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ドラマ『さまよう刃』のネタバレあらすじを解説!原作の東野圭吾の小説は実話?

2024年7月11日

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ドラマ『さまよう刃』のネタバレあらすじを解説!原作の東野圭吾の小説は実話?

今回は東野圭吾原作のドラマ『さまよう刃』のネタバレ情報をお届けします。

ドラマ『さまよう刃』のネタバレを含む詳細なあらすじや、主演・竹野内豊や娘役・河合優実など豪華キャスト情報、そして衝撃のラストの展開まで徹底解説します。

このドラマは実話なのか、それとも完全なフィクションなのか?

気になる疑問にも迫ります。

ぜひ最後までご覧ください。

正義か復讐か、彷徨う一つの刃。
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ドラマ『さまよう刃』のあらすじ

ドラマ『さまよう刃』は、東野圭吾原作の衝撃的なサスペンス作品です。

物語は主人公の長峰(竹野内豊)が、一人娘の絵摩を残忍な事件で失うところから始まります。

警察の捜査で、すぐに犯人は17歳の少年たちだと判明します。

しかし、被害者遺族の長峰には詳しい情報が伝えられません。

進展が見えない状況に、長峰はいらだちを募らせていきます。

そんな中、長峰に匿名の電話がかかってきます。

その電話は、犯人たちの詳しい情報を告げるものでした。

これをきっかけに、長峰は警察の捜査とは別に、独自の行動を始めます。

復讐心に燃える長峰は法の境界線を越え、犯人の一人を殺害。

逃亡した主犯格の少年を執念深く追い続けます。

そんな中、彼は偶然、木島和佳子(石田ゆり子)という女性と知り合います。

そして、不幸な過去を持つ彼女もまた、この事件に巻き込まれていくのです。

物語は復讐と正義、少年法の是非、加害者・被害者家族の抱える問題など、現代社会の根深い問題に光を当てながら展開します。

そして、迎える衝撃的なクライマックス。

このドラマの最後の問いかけに、あなたはどう答えますか?

ぜひドラマをご覧になって、あなたの答えを見つけてみてください。

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ドラマ『さまよう刃』のネタバレを徹底解説!

ドラマ『さまよう刃』のネタバレを徹底解説!①

ここでは、話題のドラマ『さまよう刃』の全話ネタバレを徹底解説します。

愛する娘を失った父親(竹野内豊)の葛藤と復讐を描いたこの作品は、少年法のあり方、正義とは何か?を問う社会派ドラマでもあります。

まだ見ていない方にも内容が分かるように、各話のあらすじをネタバレありでご紹介していきます。

第1話

物語は、早くに妻を亡くした長峰重樹(竹野内豊)が、一人娘の絵摩(河合優実)と二人で暮らす平穏な日常から始まる。

長峰は男手一つで絵摩を育ててきた。

ある夜、絵摩は帰宅途中に、不良少年3人組に拉致される。

そして主犯格の男の家に連れ込まれた絵摩は、覚せい剤を多量に打たれたあげく、暴行。ショック死してしまう。

帰宅の遅い絵摩を心配した長峰は必死に娘を探すが、最悪の結果が彼を待っていた。

絵摩の無残な姿の遺体が、川で発見されたのだ。

警察の捜査により犯人たちはすぐに特定される。

しかし、彼らが未成年であることから、長峰には詳細な情報が伝えられない。

この状況に長峰は激しい怒りと無力感を感じる。

激しい怒りと深い悲しみに苛まれる長峰のもとに、ある匿名の電話がかかってくる。

その電話は犯人の名前と住所を告げた。

半信半疑な気持ちで、教えられた住所に向かう長峰。

荒んだアパートの1室で彼が発見したのは、娘の暴行の一部始終が記録されたDVDだった。

娘に加えられた壮絶な暴行を目にした長峰は理性を失い、激しい怒りに駆られる。

そして彼は偶然、部屋で鉢合わせた犯人の少年・敦也を惨殺。

長峰の復讐が始まった瞬間だった。

第2話

快児のアパートで敦也の惨殺死体が発見される。

警察の捜査により、2人が女性を拉致・暴行していた事実が判明し、DVDが押収される。

警察は中井誠の事情聴取を開始。

一方、快児は家出少女と長野に潜伏していた。

警察は押収したDVDから少年2人を絵摩殺害の犯人と断定。

長峰に連絡を取ろうとするが、彼は会社を無断欠勤し消息不明。

さらに、長峰の自宅から猟銃が持ち出されていることが判明。

警察は長峰の行方を追う一方、敦也殺害の容疑者として捜査を進める。

誠は父と共に警察に出頭し情報提供。

快児の母は息子の保護を願い出る。

長峰は快児を追って長野へ向かい、快児が潜伏しているペンションを探していた。

また、彼が警察に送った手紙がマスコミにリークされ、ラジオで放送される。

手紙には、娘を理不尽に惨殺された父・長峰の悲しみと怒りが切々と綴られていた。

長峰は率直に敦也殺害を認め、主犯格の快児への復讐の後、自首することを書き送っていた。

和佳子は息子の墓参りからの帰り道にこのラジオを聞く。

息子を亡くした過去を持つ彼女は長峰に共感。

折も折、長峰は和佳子と隆明が経営するペンションへたどり着く。

そこはかつて家族で訪れた思い出の場所だった。

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第3話

長峰は"吉川"という偽名を使い、隆明が娘・和佳子と経営するペンションに宿泊。

ここを拠点に、彼は主犯格の快児の潜伏先を探し始める。

一方、警察は長峰を敦也殺害の容疑者として全国に指名手配。

捜査は急ピッチで進められ、長峰の写真がニュースで公開される。

同時期、タクシー運転手の鮎村が警察を訪れる。

鮎村は自殺した娘が快児と敦也に暴行された可能性があると情報提供。

警察で娘の暴行が記録されたDVDを見せられた彼は我を忘れ、「犯人をぶっ殺す」と絶叫し、刑事たちに取り押さえられる。

良心の呵責に耐えられなくなった誠は絵摩の携帯を持って警察に出頭。

が、ちょうどそのとき、署内で暴れていた鮎村の姿を目撃。

あまりの怒りに怖じ気づき、絵摩の携帯を渡すことなくそのまま立ち去ってしまう。

一方、長野のペンションでは、和佳子がニュースで一般公開された長峰の写真を目にし、驚愕する。

「吉川」の正体を探るため、彼女は長峰の留守中に彼の部屋に忍び込み、持ち物を物色。

見つけた長峰のパソコンから絵摩の暴行が記録された動画を発見。

言葉を失う和佳子...。

ちょうどそのとき、長峰が帰ってくる。

第4話

ドラマ『さまよう刃』のネタバレを徹底解説!②

和佳子に正体を知られた長峰はペンションを立ち去ろうとする。

が...、和佳子は彼を自分がかつて住んでいた家(現在は空き家)に連れて行く。

長峰は「あなたに迷惑をかけたくない。気が変わったら通報してくれ」と前置きして、和佳子の申し出を受けることに。

そして、自分を匿ってくれる理由を和佳子に尋ねる。

彼女は一人息子を亡くした辛い過去を彼に告白する。

一方、快児は家出した優佳と長野のペンションに潜んでいた。

快児は優佳と行動を共にしながらも、些細な事で彼女に逆上。

激しい暴力をふるう。

また快児から電話がかかってきた誠は、警察で事情聴取。

今後、誠の電話は警察によって通話内容を記録されることになる。

父・泰造に罵倒された誠は、街をうろつく中で快児の隠れ家をふと思い出し、どこかへ電話をする。

警察は誠の通信記録から快児の居場所を長野と断定。

一斉捜査を開始する。

和佳子のペンションにも警察官が訪問。

和佳子の父・隆明が長峰に似た人物が宿泊していたことを告げる。

また長峰にも匿名の電話がかかり、快児の潜伏場所の詳細な情報が告げられる。

一方、週刊誌記者の小田切は鮎村から情報を聞き出し、個人情報が推察される煽り記事を書く...。

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第5話

警察の捜査を知った長峰は、空き家を去る決意をする。

一方、警察は快児が犯罪のアジトにしていた廃業中のペンションを発見。

織部と真野が現地へ向かう。

娘が自殺した鮎村は、週刊誌に煽り記事を書いたゆかりに激怒。

雑誌社に抗議に行くが、そこで誠の情報を入手。

誠を襲って快児の居場所を追及する。

一方、和佳子の父・隆明は娘が長峰をかくまっていることに気づき、自首を勧める。

和佳子は父に「長峰に謝罪をさせて、止めるつもりだった」と告げ、快児の居場所まで送るだけと約束する。

織部たちは快児の潜伏先に乗り込み、そこで優佳を確保。

織部は優佳が暴行事件の被害者の一人であることに気づく。

被害者の優佳は快児と行動を共にし、逃亡を手助けしていたのだ。

長峰と和佳子が潜伏先に到着するや否や、快児が急に現れる。

長峰は後を追い、快児に発砲するが逃してしまう。

和佳子は傷を負った長峰を介抱しながら、彼に幼い絵摩が描いた絵を見せる。

絵摩のために生きて、自首することを勧める和佳子。

彼女の必死の説得に応じ、自首を決意する長峰。

だがそんな彼に、快児の情報を告げる怪メールが届く。

それを目にした長峰は和佳子を振り切って、快児のもとへと急ぐのだった。

第6話(最終回)

誠は快児からの電話で、大金を要求される。

警察の指示の下、快児との待ち合わせ場所へ向かう誠。

怪メールを受け取った長峰も、同じ場所へと急ぐ。

刑事たちが見守る中、誠は快児と再会。

が、ちょうどそのとき、鮎村がナイフを持って突進する。

しかし、あわやというところで、鮎村が転倒。

ナイフを拾った快児に刺されてしまう。

一連の騒ぎで周囲はパニック。

快児は誠を人質にして逃げようとするが、そこに猟銃を持った長峰が現れる。

銃を構える長峰。

緊迫する現場。

そのとき、誠が囁く。

「お前なんか友達と思ったこと一度もない。お前なんか死ねばいい...」。

それを聞いた快児は静かに目を閉じる...。

そんな快児に銃を向ける長峰だが、そのとき、和佳子の声が聞こえる。

思わず和佳子に目をやる長峰。

動揺した様子で引き金に手をやるが、その瞬間、織部が発砲。

長峰は絶命する。

その後、快児は10-15年の不定期刑を受ける。

織部はお咎めなしとなった。

ある日、真野と織部は警察を辞めた久塚に会いに行く。

誠が情報を渡していたのは長峰ではなく、警察関係者、すなわち久塚だと確信してのことだった。

一方、空き家で長峰の形見を見つけた和佳子は物思いに沈むのだった。

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ドラマ『さまよう刃』のキャスト一覧!竹野内豊の娘役は誰?

ドラマ『さまよう刃』のキャスト一覧!竹野内豊の娘役は誰?

ドラマ『さまよう刃』は愛する一人娘を失った主人公・長峰(竹野内豊)を筆頭に、豪華かつ個性的なキャストが集結しています。

ここでは、ドラマ『さまよう刃』の主要キャストを紹介します。

それぞれの役柄や、俳優たちの魅力にも迫ってみましょう。

竹野内豊(長峰重樹)

高校生の娘長峰絵摩(河合優実)を無残に殺害された主人公・長峰重樹を演じるのは、実力派俳優の竹野内豊。

娘の敵を討つため、復讐の道を選ぶ父親を熱演します。

悲しみと怒りに支配された男の姿を繊細かつ力強く表現し、観る者の心を揺さぶります。

河合優実(長峰絵摩)

「竹野内豊の娘役は誰?」と注目を浴びているのは、長峰の娘・絵摩を演じる若手女優の注目株・河合優実。

16歳のあどけない少女の無邪気さと、悲劇の犠牲者としての怒りと慟哭を見事に表現。

アルバイトの帰り道に快児、敦也の二人組に拉致され、覚せい剤を打たれた後に性的暴行を受ける絵摩。

覚せい剤によるショックで死亡。

遺体は荒川に無残に投げ捨てられてしまいます。

石田ゆり子(木島和佳子)

父と長野でペンションを経営している和佳子を演じるのは、石田ゆり子。

自身も子を失った辛い経験を持つ女性。

長峰に共感しつつも、彼を正しい道へと導こうとする複雑な心境を、繊細な演技で表現します。

優しくも芯の強い女性です。

國村隼(久塚耕三警視)

捜査を指揮する久塚警視を演じるのは、ベテラン俳優の國村隼。

絵摩殺しの犯人・快児と敦也殺しの犯人・長峰を追跡。

冷静沈着なベテラン刑事としての顔の裏には別の顔が...。

重厚な演技で物語に緊張感とリアリティをもたらします。

三浦貴大(織部孝史巡査部長)

若手刑事・織部を演じるのは、三浦貴大。

一人娘を持つ同じ父親として長峰に共感しつつも、職務との狭間で揺れ動く姿を熱演。

刑事としての職務と人間の持つ葛藤を巧みに表現しています。

古舘寛治(真野警部補)

ベテラン俳優の古舘寛治が演じる真野警部補。

昔ながらの刑事としての矜持を持ちつつ、人間というものを辛辣にとらえています。

独特の存在感で真野の複雑な心情を表現。

衝撃のラストで、國村演じる久塚と朴訥と語る臨場感は、名優・國村隼と古舘寛治あっての名シーンです。

市川理矩(菅野快児)

絵摩殺害の主犯格の少年・菅野快児を演じるのは、新進気鋭の俳優・市川理矩。

友人・敦也と日常的に女性たちを拉致・暴行する札付きの不良少年。

残虐な犯罪者でありながら、17歳という若さゆえの未熟さと幼さを併せ持つ複雑な役柄を、繊細かつ赤裸々に演じています。

特に誠との最後の対面シーンは印象に残る名場面です。

井上瑞稀(中井誠)

快児や敦也の金づるとして利用されている不登校の高校生・中井誠を演じるのは、ジャニーズ事務所(SMILE-UP.)所属だった井上瑞稀。

医師の父親からの抑圧に苦しんでいる臆病な少年役です。

罪の意識と恐怖の間で揺れ動く繊細な少年の心理を、見事に体現しています。

名村辰(伴崎敦也)

犯人の一人・伴崎敦也を演じるのは、名村辰。

罪の意識なく犯行を楽しむ17歳の少年を演じ、観る者に戦慄を与えます。

短い出演ながら、強烈なインパクトを残しました。

話題の朝のNHK連続テレビ小説「虎に翼」にも出演。

堀部圭亮(中井泰造)

誠の父・中井泰造を演じるのは堀部圭亮。

医者という社会的地位と、問題を抱える不登校の息子への複雑な思いを表現しています。

MEGUMI(菅野未知)

菅野快児の母・未知を演じるのは、今、話題のMEGUMI。

息子の犯罪を認めようとせず、多額の現金を渡すことで愛情を表現しようとする放任主義の母親。

親の愛情の歪みとそのいびつな関係が子どもに与える影響を鋭く描き出します。

瀧内公美(小田切ゆかり)

週刊誌記者・小田切ゆかりを演じるのは、実力派女優の瀧内公美。

当事者に寄り添う気持ちは全くなく、売上至上主義の商業ジャーナリスト。

鮎村の娘の自殺をセンセーショナルに書き立てました。

本田博太郎(木島隆明)

和佳子の父・木島隆明を演じるのは、ベテラン俳優の本田博太郎。

娘の行動に気づきながらも、どう対応すべきか苦悩する父親の姿を、独特の語り口調と演技で表現しています。

木﨑ゆりあ(村越優佳)

17歳の家出少女の高校生・村越優佳を演じるのは、若手女優の木﨑ゆりあ。

女性アイドルグループ・AKB48およびSKE48の出身。

性的被害を受けながら、家出して快児と行動をともにする少女の複雑な心情を見事に演じています。

快児に激しい暴行を受け腫れ上がった顔と、自暴自棄の屈折した想いから絶叫するシーンは迫真の演技でした。

松浦祐也(鮎村武雄)

タクシー運転手・鮎村武雄を演じるのは、松浦祐也。

長峰と同じく、娘を失った父親としての悲しみと怒りを表現。

ただ、長峰のような冷静さと用意周到さがないために、ラストの悲劇を生むきっかけとなってしまいます。

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東野圭吾の小説『さまよう刃』は実話なのか?

「東野圭吾の小説『さまよう刃』は実話なのか?」

多くの読者がこんな疑問を抱くほど、リアルな臨場感にあふれる作品、『さまよう刃』。

結論から言えば、この作品は完全なフィクションです。

しかし、東野圭吾特有のリアリティある緻密な脚本と描写により、まるで実話のような臨場感を読者に与えています。

彼は徹底的な取材と深い洞察をベースに、現実味あふれるストーリーを創作する人気作家です。

『さまよう刃』では、被害者家族の絶望と葛藤、加害者関係者たちの戸惑いと否認、担当刑事たちの迷い、売上第一のマスコミ関係者など、それぞれの立場の心情を巧みに描き、読者を東野ワールドへと引き込みます。

また、作品の中心テーマ「少年犯罪」は、今まさに、メディアやSNSで頻繁に議論されている社会問題の一つ。

子どもたちが抱える「いじめ」も私たちが身近に見聞きしている悲しい現実です。

『さまよう刃』は、フィクションでありながら現実との境界線を巧みにぼかし、「もし自分だったら…」と、気づけば物語の世界に引き込まれていきます。

まさに、東野マジックの真骨頂とも言えるフィクション作品です。

ドラマ『さまよう刃』の見どころ

ドラマ『さまよう刃』の見どころは、結末の大どんでん返しです。

当初、誠が長峰に情報をリークしていると思われましたが、実際は全く異なるラストを迎えます。

この予想外の結末は長峰の復讐とその死に、より深い意味を与えています。

また、脇役一人一人にも丁寧な描写が施されている点もこのドラマの魅力でしょう。

例えば、被害者でありながら加害者の快児に好意を抱いているかのように振る舞う優佳は、暴行事件の被害者が抱える複雑な葛藤を見事に表現。

殺人犯・快児の内面を覗かせるシーンも印象的です。

一人遊びをする少年に一万円を手渡す場面は、彼なりの愛情表現でしょう。

お金さえ渡しておけば、という放任主義の母親。

快児はそんな母親を全否定しますが、快児の言動は彼女に強い影響を受けています。

これらの描写は、単純な善悪二元論では語れない人間の愛憎を見事に描いています。

原作者の東野圭吾が伝えたかったのは、まさに「さまよう刃」なのではないでしょうか。

時に他人や自分に鋭い刃を向けてしまう私たち。

そこに絶対的な正論や正義はあるのか?人間の価値基準は立場や環境で異なるのではないか?

この作品は、答えのない問いを鋭く投げかけています。

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ドラマ『さまよう刃』の評価は?

『さまよう刃』は、練りに練られた脚本と卓越した演技力で、ぐいぐい引き込まれる作品です。

まず、特筆すべきは脇役陣の演技力。

中でも國村隼演じる久塚の存在感は圧巻。

達観したような深みのある声と表情で、この波乱万丈なドラマを実話のように感じさせる立役者です。

また、3人の刑事が物語に幅を持たせています。

若く娘思いの織部、残虐な事件に関わり「愛」に懐疑的になる真野、被害者家族に同情し逸脱した行動をとる久塚。

それぞれの立ち位置の違いが、視聴者に人間の感情の移ろいやすさを実感させます。

少年犯罪をテーマに、人間の野蛮さや浅はかさが赤裸々に描かれたこのドラマ。

快児、敦也、誠、快児の母など、人間の負の側面を赤裸々に演じる俳優陣の演技も見どころです。

そして、最後は主演の竹野内豊と石田ゆり子の息の合った演技。

自然体で長峰と和佳子のイメージそのものを体現しています。

もし長峰が生きていたら...と、ついその「先」を想像してしまう素敵なお二人でした。

『さまよう刃』は、少年犯罪の被害者家族を通して、人間の善と悪、闇と許しの本質に正面から向き合った骨太の作品だと思います。

ドラマ『さまよう刃』の感想や口コミ

ここでは竹野内豊主演のドラマ『さまよう刃』のSNS上での感想や口コミを紹介します。

このドラマは、愛娘を失った父親の復讐劇を描いた作品で、衝撃的なラストが視聴者に衝撃を与えています。

ネット上ではそのほかにも様々な意見が飛び交っており、作品の深さや俳優陣の演技力に注目が集まっています。

それでは、具体的にどんな声があがっているのか、見ていきましょう。

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ドラマ『さまよう刃』と原作の違いを解説

東野圭吾原作『さまよう刃』には本ドラマ(2021年版)と映画化された2009年版があります。

原作が同じなのでストーリーは同じですが、以下の点で違いがあります。

物語の長さと詳細さ

まず、圧倒的な違いはその放映時間の長さ。

映画版は112分。

ドラマ版は全6話となっています。

映画版は時間的制約があり、長峰の復讐劇を集中的に描いているのに対して、ドラマ版は全6話で脇役たちの心情まで細やかに描いています。

特に和佳子の存在感が増し、長峰に大きな影響を与えています。

主演の違い

次に、主演の違いです。

ドラマ版の主人公を熱演しているのは竹野内豊。

実は彼は、映画版で刑事・織部の役を演じています。

刑事役だった竹野内豊が、ドラマ版では悲劇の主人公・長峰を演じていることに複雑な心境を抱いている視聴者もいるようです。

が...、大半は好意的に受け止められているようです。

竹野内豊の迫真の演技が主人公・長峰のイメージにぴったりだったからでしょう。

現代的要素の有無

映画版は2009年製作ということもあり、少々、古さを感じてしまいます。

そこで、ビデオテープはDVDに置き換えられ、SNSやメディアの影響がクローズアップされています。

まとめ

東野圭吾原作のドラマ『さまよう刃』は、愛する娘を失った父親の復讐劇を描いた衝撃作です。

竹野内豊演じる主人公・長峰が、娘の殺害犯を追う姿を通じて、少年法の是非や正義の在り方を問いかけます。

キャストには石田ゆり子、國村隼、娘役の河合優実など豪華キャストが名を連ねています。

このドラマは実話ではありませんが、東野圭吾特有のリアリティある描写で、現実味のある展開に引き込まれます。

ドラマのあらすじは、緻密で丁寧かつ衝撃的。

ラストの結末には東野圭吾らしい予想外の展開が待ち受けています。

ネタバレを含む詳細な内容や、映画版との違い、SNSでの評価など、ぜひドラマの視聴前・後でお楽しみください。

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