第6話:運命の出会い
小屋に捕らわれていたトンイは逃げた武官を連れて戻りますが、あったはずの編馨(ピョンギョン)の職人の死体が消えていたのです。
そのためいたずらだと思われてしまいました。
チャン・オクチョンに今夜中に犯人を捕らえると名言していた粛宗でしたが、真相が分からぬまま一夜が明け粛宗は、「直接、民の動揺を見るため視察にいく」と言い出します。
民は食料確保で混乱しており、暴動を起こす勢いでした。
音変の原因が分からず、掌楽院(チャンアゴン)では徹底的な取り調べが行われます。
ピョンギョンの家を訪ねると、そこには自分を捕らえた男たちがいたのです。
その男たちの後を追って、たどり着いた場所は屋敷の前でした。
そこで小屋に落ちていた石とまったく同じ石を見付けたのです。
トンイは自分が捉えられていた納屋に、一つでもこの石が落ちていたら手掛かりになると考えました。
暗闇の中を捜索中、納屋の外で人の気配を感じたトンイは身を潜めます。
すると、粛宗が入ってきたのです。
粛宗は納屋の外に見張りを立てて入ってきましたが、物音が聞こえ外を見ると見張りが次々と殺されていきます。
物陰に隠れた粛宗は、先に身を潜めていたトンイと鉢合わせしたのでした。
第7話:光と影の再開
粛宗を王とは知らなかったトンイは、粛宗と共に男たちにやられそうになっていたところを、ソ・ヨンギが率いている捕盗庁(ポドチョン)が駆け付け男たちを捕らえました。
粛宗は、音変(ウムビョン)が仕組まれていて、その首謀者を必ず突き止めると宣言します。
トンイは粛宗から褒美を賜りました。
掌楽院(チャンアゴン)の敷地内で、トンイの手柄に対しての褒美で食べきれないほどの御食(オシク)が次々と運ばれてきたのです。
御食とは、王が与える食事のことで、このほかにも数々の褒美の品が贈られました。
音変騒ぎがあったことで、掌楽院に署長としてオ・テソクの弟であるオ・テプンがやってきます。
その息子オ・ホヤンにトンイは目をつけられてしまいました。
息子オ・ホヤンに突然手を握られたトンイは、驚き手を引き抜きます。
その反動で、オ・ホヤンは転がってしまいました。
そのせいでトンイをムチ打ちにしてやると怒り狂ったのです。
しかし父であるオ・テプンが止めに入ります。
そして、チャン・オクチョンの元へ連れていかれることになったトンイは、「あの鍵のことが聞けるかも。どうやって聞けばいいのか」と考えていました。
第8話:約束の印
蝶の鍵飾りを持っているのではないかと思っていたチャン・オクチョンに、決死の覚悟でトンイは鍵飾りを見せてもらいました。
賎婢(チョンビ)の身でありながら、とても許される願いではありません。
しかし、チャン・オクチョンは快く見せてくれたのです。
ところが、探していた蝶の鍵飾りとは違うものであったために酷く落胆してしまいます。
チャン・オクチョンの母ユン氏の使いで薬剤を届けるようにいわれたトンイ。
宮殿の外から薬剤を持ち込むのは禁じられていました。
その薬剤とは、チャン・オクチョンの母ユン氏が王との子を懐妊させたいがために、トンイに使いを頼んだのでした。
それに気付いたチャン・オクチョンは、母であるユン氏に酷く叱りつけます。
「災いの元になりますから、謹んでください。そのようなものがなくとも、内医院(ネイウォン)の煎じ薬で十分懐妊できます」と言いました。
門限を過ぎてしまったトンイは塀を乗り越えようと試みます。
その様子を粛宗が見付け、トンイに近づきました。
そしてトンイを連れて、堂々と正面の門から入ってきます。
門の中には誰もいませんでしたが、父が守ってくれたと思うトンイでした。
第9話:迫られる証言
薬剤を届けた薬屋の医者が殺されます。
トンイは捕盗庁で調べを受けることになりましたが、チャン・オクチョンに届けたことは言いません。
そこで偶然にソ・ヨンギと再会し、6年前のことを尋ねられるのです。
「私を知らぬか?6年前に会ってはおらぬか?」と聞かれますが、トンイは「な・何のことか分かりません。
私は成川(ソンチョン)の妓生(キーセン)の家で奴婢をしていました。
掌楽院(チャンアゴン)にはそのあとに来たので、従事官様に会うはずがありません。
部下が奴婢の名簿を持ってきましたが、そこにも同じことが書かれていたので、ソ・ヨンギは「やはり、人違いか」と思わざるを得ません。
そのころ監察府(カンチャルブ)では、掌楽院(チャンアゴン)の奴婢を使って薬剤を持ち込んだ宮女が、チャン・オクチョンであると知られます。
監察府は掌楽院に進入し、トンイを連行したのでした。
尋問中のトンイは絶対に口を割らず、口を割らなければ拷問になります。
王妃の煎じ薬の中に相反薬が入っていたことが分かりトンイの疑いが晴れ、オクチョンは自らの居所である就善堂(チュソンダン)に薬剤を運ばせたことを認めたのです。
これによりトンイは介抱されました。
第10話:解かれた謎
チャン・オクチョンは、自分のために調べを受けているトンイを救うために監察府(カムチャルブ)に向かいます。
しかしそこで、イニョン王妃の殺害容疑を掛けられてしまいました。
チャン・オクチョンは無実だと信じていたトンイは、薬剤を処方した医者の死体を調べようと捕盗庁に侵入します。
トンイは漢城府(ハンソンブ)で、あの時会った判官に協力してもらおうと考えたのです。
あの時の判官とは、トンイがまだ知る由もないこの国の王である粛宗のこと。
しかし、漢城府で聞いても「そんな判官はいない」と言われ、どうしたものかと考えあぐねました。
ソ・ヨンギのことも思い出しましたが、頼めるはずはありません。
そしてトンイが思いついた方法は、「以前の取り調べで言い忘れたことがある」と口実を作り部将(ブジャン)に取次を頼みます。
取次は待たず、奥へと進んでいきました。
やがて検死室を見付け、中に入ります。
トンイは持参していた液体を、遺体の指に塗りましたが遺体の指に何も変わりがありません。
毒が入っていたら変色するようになっているのです。
その変色が見られなかったので、トンイは「やっぱり毒には触っていないんだわ」と確信します。
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