第6話:追放処分
少女のころから活発で好奇心旺盛で行動力もあったチャングムは、18歳になっても相変わらずの行動力でチェ尚宮(チェサングン)に毎日叱られていました。
そのころ、姫が食事を摂らないため水剌間(スラッカン)が姫の食事を担当します。
クミョンは、チャングムが研究していたことをヒントに姫の食事を作り、問題を解決しました。
中宗(チュンジョン)の誕生祝いの席で、明から錦鶏が贈られ、その調理の管理をクミョンが任されます。
しかし飼育場の鍵が外れ、錦鶏が逃げ出してしまい誰にも言えなかったクミョンは、叔父パンスルを頼りました。
錦鶏がいなくなったことに気付いたチャングムは、クミョンと一緒に宮中を抜け出します。
チャングムは身を寄せていたトックにも錦鶏探しを依頼。
翌日、中国からの交易舟が港に入ることを知ったチャングムは、トックの手引きで申の刻(午後4時ごろ)錦鶏の入手ができることになります。
クミョンとは西の刻(午後6時ごろ)合流することを約束していました。
そのころ水剌間では、チャングムとクミョンが不在でさらに錦鶏までいなくなっていることに気付いていたのです。
第7話:失意の日々
宮中を抜け出したことでチャングムは捕らえられましたが、チョン最高尚宮(チェゴサングン)とハン尚宮(サングン)の計らいにより、配置換えになっただけで宮中追放処分は免れました。
チャングムが配属されたのは「菜園」です。
菜園とは、異国で栽培されている香辛料や薬草を試みる場所ですが、これまでその栽培に成功した事例がなく、事実上宮中では干された人が配属される場所になっていました。
この菜園近くには、護衛部隊の練習場になっている連兵場があります。
チャングムが菜園に向かう途中、護衛部隊の1人ミン・ジョンホとすれ違いました。
ジョンホは、過日傷の手当を受けています。
その手当をしたのが、チャングムだったのです。
過日傷は手当てが遅れれば命を落とす危険もある怪我で、チャングムはジョンホにとって命の恩人になります。
ジョンホは、手当をしてくれた女性の落とし物であるノリゲを大切に持っていました。
菜園に着いたチャングムですが、菜園には誰もいません。
チャングムは責任者のチョン・ウンベクにどうしたのか訪ねましたが、「何もしないことが仕事だ」と言われただけでした。
第8話:女官への道
チャングムは何もしないではいられないので、自分なりに研究をし、やがて誰も成功し得なかった貴重とされる薬草・キバナオウギの栽培に成功したのです。
このことでチャングムの功績が認められ、水剌間(スラッカン)に戻れることになりました。
チョン・ウンベクの使いで書庫に立ち寄ったチャングムは、その場にいたミン・ジョンホと話します。
これが、2人の初めての会話でした。
いよいよ7日後には、女官正式決定の試験が行われます。
チャングムは集中して勉強に励んでいました。
試験では筆記試験と実技試験の2段階形式となっており、筆記試験では料理名を充て、実技試験ではその料理を実際に作っていきます。
筆記試験で正解した早い順に、実技で料理する食材が選べるようになっているので、早く正解した方がより多くの食材を選べるのです。
筆記試験ではクミョンが一番早く正解しました。
良い食材を手に入れ、翌日課題の料理を作る下準備ができています。
チャングムはヨンセンと共に復習を兼ねて料理場を訪れますが、チャングムは食材が一部足りないことに気づきました。
第9話:最初の料理
女官正式決定の結果は、クミョンが首席で合格・採用。
チャングムは、料理場に食材が足りてなかったことで本来使うはずの食材の代用品で料理を作りました。
結果、それが仇となりチャングムは落第してしまいます。
ところがそこへ皇太后が見学にやってきて、チャングムが代用品を使って非常に美味な料理を作ったことに感心し、落第が取り消されました。
これによりチャングムは晴れて、女官となったのです。
師匠のハン尚宮(サングン)はお祝いのプレゼントを渡し、親代わりのトックの妻からは母親代わりとしてチャングムに訓示。
チャングムは、女官になったことを母の墓前に報告しました。
そして女官としての生活が始まるのです。
そのころ、ミン・ジョンホは追っていた女密偵を捕らえ、その女密偵がジョンホを手当した女性が錦鶏を持っていたと知り、自分の命の恩人の行方を見付けようとします。
そのころ、チャングムたちは野営の水剌間(スラッカン)で料理を作るために、王の狩りに同行していました。
しかし、その料理を味見したハン尚宮らがなぜか倒れてしまったのです。
第10話:呪いの札
チャングムとクミョンが作った冷麺は、王には満足な品でした。
ミン・ジョンホも2人の活躍を知りチャングムに声を掛け、親し気に話していました。
ジョンホに密かに憧れを抱いていたクミョンは、ジョンホとチャングムが旧知の仲であることを知ります。
ハン尚宮(サングン)らが倒れたことで、食材の管理を怠ったこととして退膳間(テソンカン)への出入りは禁止となったミン尚宮の代わりに、チャングムが手伝うことになりました。
その退膳間には、チャングムの母の料理日誌がどこかに隠されていることを知りにわかに浮足立ちます。
そして何か理由を見付けては、退膳間に出入りするようになりました。
ヨンセンはその動向を怪しんでいます。
そのころ、チェ一族は陰謀に加担していました。
チェ尚宮はクミョンに懐妊している妃のお腹の子を、女の子に変える呪いの札を退膳間に隠せと命じます。
しかしその隠したはずの呪いの札が明るみになり、チョン最高尚宮(チェゴサングン)が調査を開始。
退膳間に出入りしていたチャングムに、その容疑が掛けられてしまいます。
一人の女官の、不屈の誓い。
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