幼き日の友情が、王を支える力となる
韓国ドラマ『イ・サン』を
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第16話:刺客の視点
サンの命を受け、テスを不正なしに武科の試験に合格させる手筈を踏み、テスは晴れてサンの護衛官となります。
一方ホン・グギョンは、サンの側近として職務に励みました。
ホン・グギョンはサンに、政敵であり権力を振るう老論派を一掃するべきだと進言しました。
サンもこの進言を聞き入れ、まず彼らの財源を断つことを考えます。
そのころソンヨンは、図画署(トファソ)の署長パク・ヨンムンと画員タク・チスのお供として宮殿に向かっていました。
宮殿へはサンの母・恵嬪(ヘビン)が屏風がある東急殿の寝殿に、正室・ヒョイが懐妊することを願う柘榴(ザクロ)の絵を描いてほしいと依頼してきたのです。
一方、サンから京畿地方の役人と老論派の重臣らが結びついていることを聞いた王・英祖(ヨンジョ)は、京畿地方一帯の巡察も行うことを決めました。
さらに京畿地方には、サンも行幸に連れていくこととしたのです。
しかしこのサンの同行は、反世孫派の老論にとってはまたとない「サン暗殺」の絶好のチャンスになります。
ホン・グギョンは早速、テス・ジャンボ・ソッキに暗殺者発見を命じました。
今後テスは、何度もサンの危機を救うことになります。
第17話:決死の身代わり
京畿地方一帯の巡察をするため行幸先である村を訪れていた国王・英祖(ヨンジョ)は、村で疫病に掛かった患者を見舞います。
しかしその後、英祖自身が疫病に掛かり倒れてしまいました。
疫病患者を見舞った際に、感染してしまったようです。
行幸先の村には薬も十分に供給されていませんでしたが、何より英祖自身も高齢である上に疫病に掛かったことで体力も村に来たときより落ちています。
この状態では王に都への長旅をさせるわけにもいかず、一行は英祖の体調が戻るまでしばらく村に留まることにしたのです。
宮殿では英祖が倒れたと聞いた貞純王妃(チョンスン)王妃が、もしも英祖の病状が回復しなかった場合、代わりにサンが王位に就くのではと考え恐れていました。
王妃は、決してサンを生きて都に帰してなるものかとすぐさま重臣・チェ・ソクチュに「サンを生きて都に帰すな」と書かれた書状を送ります。
この王妃の企みはサンの側近となったホン・グギョンの察することとなり、グギョンは護衛官をサンの身代わりにし、その隙にサンを都に戻すことを考えました。
しかし部下を自分のために死なせる訳にいかないので、この考えに賛同するはずがなく、サンもこの提案には応じません。
第18話:握りつぶされた王命
英祖(ヨンジョ)は病状回復まで行幸先に留まっているため、サンを一足先に宮中へ戻しました。
サンが、英祖に代わって宮中を取り仕切ります。
サンの暗殺を企てていた貞純(チョンスン)王妃は、サンに反抗的な態度。
しかしサンは王妃に逆らい、自分の言葉は「王命と受け止めて従え!」と言い放ったのです。
怒りに打ち震える貞純王妃と、ファワンも同様に怒りを募らせます。
一方英祖の回復を待ち、行幸先で足止めを食らっているチェ・ソクチュとチョン・フギョムは、朝廷に牛耳られるわけにはいかないと医官を無理やり説得し英祖を都に戻します。
都に戻った英祖は我が命が長くは持たないことを悟り、サンに摂政を命じる宣旨を書かせました。
ところがこれを盗み聞きしていた貞純王妃が、それを取り上げてしまったのです。
一方サンに注意されていたにも関わらず、ホン・グギョンは英祖の逝去後のサンの即位の話し合いをして、この話がチョン・フギョムの耳に入ってしまいます。
グギョンは自らは元よりサンにも迷惑を掛けました。
ホン・グギョンは、チョン・フギョムの自分やサンに対する批判阻止のため、ある行動に出ます。
この行動が、英祖の病状をさらに悪化させることになるのです。
第19話:大いなる野心
サンに王位を継がせたくない貞純(チョンスン)王妃は、摂政を命じる宣旨を握りつぶしていました。
反世孫派の老論派も、英祖(ヨンジョ)の回復を切に願っているところです。
しかし一向に英祖の回復の兆しがない中、ファワンが英祖に薬を用意しました。
ところがその薬を服用した英祖の体調が悪化、容体が急変し、意識不明の状態に陥ります。
驚いたサンはすぐ投薬を中止させようとしますが、ファワンは薬の効果が出始めた兆候であるため、服用を続けさせると訴えました。
長い日数の末ついに薬が効いてきたようで、英祖の熱が下がり出したのです。
ファワンが探し出した薬のおかげで、英祖は一命を取り留めました。
貞純王妃の取り成しもあり、ファワンは宮殿に戻ることができたのです。
さらには、英祖も気を許したのかすっかりこれまでの親子関係に戻っています。
しかし、サンに摂政を命じる宣旨がなくなったことを知った英祖は激怒しました。
宣旨を握りつぶした貞純王妃は、まだその宣旨を隠し持っていたのです。
さっそく英祖の元へ訪れ、貞純王妃は涙ながらに言い訳を並べます。
英祖の気持ちに変わりはなく、宣旨の内容をそのままにサンの摂政を施行することを大臣たちの前で発表したのです。
第20話:夢をつなぐ墨絵
英祖(ヨンジョ)がサンに改めて摂政を命じ、サンに王としての心得を学ばせ始めます。
初めは戸惑っていたサンですが、王位を継ぐ決意をしたサンは初の政務報告会に挑みました。
長く宮廷に仕えている古狸ともいえる大臣たちを前に、サンは自らの政治理念を声も高々に発表・宣言します。
サンは兼ねてより政治改革をし、宮廷に蔓延っている誤った慣例を正すことを宣言しました。
これは老論派に対する宣戦布告でもあったのです。
まず第一段としてホン・グギョンを司憲府(サホンブ)の持平に任命し、役人の不正を取り締まる職務を与えます。
一方図画署(トファソ)では問題が起きていました。
王妃の懐妊を願う絵を屏風に描いたソンヨンをパク署長は高く評価していたため、ソンヨンに仏手柑(ブッシュカン)の絵を描かせていました。
本来は下働きの茶母(タモ)が筆を持つのは許されないことですが、才能のある者を延ばしてやりたいと願っていたパク署長は、サンにもそう提案しています。
サンは、画員競技会で5位以内に入賞すればソンヨンの実力を認める約束を取り付けました。
しかしこれを裏で糸を引く、チョン・フギョムの邪魔が入ることになります。