幼き日の友情が、王を支える力となる
韓国ドラマ『イ・サン』を
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第66話:絶望の涙
グギョンは、ヒョイ王妃主催の敬老の宴でヒョイ王妃の食事に毒を盛るよう部下に指示していました。
ところが、同行していたソンヨンが倒れてしまい、ヒョイが看病するためサンが代わりに宴に出席したのです。
このままではサンが毒の入った食事を食べることになります。
サンが食事を口に運ぶ直前、女官の機転で食事は中断しました。
テスの活躍で実行犯は捕らえられ、グギョンは観念してすべてを自白します。
サンはこの事実に「何かの間違いだろう」と言い、嘆き悲しんだのでした。
明日はグギョンに死刑を言い渡す日です。
これまで自分の右腕になったグギョンを、サンは心の友だと信頼してきたのです。
その心の友を、自らの手で裁かなくてはならないとは、その心痛はいかばかりか。
またヒョイ王妃にとってもショックが大きかったのです。
これまで、ほとんど人に恨まれることがなかった心優しい王妃。
そんな自分が殺したいほど憎まれていたことにも、大きな驚きと悲しみがあったはずです。
一方テスも、師であり兄のような存在だったグギョンの今回の事実は、この上ない悲しみでした。
しかしそんなテスは、かすかな希望を見つけるのです。
第67話:最後の慈悲
ホン・グギョンが犯した罪は、死刑になるのは当然の大逆罪です。
ついにチャン・テウによって、ホン・グギョンの処分を記した宣旨が読み上げようとした瞬間テウは驚きの表情を浮かべます。
その瞬間、テウはその判決文に対し納得できないと猛反発したのです。
しかしサンは、頑なにこれを譲りませんでした。
形が執行され、サンはグギョンを失った怒りを貞純王妃(チョンスンテビ)に向けます。
そして、今後一切政治には関わるなと厳命、もしそうしなければ先代王・英祖(ヨンジョ)の遺言を執行すると迫ったのです。
悲しみのサンに追い打ちをかけるのが、恵嬪(ヘビン)でした。
恵嬪は、サンが亡きウォンビンの後、もう一人の側室ファビンを迎えています。
しかし、そのファビンの元へサンが一度も足を運ばないことに腹を立てているのです。
そしてその夜、ファビンの部屋へいく手はずを整えました。
グギョンの哀れな姿を見たテスは切ない想いを抱いていましたが、サンにタルホから聞いたことを話し、テスはグギョンを死刑から救ったのです。
時が流れサンは、優秀な人物を集めた成均館で官吏を育成しようとしていたある日、ある男と出会います。
第68話:別れ そして再起
サンがホン・グギョンに下した形は死刑ではなく、流刑でした。
流刑地でもサンはグギョンと対面しています。
一方、成均館で官吏を育成しようとしていたときに出会った若者は、サンの危ないところを助けました。
サンは自分が王であると明かしますが、若者は冗談だと取り合わずそのまま立ち去ってしまいます。
若者に興味を示したサンは、若者の身元を調べるよう命じました。
こんなときもサンは、「グギョンなら」と想いを馳せ、またグギョンもサンが恋しく夢に見るほどです。
グギョンを内密に呼び寄せたかったサンですがそれは叶わず、ところかサンが流刑地へ駆け付けるのでした。
一方、恵嬪(ヘビン)にいびられるソンヨンですが、新しい側室ファビンから思わぬ助けが入ります。
同じころ、サンが興味を示した不思議な儒学生の若者はチョン・ヤギョンであると分かりました。
今後、このチョン・ヤギョンが第二のホン・グギョンとしてサンの新しい右腕となり、サンと共に国政を担っていくのです。
科挙に成績優秀者として合格したヤギョンが、サンと再会を果たします。
第69話:清国との対立
サンはチョン・ヤギョンにわざと王として威厳のある態度で、口数少なく接します。
最初は本物の王だったと知って、我が身の無礼を詫び恐縮していたヤギョンですが、王に向かっても自分の意見はきちんと伝えてきました。
そんなヤギョンにますます興味を示したサンは、夜を徹して熱心に討論します。
ヤギョンは仕事の少ない中枢部への配属を自ら願い出て、自由な時間で改革案を次々に編み出していたのです。
これに不快感をあらわにした重臣たちと、チャン・テウが厳しくヤギョンに警告します。
ところがこの警告にもヤギョンは、謙虚に聞き人懐っこい笑顔です。
拍子抜けするテウですが、ここがグギョンとヤギョンの明確な違いでした。
一方、高利貸しの人身売買の現場を抑えて逮捕したテス。
ところが、清国の使節団が逮捕された商人の引き渡しを要求してきます。
引き渡しを拒否したサンに、兵を引き連れて捕盗庁(ポドチョン)へ押しかけてきました。
ソンヨンは以前、清国の大使と知り合っていたことから、解決の糸口を自分が見付けられないかと恵嬪(ヘビン)に外出許可を貰いに行くが許可されません。
第70話:王族と認められて
清国の使節団とサンとの会談は平行線のままでした。
チョン・ヤギョンは過去の事例を根拠に皇帝の勅書(チョクショ)を要求し、その間に罪人たちの余罪を調べるという時間稼ぎ作戦に出ましたが、失敗に終わります。
こうなるとソンヨンが頼みの綱になるので、恵嬪(ヘビン)も外出を許可せざるを得ません。
ソンヨンは、清国の大使に会いに行きますが合わせて貰えませんでした。
しかし毅然とした態度でやっと面会が実現しますが、他愛もない話で終わります。
大使から側室となったお祝いにと、一枚の絵をもらいました。
ところがその絵には、お祝いの祝辞とは思えない言葉が書かれていたのです。
結局、これが決め手になりサンは危機を乗り越えたのでした。
ソンヨンの清国とのトラブルを解決した手柄を、ヒョイ王妃は褒めたたえます。
このとき、ソンヨンは懐妊したことを伝えました。
王妃からソンヨンの懐妊を知らされ、サンは大喜びです。
しかし恵嬪だけ祝いの言葉がなく、サンはあまりに酷いと直談判します。
ところがその場にソンヨンも登場し、恵嬪が二人を呼びつけたのでした。