第1~2話
名家に生まれたトジュンと貧しい馬医の息子・ミョンファン、そして医女のインジュ。
やがて3人は、身分の違いを超えて強い絆で結ばれます。
ところが数年後、世子暗殺事件の真相を暴こうとしたトジュンが処刑されてしまいます。
さらに、その後彼の妻が産んだ子どもにも過酷な運命が課されたのです。
生まれたのが男児なら殺し、女児なら使用人にはなるものの処刑は免れると…。
悲しいことに、実際に生まれたトジュンの子どもは男児。
そこでその危機をトジュンに恩のあるペク・ソックという人物が救います。
彼は自分の娘・チニョンとトジュンの息子を入れ替えて男児の命を救ったのです。
そしてソックはその子にクァンヒョンと名付け、大切に育てていくのでした。
それから12年後、彼ら親子は都から離れた小さな島でひっそり暮らしていました。
ある日、彼は島を出ようと試みている矢先に同じ年頃のヨンダルと出会います。
そしてひょんなことから行動を共にしていた彼らが目にしたのは…人が殺められる瞬間。
しかもそこに、今や王も信頼を置く医官となっていたミョンファンも関わっていました。
なんと彼は、12年前にも同じ方法でトジュンを陥れた張本人だったのです。
第3~4話
ミョンファンたちの行いを物陰から見ていたクァンヒョンとヨンダル。
しかし、その恐ろしさにヨンダルが悲鳴を上げてしまい、見ていたことがばれてしまいます。
何とか追っ手から逃げきったクァンヒョンは、その途中である事実を発見することに。
なんとヨンダルは男の子ではなく女の子だったのです。
その後、捕盗庁(ポドチョン)へ向かい、自分の見た事件を懸命に伝えるクァンヒョン。
ところが全く取り合ってくれず、やがてそのうちにソックの命が狙われることになります。
自分がのし上がるためには、全てを知っているソックが邪魔になると判断したミョンファン。
彼のせいで追われる身となり、矢で射られたソックは亡くなってしまうのでした。
その後、途方に暮れて崖から落ちたクァンヒョンと兵に捕らえられたヨンダルは生き別れに。
ヨンダルは、トジュンの娘・チニョンとして生きていくことになりました。
しかも、クァンヒョンは亡くなってしまったということまで知らされて…。
一方、瀕死の状態になりながらも生き延び、牧場で奴婢として暮らしていたクァンヒョン。
2人は牧場で行われた馬市がある日に、目標とすべきものを見つけることになるのでした。
第5~6話
クァンヒョンが手綱を握っていた馬が暴れたことで怪我を負ったチニョンの兄・ソンハ。
ソンハはミョンファンの息子なので、この事態に彼が黙っているはずはありません。
その結果、クァンヒョンの馬はミョンファンの家臣によって斬りつけられてしまいました。
瀕死の状態になった馬を謎めいた医師のもとへ連れていき、治療を懇願するクァンヒョン。
サアムと名乗るその人物が自分の馬を治療する姿に、彼はすっかり魅了されたのでした。
そして一方のチニョンは、ソンハの応急手当をした医女・インジュに魅了されていました。
怪我を負ったソンハも一命を取りとめたのですが、それはインジュの応急手当のおかげ。
馬市での一連の出来事に居合わせていた彼女の手際の良さが、ソンハを救ったのです。
2人はそれぞれ、クァンヒョンは馬医、チニョンは医女を目指す決意を固めるのでした。
それから8年後、彼らはひょんなことから再会することになります。
ところが、クァンヒョンとチニョンはまだお互いの存在に気付くことはありません…。
そんなある日、クァンヒョンの目の前に新たな難題が。
牧場の馬医・ギベが清に献上する馬を肺の病気にした罪で捕らえられてしまったのです。
第7~8話
献上予定の馬の病気を治すので三日待ってほしいとお願いしたクァンヒョン。
彼はこれまでの経験を活かし、根拠を持って鍼と薬草で馬の治療に挑みます。
それは病に侵されている馬やギベ、そして自分の命もかけた失敗のできない挑戦でした。
クァンヒョンの成功を阻止したい者たちによる邪魔もはねのけ、彼は治療に成功!
一時は馬が泡をふくなど危機的な状況に陥りましたが、さすがはクァンヒョンです。
その後、彼には動物を扱う司僕寺で見習いの馬医として働くよう王命が下るのでした。
一方でチニョンは、医女になるため恵民署(ヘーミンソ)で行われる医女選抜試験会場へ。
見事に実力を証明して試験に合格した彼女は、晴れて医女となりました。
その後、司僕寺での勤務になったチニョンはクァンヒョンと再び出会うのでした。
そんなある日のこと、都の近くで牛の疫病が発生してしまいます。
その事態の真相を調べるため、一緒に行動することになったクァンヒョンとチニョン。
2人はやがて、恐ろしい疫病が人にも伝染し始めていることに気付くことになります。
第9~10話
人間にも猛威を振るい始めたその病は、はじめは牛の天然痘が人に伝染したものだと判断。
ところが、その進行の早さから他の病気なのではないかとクァンヒョンは思い始めます。
それは都の派遣でやってきた恵民署の長・ジュマンも同じ考えでした。
そしてとうとうチニョンが担当していた患者も命を落としてしまうことに…。
彼女は人の命を救うために医女になったのに、救えなかったと悔しさを隠せません。
チニョンを見て、何としても病の原因を突き止めたいと考えたクァンヒョン。
そんな中、ついに彼女までもがその病にかかってしまうのでした。
やがてクァンヒョンはその病の原因は飲み水にあることを突き止め、チニョンは無事回復!
疫病も終息し、困難を共に乗り越えた2人の絆はさらに深まっていきました。
その後、ジュマンは王である顕宗から首医(スイ)になることを勧められます。
ミョンファンもその候補に挙がってはいたのですが、結局ジュマンが首医となりました。
一方のクァンヒョンはというと、スッキ王女から頼まれた病気の犬を診ていました。
ある一件以来彼に好意を持っていた王女は、うまく彼と2人きりになり頬にキスをします。
運命を超えた治療、馬医の奇跡。
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