幼き日の友情が、王を支える力となる
韓国ドラマ『イ・サン』を
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第76話:決戦の時
ミン・ジュシクに警備計画を聞かれていたジャンボですが、大活躍によりミンを逮捕します。
朝鮮王朝の軍事訓練は、昼と夜と行う訓練があり夜は特に真っ暗になるので、敵はこのときを狙って襲撃してきたのです。
サンの肝入りで創設した壮勇営は、敵と内通している五軍営を制圧します。
これでチェ・ソクチュら老論(ノロン)派重臣たちを一網打尽にしました。
サンの長い戦いがやっと終結した瞬間です。
いよいよ貞純王妃(チョンスンテビ)を、逮捕するときがやってきました。
貞純はサンに慈悲を請いますが、もうその手に乗るサンではありません。
貞純は、連行されていくのでした。
チェ・ソクチュらが貞純の関与を認めれば一件落着なのですが、老論派の根絶やしを防ぐために自分たちで罪を被り、貞純の無実を訴えます。
サンは貞純に「部下を見殺しにして自分だけ見殺しにするのか」となじりますが、そのことが一番辛いのは、貞純自身でした。
一人むせび泣く貞純。
サンは、貞純には死より辛い生活を送らせる罰を与えます。
宮中では、テス、ジャンボ、ソッキそれぞれが各部署の長になり、サンの理想の国造りに向かって進んでいるはずでした。
第77話(最終回):愛よ永遠(とわ)に
サン暗殺に失敗しチェ・ソクチュら黒幕と貞純大妃(チョンスンテビ)が捕らわれ、遂にソクチュら重臣たちは、斬首刑(ザンシュケイ)になりました。
泣き崩れる貞純大妃を、サンは生かして部下を見殺しにした罪悪感を生涯味わわせようとしたのです。
ときは流れ、1800年(正祖24年)。サンと新しい側室との間に生まれた世子が登場。
チョン・ヤギョンは、世子の教育係を担当します。
テスの叔父タルホ夫婦は、養子を取り夫婦円満です。
その養子をテスが教育します。
そんな中、市中で銅の価格が急騰するデフレが起きていました。
チョン・ヤギョンと二人三脚で活躍してきたサンですが、とうとう視力の衰えと共に体調に異変を感じます。
幼いころから命を狙われ続け、孤軍奮闘してきたサンの身体はもう限界を迎えていました。
再びときは流れ、サンの世子23代王・純祖となっています。
幼い王・純祖をテスが守っていました。
まだ幼い故に、純祖は父・正祖のように偉大な王になれるのかと小さな胸を痛めています。
テスは、幼い王・純祖に言いました。
「殿下のことは、私が命を懸けてお守りするので、どうぞご安心ください。そして、りっぱな政治をしてくださいね」と励まします。