第31話
愛するジョンウォンを守るため、イヌクのもとに戻ることを選択したマリ。
その代わり、彼女はイヌクに今後は母親やジョンウォンに危害を与えないで欲しいと強くお願いします。
するとマリを取り戻せるなら、と彼はその条件を受け入れるのでした。
突然姿を消したマリのことを心配し、彼女の母親がいた施設を訪れたジョンウォン。
しかし、彼がやって来た時にはもうそこにマリの母親の姿はありませんでした。
のちに帰宅したジョンウォンは、マリからの置き手紙を読んで彼女がイヌクのもとへ行ったことを知ります。
自分のことを思って自らが犠牲になろうとする彼女の行動に、ジョンウォンは心を痛めていました。
その頃、マリはイヌクの運転する車で再び別荘へと連れていかれようとしていました。
するとその道中、電話がかかってきて車を止めたことで彼に一瞬の隙ができます。
そこで道路に身を投げたマリは、イヌクに死ぬ覚悟がいつでもできていることを彼に示すのでした。
一方、ジョンウォンと一緒に働いていた病院を辞めることにしたソンホでしたが…。
第32話
地方の病院へ転職する予定だったものの、それを取りやめざるを得なくなったソンホ。
それは、今いる病院にしばらく残らないのなら、5年前の事故でハギョンを置き去りにしたことをばらすと言ってイヌクに脅されたからでした。
一方、ジョンウォンはヘラに協力してもらいながらマリを助ける方法を模索していました。
彼らは、イヌクからの暴力を理由にマリと彼を離婚させようとしていたのです。
しかし、それには彼女が夫から暴力を受けていたという確固たる証拠が必要でした。
ジョンウォンたちが離婚弁護士に会い、相談していることを知ったイヌク。
そこで彼は、ジョンウォンの家を訪れてマリと仲直りし、仲良く暮らしていることを伝えます。
しかし、イヌクのそんな言葉を簡単に信じるほどジョンウォンは単純ではありません。
するとイヌクは、もし仮に自分たちを離婚させようとしても難しいだろうと自信ありげに話します。
なぜなら、ジョンウォンはマリを亡き妻の顔に変えてしまったという事実があるから…。
そんな彼が言うことを、弁護士や世間は聞き入れるはずがないとイヌクは思っていたのです。
第33話
ある雨の日、偶然にもバス停ジョンウォンと再会したマリ。
そこで彼からローズマリーと一冊の本を手渡されたものの、彼女は顔色一つ変えずにいるのが精一杯でした。
マリにそっけない態度をとられても、彼女を救い出したい気持ちは変わらないジョンウォン。
彼は、どうにかしてイヌクの気を彼女からそらすことができないかと考えていました。
するとヘラは、ギャラリーに不法侵入したことや脅迫してきたことで彼を訴えられるのではないかと提案するのでした。
その頃、マリはジョンウォンからもらった本をおもむろに開いていました。
するとそこには、自分のことを思ってジョンウォンが書いたであろうメモが…。
イヌクと生涯をともにすることに絶望していたマリは、彼の優しさに改めて心を動かされます。
一方、妻からマリが帰ってきたことを聞いたイルグクは激怒しながら彼女がいる部屋へと向かいます。
しかし、そこで彼は見たのは以前とは違う顔になってしまっているマリでした。
イルグクがマリのいる部屋に向かったと部下から連絡を受け、急いで家に戻ってきたイヌク。
彼は、ちょうど父から植木鉢を投げつけられようとしていたマリを発見してすぐさま彼女をかばうのでした。
第34話
自分も変わる努力をすると言い、マリにあるバッグを渡してきたイヌク。
それは、彼女が夫から逃亡する際に失くしてしまっていたものでした。
そんな中、連絡が取れないマリにメッセージを伝えるためにジョンウォンが選んだ方法はラジオ。
彼は以前マリがよく聴いていると言っていたラジオ放送に出演し、彼女を勇気づけるのでした。
イヌクが寝静まったのを確認し、こっそりと寝室から出て行くマリ。
彼女が向かったのは、彼から返してもらったバッグが置いてある部屋でした。
実は、このバッグの底の部分にイヌクが自分に暴力を振るう姿が収められたUSBを縫い付けてあったのです。
しかし、マリがそのUSBを取ろうとしているところにイヌクが姿を現します。
そのUSBの内容を知った彼は、彼女が家に戻って来たのはこのためだと気づき大激怒。
イヌクはまたもやマリに暴力を振るってしまうのでした。
マリに暴力を振るい終えると、我に返って彼女に泣いて謝るイヌク。
そんな彼の行動は、きっとこれからも変わらないだろうと彼女は感じていました。
その翌日、ヘラはとあるレストランでマリとイヌクが食事をしているところに遭遇。
すると彼女は、マリの腕にあざがあるのを発見し…。
第35話
ヘラから事情を聞き、イヌクが未だにマリに暴力を振るっていることを知ったジョンウォン。
すると彼は、何を思ったのか急に銃を取り出して一人でロシアンルーレットのようなゲームをし始めます。
マリを愛している、とつぶやいては銃をこめかみにあてて引き金を引く動作をひたすら続けるイヌク。
彼の落とした銃を拾い、今度はジョンウォンがその動作をしてみると、やはり弾は出ず…。
イヌクの狂気じみたマリへの愛に呆れるジョンウォン。
そこからマリを連れて行こうとした彼でしたが、彼女の母親が人質に取られていたためその願いは叶いませんでした。
そんな中、自分たちの仲を邪魔するジョンウォンを陥れたいイヌクは彼の病院の悪評を立てようと思いつきます。
そこで彼が利用したのは、弱みを握っているソンホでした。
一方、ゴンハグループはいよいよイヌクが社長の座を失うというところまできていました。
彼は、その計画を進めていた父・イルグクにだんだんと苛立ち始めていて…。
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