第1話:二人目の女
舞台は成宗13年(1482年)の朝鮮王朝時代。王は、成宗(ソンジョン)王。
チャングムの父・チョンスは王命に従い、成宗王の元妃ユンの毒殺現場に立ち合いました。
王命に従ったまでとはいえ罪の意識に苛まれたチョンスは、成宗王と元妃ユンの王子・燕山君(ヨンサングン)が王に即位した2年後、武官の職を辞します。
チャングムの母・ミョンイは宮中で、最高尚宮(チェゴサングン)の姪・チェ・ソングムの挙動を不審に思い、気味尚宮(キミサングン)に報告しました。
そのことでその夜、ミョンイは門番と通じ女官の誓いに反するとして山中で毒殺されます。
チェ一族は、歴代最高尚宮を務めてきた地位を守りたいがために、標的にした人物の食事に体調を崩す物を混ぜるなどの悪質な行為を繰り返しており、それをミョンイが目撃していたのでした。
後にチャングムの料理の師となるハン・ペギョンがこのことを知り、予め料理に解毒剤を混ぜます。
一命をとりとめたミョンイが翌朝、川緑に倒れているのをチョンスが発見しました。
ミョンイはチョンスにとって、自分の運命を左右する第2の女性になったのです。
第2話:永遠の別れ
チョンスとミョンイは夫婦となり、8年経った燕山君(ヨンサングン)即位後10年の1504年、白丁(ペクチョン)と身分を称し、娘・チャングムと暮らしておりました。
生母・ユン氏が毒殺されたことで、それに関わった人物を探すために全土に武官の似顔絵が貼りだされます。
そんな中、娘・チャングムと一緒に村の市に出掛け、そこで行われていた相撲にチャングムにせがまれてチョンスが参加することになりました。
しかしチョンスが貼りだされていた似顔絵の武官であると騒がれ、捕まってしまいます。
母ミョンイと娘チャングムは家族であるが故に、処罰の対象になるためチャングムを連れてミョンイは逃亡しました。
一刻も早くチョンスに会いたかったミョンイは、親友であるハン・ペギョンに手紙を出します。
手紙を読んだハン・ペギョンは、宮廷外でこっそりミョンイに会い再会を喜び合いました。
宮廷を抜け出したハン・ペギョンを不審に思った尚宮(サングン)となっていたチェ・ソングムが後をつけ、ミョンイの生存を知り、再びミョンイの命を狙うようになります。
第3話:夢の宮中
2年が経ち、既に両親を失っていたチャングムはトック夫婦のところに身を寄せていました。
酒屋を営んでいたトック夫婦の片腕として、酒の配達もこなしていたチャングム。
そのころ暴君の燕山君(ヨンサングン)の暴政に耐えかねた臣下たちは、後に即位する晋城大君(チンソンデグン)を譲位させる計画を立てます。
晋城大君への連絡役としてチャングムが利用され、酒を届けに来たチャングムは晋城大君の前に通されました。
チャングムは、その場にいた皇太后の尚宮(サングン)に「女官になりたい」と申し出ます。
燕山君に仕えていた臣下たちのクーデターが成功し、晋城大君は1506年、中宗(チョンジュン)として即位しました。
チャングムの働きぶりを認めていた中宗は、チャングムの宮廷入りを認めます。
女官見習いになれると希望に胸を膨らませるチャングムでしたが、仲間たちからは身分の誓いを理由に仲間外れにされるのでした。
第4話:母の教え
ある日、ヨンセンと共に王宮の退膳間(テソンカン)に忍び込んだチャングムは、王の夜食を台無しにしてしまいます。
罰として訓育尚宮(フニュックサングン)に引き渡されるまでの間、退膳間の蔵に閉じ込められるのでした。
訓育尚宮が事情を知り、ヨンセンと2人分の罰を与えられチャングムは1人、訓練場の外の掃除を言いつけられます。
ヨンセンの助けにより、チャングムは訓練場から漏れ聞こえる講義に耳を傾け、勉学に励みました。
半月後、女官見習いとして配属先が決まる試験を受けたいと訓育尚宮に申し出ます。
水桶を明日までこぼさずに持つことができたら試験を受けさせると言われたチャングムは、ヨンノの妨害に遭いながらも翌日まで持ちこたえました。
晴れて女官見習いの試験に合格したチャングムは、ハン尚宮(ハンサングン)に配属されます。
チャングムに何度も水汲みをさせるハン尚宮に、その真意が分からないチャングムは戸惑っておりました。
ある日仲間外れで洗い物をさせられていたチャングムは、このところの黄砂の影響で井戸の水が濁っていることに気付きました。
第5話:変革
女官見習いの定期競技でクミョンの提案で、「松の実刺し」が課題になります。
チャングムは2番の成績を取りますが、事前にクミョンに松の実刺しを教わっていたとして皆に裏切り者扱いされました。
そのころパク・ミョンイの消息を知りたいハン尚宮(ハンサングン)は、情報通のトック夫婦にチャングムのことを聞きます。
その夜、水剌間(スラッカン)では女官を対象に、抜き打ちの持ち物検査が行われました。
チェ最高尚宮(チェゴサングン)は、密かに医者を呼び寄せて診察を受けます。
抜き打ち検査が行われた夜は、オ内人が恋仲であるカン衛兵と逢瀬を約束した日でした。
男性禁制の宮中に医者を呼んだことが分かれば、病の程度によっては最高尚宮の職を辞することになるので、内密に行ったのです。
診察を受けている最中、女官長が抜き打ち検査の報告に訪れました。
やがて新しい最高尚宮のもと、月日が流れチャングムは18歳になります。
一人の女官の、不屈の誓い。
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