第1話:陰謀の始まり
時はトンイの少女時代から始まります。
朝鮮王朝時代の党派の1つである南人(ナミン)が殺される事件が3件起き、従事官(チョンサグァン)のソ・ヨンギは、剣契(コムゲ)の仕業ではないかと推測。
しかし剣契は奴婢(ヌヒ)の逃亡を助けている組織であったため、黒幕ではなかったのです。
実はこの黒幕となっていたのは、漢城府左伊(ハンソンブパンニュン)のオ・テソクとその甥のオ・ユンでした。
殺されたのが南人であるため、同じ仲間が黒幕とは誰も思わないことです。
賤民の娘だったトンイは、殺された大司憲(テサホン)の断末魔を目撃します。
そのため黒幕から追われることになるのです。
殺された大司憲が死の間際に、トンイの持っていた籠に入れた牌札(ペチャル)を子どもが持っていたということで黒幕であるオ・テソクらがトンイを追っていたのでした。
このままトンイが牌札(ペチャル)を持っていたら、南人を殺したのが黒幕であるオ・テソクとオ・ユンの仕業であることがバレてしまいます。
それを防ぐために、証拠となる牌札(ペチャル)を処分して、トンイも亡き者にせよと命令が下りました。
第2話:裏切り
黒幕に追われ行方が分からなくなっていたトンイですが、問安婢(ムナンビ)として立派な建物である屋敷に連れてこられました。
それはトンイに、問安婢(ムナンビ)をさせるためです。
問安婢(ムナンビ)とは、両班(ヤンバン)の代わりに正月の挨拶に行かせる下女のこと。
屋敷の夫人が娘を嫁がせるので、その代わりに問安婢を選んだが麻疹にかかり、評判の良かったトンイを選びました。
トンイも「ありがとうございます。頑張ります」とやる気を見せています。
しかし、そのトンイが賎民だと知った夫人は急に態度を変えますが、トンイは挨拶文を読み、間違いを指摘して見せました。
これに感服した夫人は、予定通り問安婢を任せることにしたのです。
ところが、トンイの父ヒョオンは「問安婢をやるな」と反対します。
トンイは「一度くらいお嬢様のように絹の着物を着たい!だからどうか許して!」と懇願しますが、父は去っていきました。
従事官のソ・ヨンギは、やがて剣契の仕業ではないと気付き始めます。
そんな折、トンイの父から黒幕は南人である可能性が高いと知らされました。
トンイの父は、トンイを都から逃がそうとします。
第3話:悲劇の別れ
トンイはキム・ファンに助けられます。
そして兄のように慕っているチャ・チョンスから、父や兄らはすべて剣契だと知らされました。
トンイは驚愕します。
濡れ衣を着せられていたこと、そして父と兄は剣契の一員で父は首長だと聞かされ、トンイはまたも驚きました。
護送される頭と仲間たちを助けるために、トンイはチョンスと共に同志と合流しどう助けるか作戦を練り始めます。
その作戦を決行する当日、チョンスは都からトンイを逃がす体制を整え決行場所に向かいました。
チョンスはトンイが人相書きによって追われているので、追っての目をくらますためにトンイに男の子の着物を着せます。
トンイは、問安婢で着ていた絹の着物をチョンスに手渡します。
チョンスにとってはこの絹の着物が重要でした。
チョンスはトンイに「一人で行け!あとでお父さんやドンジュと一緒に行く」と言い、トンイを一人船に乗せます。
しかし、乗り込んできた男たちが「剣契が逃げたらしいぞ。仲間たちが移送中に襲撃して崖の方へ逃げたらしい」という。
それを聞いてトンイは、チョンスがなぜ一緒に船に乗らなかったか悟り、動き出す船から飛び降りたのでした。
第4話:父との約束
騒いでいる剣契を鎮めるために、ソ・ヨンギは残党の捜索を開始。
逃亡していたトンイはケドラと出会い共に逃亡しますが、凍てつく寒さでケドラは病に伏してしまいます。
トンイは、ケドラを恵民署(ヘミンソ)という朝鮮時代の奉仕医療施設に連れて行ったのですが、トンイが手配書の子どもだと気づかれ官軍に追われました。
トンイはケドラを逃がすために、ケドラとは別々の場所に逃げます。
逃亡中トンイは、山の中でソ・ヨンギに見つかりました。
トンイは恐怖に怯えながらも、目の前に立っていたソ・ヨンギに自分を覚えていないかと話し掛け、必死に父が無実であることを訴えます。
ソ・ヨンギは一度だけトンイを見逃そうとしますが、トンイから大司憲(テサホン)が死の間際にやっていた手の動きを見たと聞きます。
もっと話を聞こうとしたとき、捜索中の官軍が向かってくる気配を感じますがどうすることもできません。
同じく気配を感じたトンイは後ずさりしたかと思うと、一瞬にしてその姿が消え去りました。
トンイのすぐ後ろは崖だったのです。
官軍が崖下に周り捜索をしますが、トンイの姿はありません。
気絶していたトンイは男たちに連れ去られます。
第5話:蝶の鍵飾り
トンイは掌楽院の奴婢となって6年が経ちます。
トンイは、父と兄が事件に巻き込まれたことの鍵を握る女官を探していました。
その女官は事件の鍵である蝶の鍵飾りを持っているのです。
そのころ西人(ソイン)である明聖大妃(ミョンソンテビ)とチョン・イングクに反対されながらも、オ・テソクら南人と共に宮廷入りしたチャン・オクチョン。
このとき明聖大妃(ミョンソンテビ)王族の宴を開いていたが、チャン・オクチョンを無視していました。
楽工を引き連れて大々的に催された宴で同行したトンイは、そこでチャン・オクチョンの姿を見ます。
トンイは、この人があの事件の鍵である蝶の鍵飾りを持っている人ではないかと思ったのです。
宴は王族の宴とは別に行われていましたが、どちらも楽工の演奏がおかしくなります。
音揺れが起きたのです。
ごく稀にしか起きない音揺れは、音変(ウムピョン)と呼ばれ、これは国が滅びる兆候と捉えられていました。
不安を覚えているチャン・オクチョンの元に粛宗がやってきます。
粛宗は「必ずや事件の背後を掴み、今夜中に犯人を捕らえる」と決意を現わしました。
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