第41~42話
痘瘡にかかった患者たちについて、のちに治療法が分かってきたクァンヒョンたち。
その事に焦りを見せたのが、スッキ王女の治療を担当するミョンファンです。
彼は自分のやり方では彼女を上手く治療できずにいました。
ところがクァンヒョンたちがスッキ王女に治療を施すと、すっかり容体は快方へ。
このままではいけないと、ミョンファンはスッキの病状が悪化するよう仕向けます。
その結果、病状は一変して彼女の喉の奥にはいくつもの腫瘍ができてしまいました。
その手術を執刀することになっていたヒョンウク。
彼は自分が行ったことのない手術をスッキ王女の体で実験しようとしていたのです。
ところがその悪だくみはばれ、結局はクァンヒョンが馬用の鍼を用いて治療をすることに。
一度は反対した王も、チニョンやギュテの説得で彼に手術を任せ無事に成功するのでした。
ミョンファンにそそのかされ計画に加担したヒョンウクに、サアムは声をかけます。
お前はまだやり直すことができる、そのチャンスがあると。
それでも懲りないミョンファンは、なんとかクァンヒョンを免職に追い込みます。
ですが、医官の身ではなくなった彼にはだからこそできることがあると考えていました。
第43~44話
実父や養父、師匠の命を奪ったミョンファンの悪事をすべて明かすつもりのクァンヒョン。
その過程でチニョンが傷つかないよう、ソンハに協力を申し出たのです。
悩み抜いた末に、ソンハはクァンヒョンの頼みを条件付きで受けることに…。
クァンヒョンは、ミョンファンに自ら過ちを認め、首医の座を降りるチャンスを与えます。
ところが、クァンヒョンが与えた最後のチャンスにも彼は動じることはありませんでした。
ついにミョンファンは、結託していた左議政・ソンジョとともに取り調べの場に呼ばれます。
そこでクァンヒョンがソックの息子だと知り、ミョンファンは思わぬ墓穴を掘ってしまうのでした。
その頃、クァンヒョンに協力中のソンハは父・ミョンファンを説得しようとしていました。
彼は息子の悲痛な訴えに少しは心が揺らいだような素振りを見せましたが…。
そんな最中、病状が悪化した大妃が倒れてしまいます!
一方のチニョンは、インジュから全てを聞いてショックを受けていました。
クァンヒョンの人生を奪ってしまったこと、そしてそのせいで彼に苦労をかけたこと。
すると涙を流すチニョンの前に、クァンヒョンがやって来るのでした。
第45~46話
クァンヒョンにどう詫びても取り返しのつかないことをした、と悲しむチニョン。
同時にソックが実父だと知った彼女は、ソックの墓前で亡き父に思いを馳せるのでした。
倒れたものの、身分の低い生まれだからという理由でクァンヒョンの治療を拒否する大妃。
しかし、ミョンファンがまたも姑息な手を使ったために大妃の病状は悪化してしまいます。
そこでチニョンは、大妃にクァンヒョンの治療を受けさせるために事実を告白しようと決意。
彼女の告白により、とうとうクァンヒョンがトジュンの息子だと明らかになりました。
ところがすでに深刻な状態になっていた大妃は、より難しい手術が要されました。
戸惑うクァンヒョンを救ったのは、改心したヒョンウクがサアムに託した「治腫指南書」。
術後に大妃の呼吸が止まるという危機的状況も何とか脱し、彼女を蘇らせたのでした。
とうとうなす術がなくなり途方に暮れるミョンファン。
そんな彼に養父として育ててもらった恩のあるチニョンは、彼の逃亡を手助けします。
しかし、ミョンファンは逃亡する途中でいつも守ってくれていたカン武官を失うことに…。
彼は少しずつ、自分が犯してきた罪の重さに気づき始めていました。
第47~48話
これまでのことを思い出し、自らの足で宮廷に向かい全ての罪を告白したミョンファン。
そんな彼に下されたのは、やはり死刑でした。
そして罪人として移送されている途中、ミョンファンはトジュンの墓前で自害します。
それは、クァンヒョンから託されたトジュンの鍼で胸を刺すという悲しい方法でした。
その後、両班の身分を取り戻したクァンヒョン。
しかし、一方のチニョンは低い身分である奴婢へと降格になってしまいます。
そのためにはどうするべきか…。
クァンヒョンはその時、チニョンの父・ソックにある手柄があったことを思い出します。
やがて、彼のおかげで奴婢から平民に格上げされ、身分を回復させたチニョン。
彼女とこれからも共に歩みたいクァンヒョンですが、周囲が身分の差を理由に反対します。
しかしクァンヒョンは、そんなことは関係ない、と反対意見を一掃するのでした。
そしてそんな彼の言葉を聞いたチニョンも、この愛を貫くことを誓うのです。
ところがのちに、クァンヒョンは全ての両班を敵に回すことになってしまいました。
第49~50話
そんな中、王・顕宗が倒れてしまい危篤の状態になってしまいます。
誰もが王の死を覚悟している中、クァンヒョンだけは諦めていませんでした。
なんとか大妃を説得し、王の開腹手術の許可を得た彼は手術を決行します。
そこにはチニョンやインジュ、テジュなど頼もしい仲間たちもついていました。
クァンヒョンのことを良く思わない者たちからの邪魔を振り切り、手術は成功!
王の開腹手術という偉業を成し遂げた者たちそれぞれに褒美が与えられます。
そこで王は、クァンヒョンを王の主治医に任命するのでした。
その言葉に一度は躊躇したクァンヒョン。
しかし、サアム道人の助言で彼は王命を受けることを決めます。
王の主治医となったクァンヒョンは、民のためにより献身的に努めるようになりました。
一方、清へと発つことを決めていたソンハからの手紙を読んだチニョン。
すでに出発していた彼の乗った船を見つめている彼女の姿は、とても切なく感じられました。
そしてついに、クァンヒョンとチニョンの婚礼の日がやってきます。
やがて2人の間に子供が生まれていることも分かり、ハッピーエンド。
最後に、鍼を持って微笑むクァンヒョンの顔が印象的ですよ。
運命を超えた治療、馬医の奇跡。
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