第21話:闇の資金
医官が怪しすぎると睨んでいたトンイは、独自に捜査を決意します。
仁顕王妃は禧嬪を呼び、今回の件について「王子のためか、それとも王妃の座が欲しいのか」と聞きました。
禧嬪は「王妃様がなさったことを見逃せと?私も無実の者の苦しみには深い憤りを感じます。
しかし事の発端が私だと言えますか?これを解決できるのは王妃様だけです」と答えます。
仁顕王妃は、禧嬪に対し怒りより哀れみの念が強くなっていきました。
調べ廻るトンイを心配していたチョンスは、トンイに「害が及ぶことになるからその前に都を離れろ」と忠告します。
しかしトンイは「私だけが知る事件の事実があるから、それを隠したまま逃げられない」と。
仁顕王妃の親戚が発行した1万両の手形が換金できるイム商団について、商売が傾いているため大金を換金できないことを突き止めました。
夜を待ってイム商団に張り込み、危険だからとトンイを待たせチョンスが一人で手形を書いた人物を尾行するも護衛のゴロツキに囲まれてしまい、斬りあいになります。
同じ人物を追っていたソ・ヨンギが先回りしていたのです。
チョンスの戻りが遅いと心配していたトンイにも、ゴロツキが囲まれてしまいます。
第22話:迫る魔の手
王室の財産を扱う部署である内需司(ネスサ)を監察するというトンイ。
しかし、禧嬪ら監察府(カンチャルブ)がトンイに加勢して、内需司に調査を迫っていました。
ところがそれを王である粛宗が監察府を引き下がらせたのです。
これに納得がいかなかったトンイ。
チャ・チョンスがチャン・ヒジェを尾行し、内需司の典需(チョンス)が密会しているのを目撃しています。
ごく小規模ではありましたが、横領されたことが分かっています。
しかし仁顕王妃の廃位直前にして、莫大な資金がどこかに流れたのです。
外部からの状況で証明するために、内需司の書庫を探すべきだと考えていました。
ところが王粛宗の王命が、これを阻んでいます。
納得いかなかったトンイを、粛宗が宮殿の外に密かに呼び出しました。
そこで「内需司の件は、今回の問題が解決したら監察府に送るから心配するな」
それを聞いて安堵するトンイ。
内需司の怪しい事実を黙認してきたのは、禧嬪でした。
その証拠を抑えようとトンイは書庫に潜り込むことを決意します。
第23話:届かぬ願い
内需司の書庫に潜り込んだトンイですが、急に外が騒がしくなります。
内需司から火の手が上がり、内官(ネグァン)たちが集まってきていたのです。
急いで逃げだすトンイを内官たちが目撃され、刺客に追跡されるトンイ。
どうにか内需司から逃げれたトンイですが、刺客の手裏剣がトンイの胸に命中してしまいます。
胸に傷を負ったトンイは、粛宗に証拠を届けようと向かう途中、粛宗の行列を目撃しました。
「王様、私はここです」と消え入りそうな声でいうと、トンイは意識を失ってしまいます。
都に戻った粛宗は、トンイがソ・ヨンギと共に禧嬪が仁顕王妃を陥れ、その証拠を探っていたが見付からずトンイは内需司に火をつけ逃げたと聞かされる粛宗。
しかし粛宗の知っているトンイとは到底違いすぎることに困惑します。
ソ・ヨンギから禧嬪を大切に想う粛宗に、禧嬪の悪行を言えなかったはずだと聞かされました。
粛宗は禧嬪にも事情を聞きます。
しかし、理由もなく禧嬪を陥れるようなことをするトンイではないと思っている粛宗は黙っていました。
禧嬪は「2日後の王妃冊封式ですべてを覆してください。私が信じられないなら、それは私が至らなかったせいですので、恨んだりしません」
第24話:遠く離れて
一夜明けて、ソ・ヨンギを更迭した粛宗。
涙ながらに「お供します」といったナム副官とファン武官を断り、「必ずトンイを連れて戻ってくるから、それまで左捕庁(チャボチョン)を守ってくれ」と言い残します。
そして、王妃の冊封式が予定通り行われ禧嬪が王妃になりました。
粛宗の命を受けたソ・ヨンギは、チャ・チョンスと共にトンイを探していましたが、手がかりが掴めません。
トンイは、商会の主であるピョンに助けられ一命を取り留めていました。
そのピョンの屋敷で流刑となっていたシム・ウンテクを受け入れることになります。
自分を助けてくれたピョンには感謝していたトンイですが、ピョンの屋敷で働くトンイを逃がすまいと、トンイに頼まれていた書状をすべて隠してあったのです。
一刻も早くここから抜け出すことを考えるトンイ。
一方、トンイの行方を探していたチャ・チョンスとソ・ヨンギは、とうとうトンイの居場所を突き止めることができました。
都城から来る大物の宴の準備でバタバタしていたピョンの屋敷は、その隙に逃げ出そうとします。
逃げる途中、通りの向こうから籠が進んできました。
なんと、その籠にはチャン・ヒジェが乗っていたのです。
第25話:思わぬ味方
トンイの居場所を突き止めたチャ・チョンスとソ・ヨンギは、トンイがいた場所へとひた走っていました。
禧嬪の母、オ・ユンは部下からとんでもない情報を聞き驚愕しています。
王によって罷免されていたはずのソ・ヨンギが、その王粛宗の命によって人を探して全国を渡り歩いているという情報でした。
すぐさま娘で王妃となった禧嬪に伝えます。
その探している人は、トンイに違いないと。
「王妃様、これは王様に他意がある証拠でしょう。もしかするとその女を探して、廃妃の再調査をするのかも」
禧嬪は王に謁見を求めますが、講義中であったためしばらく待つことになります。
そのとき、ふと見慣れない包みが大事そうに置かれていました。
それは粛宗が、トンイのために買った靴です。
禧嬪は粛宗の心がすでに自分にないことに気づかされます。
禧嬪は粛宗に会うことなく、交泰殿(キョテジョン)に帰っていくのでした。
そのころ、トンイの生存を確認したチャン・ヒジェが刺客を差し向けます。
ヒジェの行動を告発するつもりで旅立とうとしていたトンイは、自分を助けた商会の主ピョンに鉢合わせしてしまうのです。
ヒジェの告発を説得しますが、ピョンは納得しません。
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