第36話
イヌクとソンホの策略により病院での医療ミスが発覚し、対応に追われるジョンウォン。
彼がそのような状況になってしまったのはイヌクのせいだと、マリは気付いていました。
そんなある日、イヌクに許可をもらった彼女はギャラリーに絵を飾ってもらえることに…。
一方、息子を降ろして外部から社長を雇おうとしていたイルグクのもとにイヌクがやって来ます。
彼は、自分に一言の相談もなく勝手に話を進めたことに憤りを感じていました。
しかし、父から妻一人も思うようできない男に会社は任せられないと言われてしまいます。
するとイヌクは、もしそんなことをすれば会社の不正をすべてばらす、と逆に父を脅します。
彼は、マリだけでは飽き足らず、父親をも裏切ってゴンハグループも自分のものにしようと目論んでいたのです。
マリの友人・ウソンを通じ、彼女が描いた絵を受け取ったジョンウォン。
この絵に何か意味があるはずだと見ていた彼は、花びらが描かれている部分にSDカードが隠されていたのを発見します。
その中には、マリがイヌクが暴力を受けている映像が入っていました。
第37話
マリから受け取ったSDカードの内容を使い、イヌクに選択を迫るジョンウォン。
マリと彼女を母親を解放するか、それともこの映像を世間にさらすのか…。
究極の選択を迫られた彼は、ついに彼女たちを逃がすことを了承します。
自分のもとから去ろうとするマリに、どうかそばにいてほしいと懇願するイヌク。
しかし、彼のそばにいれば自分の命が持たないと分かっていた彼女は悲しむ夫を残してその場を離れるのでした。
去っていくマリたちの背中を、切なそうにイヌクは見つめていました。
そしてその瞳には、彼女たちを迎えに来たジョンウォンの姿も映っていて…。
やがてなす術がなくなったイヌクは、失意の中でマリとの離婚手続きを進めることに。
しかし、離婚届を準備した彼は最後まで彼女に執着しようとしていました。
離婚届を出す際は、マリと二人きりにしてほしいとジョンウォンに頼んだのです。
そのことを聞いて嫌な予感がしたジョンウォンでしたが、けじめをつけたいというマリの決意を聞いてしぶしぶ彼の頼みを聞き入れるのでした。
第38話
イヌクから指定されたレストランに一人で行き、彼と最後の食事をするマリ。
しかし、早く裁判所に行って離婚届を出したい彼女をよそに彼は一向に席を立とうとしません。
そんなマリにもう一度やり直したいと懇願するイヌクでしたが、彼女にはもう彼への気持ちが少しも残っていませんでした。
自分に冷たく接するマリの姿を見て、最後に思い出の場所に行きたいと言い始めたイヌク。
彼が車で向かったのは、人気がまったくない場所でした。
イヌクの運転する車に乗っているだけでも恐ろしいのに、誰もいない野原に連れて来られたマリの不安は大きくなるばかりでした。
するとその場でイヌクに銃を向けられたマリは、迫りくる死に恐怖を感じ始めます。
しかし、彼が打ったのは彼女ではなく自分自身でした。
イヌクは、自分が顔だけを理由にマリを愛しているわけではないと証明するため、自らの手で自身の目を撃ったのです。
第39話
自分の目を撃つという行動で、マリに顔ではなく心を愛していると彼女に伝えたかったイヌク。
そんな彼が血を流す様子を見た彼女は、救急車を呼ぶとそのまま自身も気を失ってしまうのでした。
一方、マリを心配したジョンウォンはGPSで彼女の居場所を把握し、その場を訪れます。
しかし、二人はすでに救急車で運ばれてしまったあとでした。
病院で意識を取り戻したマリは、怪我を負った状態であるにもかかわらず自分を探して歩き回るイヌクの姿を見て恐怖を覚えます。
すると、彼から逃げるようにこっそり病院を抜け出していた彼女はジョンウォンに遭遇し…。
ジョンウォンの病院で療養するうち、次第に容体が落ち着いてきたマリ。
そんな彼女を彼が抱きしめる姿を見たヘラは、何も言えずにその場をさるのでした。
一方、救急車で一緒に運ばれたはずの妻が病院からいなくなったと知ったイヌクは錯乱状態に陥っていました。
マリがジョンウォンの病院にいると思い込んだ彼は、彼の病院へと足を向かわせます。
その後、ジョンウォンの病院から出てきたヘラをちょうど見かけたイヌクは彼女にマリの居場所を問い詰めます。
すると彼女が答える間もないまま、彼は病院の中へ駆け込み…。
第40話
イヌクを病院の屋上に連れていき、決着をつけようとしたジョンウォン。
そんな彼を挑発するように、自分を殺せばいいとイヌクは言い出します。
これまでのことを思い返し、彼を本当に殺してしまおうかとジョンウォンは葛藤しますが…。
するとそこにマリや警察たちが現れたことで、最悪の事態は免れることに。
イヌクはその場で逮捕され、警察に連れていかれるのでした。
事情聴取を終えたイヌクは、記者たちの囲み取材に対して妻への暴力を認めて謝罪。
そしてその時、彼はゴンハグループの裏金問題などの不正ついても暴露し、父・イルグクに復讐をするのでした。
会社は捨ててもマリのことだけは最後まで諦められず、再び彼女を人質に取ったイヌク。
彼は、母が自殺するときに使用していた銃で彼女と無理心中を図るつもりでした。
しかし、抵抗するマリともみ合いになっているうちに銃弾がイヌクの肩に当たり、彼はプールへと落ちてしまいます。
ちょうどそこに駆けつけたジョンウォンに、まだ息の合ったイヌクは銃を向けていました。
すると、彼をかばってマリが撃たれ、そのことに絶望したイヌクは自殺してしまいます。
その後、マリはジョンウォンの決死の手術で一命を取りとめるのでした。
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