第26話:都を目指して…
チャン・ヒジェに協力すると大罪を犯そうとしている片棒を担ぐことになるので、トンイはヒジェへの協力を阻止しようとしますが、ピョンは理解を示さない中、チャン・ヒジェが現れ、トンイを捕まえて行ってしまいました。
チャン・ヒジェはトンイに「清国との取り引きを、他に誰が知っているのか?」
トンイはどんな拷問を受けようと、決して口を割りません。
今にもトンイを切り殺そうとしていたそのとき、シム・ウンテクが現れました。
ウンテクはトンイと「謄録類抄」を交換しようというが、ヒジェは信用しません。
トンイとウンテクはそのままヒジェに監禁されます。
のちにトンイと共に船で都城に行こうとしていましたが、ウンテクは「私は流刑の身だ。勝手に離れられん。これは贈り物だ。俺とお前の身分を救うことになるかもしれぬ」
そういって差し出したのは、ヒジェに渡したと思っていた「謄録類抄」でした。
これが本物で、ヒジェに渡したのは平壌(ピョンヤン)の巡回日誌で表紙だけすり替えた」といいます。
これを使ってヒジェの陰謀を暴き、私をここから出してくれ」
トンイは「お任せを!」と大きくうなずきました。
第27話:狙われた新王妃
ようやく都城が見えて辿り着きます。
しかしチャン・ヒジェの命令により、検問が強化されていました。
都城に入る若い女性は、厳しく検問を受けており都城に入れないトンイ。
チャ・チョンスとソ・ヨンギも厳しい監視の中を潜り抜けて、都城に戻り粛宗に会います。
「トンイを直に探せるのが羨ましい。チャン軍官、王命でなく余からの頼みだ。トンイを無事に連れ帰ってくれ」
一方、トンイの生存を知った禧嬪やオ・ユンとオ・テソクは、トンイが生きて宮廷に戻ったら王妃様も我々も終わりだと考え、何としてもトンイを捕らえる手筈を踏んでいました。
トンイは水汲みに扮していれば宮廷に入れると考え、洗踏房(セタッパン)の水汲みとして働き名を「エジョン」と名乗ります。
トンイが東の庭に水を汲みに行った場所に、粛宗もまたトンイと語り合った場所を散歩しています。
その時、何やら騒ぎの声を聞きそちらに目を向けました。
そこでは門番が下働きをりつけています。
「何をしていたのだ!答えぬか!」
「すみません、私はただ」
「だめだ!この女を捕らえろ!」
第28話:涙の再開
道を間違って大殿(テジョン)に迷い込んだとされたトンイですが、「些細なことなら帰してやれ」と難を逃れました。
実は遠くに粛宗の姿を見て、欲を出しぐんぐん進んで行ってしまったのです。
さらに水汲みの分際で、王様に伝言があるということで危うく義禁府(ウイグンブ)に就き出される寸前でした。
しかし使いの内官(ヘグァン)はトンイの顔を知らず、開放しろと命じただけで去っていきます。
トンイによく似た水汲みの女を見たとの報告があり、捜査されることに。
王との接触を試みようとしているトンイの動きを知った禧嬪は、恐怖すら覚え必ずその女を連れて来いと物凄い形相でまくしたてました。
追い詰められ逃げ場を失うトンイは、間一髪のところで宮殿から外に出ることができました。
けれど行く当てがないトンイは、泣きながら奚琴(ヘグム)を奏でています。
その美しい音色に惹かれるように歩いてきた一人の男の気配に気づくトンイ。
顔を上げるとそこには会いたくて仕方がなかった粛宗の姿がありました。
第29話:見えてきた真実
涙の再開を果たしたトンイと粛宗は、力強く抱き合います。
トンイの無事を聞いたソ・ヨンギとチャ・チョンス。
チョンスはすぐトンイの元に行き、無事に再開できたことを涙で分かち抱き合いました。
しかしヨンギは、王の執務室に留まります。
ヨンギは、トンイが無事ならそれで十分であり、2人の再開の場は自分は外すべきだと考えていました。
トンイの体を心配して御医(オイ)を呼んでいた粛宗でしたが、「自分ごときが御医になど」と断ります。
しかし粛宗は「私ごときとは、本当に分からぬと?余にとってそなたは余の身体と同様なのだ。…だから、御医を世話するべきだろう。もう二度と…余の前からいなくなったりするな!余のことを思うならだ」
2人の言い合いを聞いていたチョンスは、この時初めて王粛宗のトンイに対する気持ちに気付いたのでした。
ところが粛宗の心配が当たっていたかのように、トンイの身体はかなり衰弱していたのです。
ハン内官から「トンイが危篤です」との一方を受け、粛宗はすぐトンイの元に駆け付けます。
衰弱しすぎて強い薬が使えないとのことで、粛宗は王のための紅参を使うように言います。
第30話:王の決意
粛宗の紅参のおかげで熱が下がり、意識を取り戻したトンイ。
多罪を犯したチャン・ヒジェが投獄されます。
そのことを知った禧嬪が、粛宗に「兄は無実である、兄を釈放してほしい」と。
ただ一言「オクチョン!まだ遅くない。そなたが真実を話すなら罪を許すことはできないが、余の心は許す」
しかし、禧嬪は「私は詫びることなどしていません。私が申しあげられるのはそれだけです」
禧嬪にはもうどんなに詫びても、粛宗の心が自分に戻らないことを知っていました。
廃妃ミン氏から「王様の心にはそなたがいる。素直に王様の気持ちを受け入れるのだ」と言われたトンイ。
茫然とした面持ちで仮屋敷に戻ったトンイの前に、仁王立ちで待っている粛宗の姿がありました。
粛宗はトンイを思い出の酒場に連れて行きます。
無事に戻ったトンイとどうしても行きたかった場所でした。
トンイはもう一度監察府に戻って仕事がしたいと言います。
粛宗は、自分が言い出そうと思っていたことが言えなくなった代わりにこう言いました。
「いいだろう。では余もそなたのためにできることをする。そなたのため、そなたを守るために余ができることだ」
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