くユギョンと出くわします。
そこで彼は、タックが認定試験で卑劣な手段をとったと吹き込みますが、彼女の態度は変わらないまま…。
ユギョンのこともあってか、ますますタックを敵対視し始めるマジュン。
彼のそんな姿を見たパルボンは、二人の仲を修復させようとある策を思いつきます。
それは、彼らを一本の紐でつなぎ、嫌でも息を合わせることができるようにする方法でした。
一方、スンジェのことが信用できなくなってきたインスクは我が子であるマジュンにコソン食品に早く入社してもらおうと目論みます。
それと同じ頃、スンジェはイルチュン宅の家政婦をしている女性の怪しい動きを察知し…。
第17話
マジュンに会うため、パルボン・ベーカリーにやって来たインスク。
彼女はそこにいたテジュに向かって、「マジュン」と呼びかけます。
するとそれを聞いていたタックは、テジュの本当の正体に気づいてしまうのでした。
紐でつながれていたことで、やっと取り戻せそうだったタックとマジュンの仲。
しかし、それはインスクの登場によってより一層険悪なものになっていくことに…。
そんな中、なかなかパン作りに集中できていなかったタックにある親子がアイデアをもたらします。
その麦飯パンは、絶対味覚を持つミスンも美味しいと称賛するほど。
彼女はその時にタックから抱きしめられたことで、彼のことを意識し始めるようになっていました。
その頃、タックの母・ミスンは息子のことを知る男性からこれまでのいきさつを聞いて怒りを覚えていました。
なんとイルチュンに預けたタックは、幸せになるどころかひどい仕打ちを受けて行方も分からなくなっているというのです。
一方、パルボン・ベーカリーでは認定試験の一次試験が行われ、タックは麦飯パンで見事に合格。
ところが、マジュンに関しては気持ちがこもっていないことをパルボンに指摘され、合格は保留になってしまいました。
第18話
コソン食品に何食わぬ顔で居座るユギョンを、何としてでもマジュンから遠ざけたいインスク。
そんな彼女に対し、ユギョンはマジュンが自分に言い寄ってきているだけだと言い放つのでした。
その頃、タックは時計台でユギョンが来るのを待ちわびていました。
彼は、一次試験が合格した後に彼女から預かったという手紙をミスンから受け取っていたのです。
なかなか現れないユギョンのことをずっと待ち続けていたタック。
そんな彼の想いが通じたのかそこにユギョンは姿を現し、二人は涙の再会を果たすのでした。
一方、イルチュンは以前パルボン・ベーカリーでパン作りのアドバイスをした青年がタックだったと知ります。
そしてそれと同時に、マジュンがその事実を黙っていたことを知って激怒。
イルチュンとマジュンの親子仲は、ますます険悪になっていきます。
その後、タックのもとへ行き彼の作った麦飯パンを食べながら涙を流すイルチュン。
そして彼が息子の名前をつぶやいた瞬間、タックもイルチュンが自分に気づいてくれたのだと理解します。
自分には見せない表情をタックには見せるイルチュンを見て、複雑な思いのマジュン。
彼は次第に、タックへの憎悪の念が高まっていき…。
第19話
タックと再会したイルチュンは、彼を後継者にしようと決意を固めます。
そしてそのことを、マジュンを後継者にしようとしているインスクにも伝えるのでした。
その頃、パルボン・ベーカリーでは二次試験が始まろうとしていました。
今回の課題は、イースト菌を使用せずに作る「世界一面白いパン」です。
そんな中、タックは最終試験でもし自分が勝ったら兄として認めて欲しいとマジュンに話します。
そして、負けた場合はマジュンの前から去ると約束。
タックは、彼と争いごとはしたくないと考えていたのです。
一方でタックに闘争心を燃やすマジュンは、何としても彼に勝とうとこっそりコソン食品の研究室に協力してもらうことに。
ところが、それが思いがけなくイルチュンにばれてしまい、彼らの仲は悪くなるばかりでした。
どうしようもなくなったマジュンは、ある日テーブルに置いてある冊子を見つけます。
それはなんと、パルボンが書きとめた発酵日誌。
彼はその日誌の中身を、思わず盗み見てしまうのでした。
自分を強制的に退職へと追い込んだインスクに復讐心を抱き始めたユギョン。
タックと平穏な人生を取り戻すはずだった彼女は、マジュンの気持ちを利用することに…。
第20話
ある日、突然タックの母・ミスンから連絡を受けて彼女に会いに向かっていたイルチュン。
のちに彼は、そのことを知ったスンジェの策略で事故に遭って崖から落ちてしまいます。
しかし、重傷を負ったものの奇跡的に救われたイルチュンは、ミスンと再会を果たすのでした。
誰からも期待されているタックのことが気に入らず、日に日に嫌気がさしていたマジュン。
彼はタックの才能を消してやろうと、味覚と嗅覚を失う毒薬まで手に入れてしまいます。
けれども、彼の自分を思う言動に心を動かされることがあるマジュンには、その薬を使う勇気がありませんでした。
一方、マジュンはユギョンの方から自分のもとに来てくれたことに驚きを隠せません。
だからといってユギョンの気持ちが自分に向いているとは思っていなかったものの、彼はもうどんな理由であれ彼女がそばにいてくれればいいと思っていました。
そんな中、マジュンのクレジットカードを使用して買った高級な服に身を包んだユギョンがイルチュンの家を訪れます。
彼女はマジュンに家での会食に招待されていたのです。
これこそがまさに、インスクに対するユギョンの復讐の始まりでした。
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