第31話:初めての鍼(はり)
チャングムの親代わりで世話をしていたトックは、チャングムに会いに済州島(チェジュド)に向かおうとします。
トックの妻は酒の注文があるため留守にできないので、トックにチャングムへの土産を渡しました。
そのころチャングムは、治療に用いられる鍼(はり)の修練を続けています。
実はチャンドクを被験者に、鍼(はり)の練習をした際、打ち方を誤りチャンドクが死にかけたことがあったのです。
そのことがあってから、チャングムはジョンホも心配になるくらい何かに取りつかれた様に修練に余念がありません。
そんな折、トックが妻からの土産を持って済州島を訪れました。
済州島から馬を献上することになったジョンホは、チェラルドまで搬送させるため水軍を動員します。
このところ献上品の乗せた船が海賊に襲撃されていたため、護衛することになったのです。
しかし、護衛が手薄になった島を海賊に襲撃され、役所のある中心部の島は占拠されてしまいます。
逃げ遅れたチャングムたちは、この海賊らに捕らえられてしまいました。
海賊たちが襲撃するには事情があったのです。
第32話:無罪放免
海賊の頭に施療した罪で、チャングムは謀反の罪に問われ義禁府(ウィグムブ)に連行されます。
宮廷に奴婢が海賊と通じていたため、隙を見て反撃したと報告した済州島(チェジュド)の長ハン・ドンイク。
そのため裏切り者として、チャングムは取り調べを受けることになったのです。
ドンイクの報告はジョンホが虚偽であると暴くも、ドンイクにはオ・ギョモらの後ろ盾があり、チャングムが敵である海賊の治療をした事実は否めません。
このことは宮中にも広まり、チャングムは「チェジュドの女」として関心を持たれます。
同時に医女としてどのように行動するべきか、考えあぐねた医女らは后にも話をしました。
そのころ、ピョンアンドで女真族を撃退し手柄を立てた長官キム・チソンが宮中に取り立てられます。
チソンはジョンホを高く評価しているため、今回の栄転に伴って宮中へ戻るよう要請。
一方宮中の医局に戻ったウンベクは、「チェジュドの女」の話を聞きチャングムを訪ねます。
実は、数日後に医女試験が行われることになっていたのです。
しかしこの医女試験は不定期実施のため、機会を逃せば次はいつのことか分かりません。
チャングムには、絶好のチャンスでした。
第33話:うぬぼれ
チャングムは医女試験を受け、みごと合格。
晴れて修練生となったのです。
今後は50の試験を受け、成績が良かった者の順に配属が決まることになっています。
試験を受けるにあたって気を付けるべき点は、「不可」を3つ取ると落第となり今後医女になる資格さえ失ってしまうという厳しい条件でした。
しかし教授シン・イクピルからチャングムはさっそく1つ目の「不可」を与えられます。
もう1人の教授イ・ヒョヌクは、チャングムが経典を読み解いた聡明さに一目置きました。
そのころミン・ジョンホは、司憲府(サホンブ)の職務に就き、同志を集めるためにかつて同じ理想を持っていた仲間を訪ね歩いています。
トック夫妻も、以前のように宮廷にお酒を納めることができるようになりました。
シン教授の授業を受けチャングムは豊富な医学の知識を披露しますが、シン教授は相変わらずチャングムには厳しいままです。
もう1人のイ教授はチャングムを呼び出すと、修練生全員で宴会に出席するように指示します。
この宴会は、シン教授の実習と重なっている日でした。
第34話:王の怒り
チャングムと同じ修練生仲間のシンビは、シン教授に対し非常に真摯に向き合います。
その姿を見たチャングムは、自分にだけ厳しいと思っていたシン教授の真意がそのとき初めて分かったのです。
それからのチャングムは、決意を新たにより一層医女になるべく修練に励みました。
一方、チェジュドから医女のチャンドクがやって来ると、トック夫妻の家にしばらく滞在することになります。
やがて半年の月日が流れ、とうとう修練生として最後の日を翌日に控え、イ教授から試験結果が発表されました。
その結果、2人の落第生が出ます。
それはなんと、宴会に出席しなかったチャングムとシンビでした。
チャングムはイ教授から既に2つ「不可」を付けられており、今回で3つとなったための落第です。
シンビはこれまで1つも「不可」がなかったのが、今回で一気に3つも「不可」を付けられてしまい落第となりました。
この結果にシン教授はイ教授に抗議するのですが、担当教授が出す結果には口を挟むことは許されません。
そして翌日、医女修練の成績が発表されました。
第35話:疑惑
医女修練の成績の結果、チャングムとシンビは晴れて医局の内医院(ネイウォン)に配属されました。
まだ正式な医女ではなくこれから1年の間、見習いとして修練を重ねることになります。
そのとき突如、宮中に召集が掛かりました。
懐妊していた后に、流産の兆しが現れたのです。
早速チャングムが皆と一緒に召集場に行くと、水剌間(スラッカン)の最高尚宮(チェゴサングン)となっていたクミョンに会いました。
后に薬を持って行ったチャングムは、そこで今度は今や女官長となったチェ尚宮(サングン)とも顔を合わせます。
またヨンセンとミン尚宮も今は特別尚宮となっており、チャングムは宮中のその後の経緯を教えてもらいました。
一方、ミン・ジョンホは上司である左賛成(チャチャンソン)の元で、オ・ギョモらの一掃するため動き始めます。
これにより危機感が募るオ・ギョモですが、ジョンホは改革を推し進め、チャングムの身を守るためにもオ・ギョモに先手を打つのでした。
一人の女官の、不屈の誓い。
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