韓流映画

映画『82年生まれ、キム・ジヨン』ネタバレあらすじを結末まで紹介！批判炎上の理由は？

2024年7月22日

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映画『82年生まれ、キム・ジヨン』ネタバレあらすじを結末まで紹介！批判炎上の理由は？

映画『82年生まれ、キム・ジヨン』は、韓国で100万部の大ベストセラーになった同名小説を元に映画化された作品です。

Ｋ-ＰＯＰアイドルの女性が、「最近読んだ本は82年生まれ、キム・ジヨン」と言っただけで「フェミニストなのか」と炎上する騒ぎが起きました。

なぜそれほど批判が多かったのか、あらすじネタバレを読んでいただくとおわかりいただけるでしょう。

時には思いもせずに起きてしまう女性差別、離婚など生きづらいのが世の中ですよね。

主人公が「自分のようで泣ける」といった感想も多かったようです。

この記事では、映画『82年生まれ、キム・ジヨン』のあらすじネタバレを解説します。

キム・ジヨンを演じた主要キャストや感動のラストと結末の意味の考察もまとめました。

時代を超えて響く、女性の叫び。
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映画『82年生まれ、キム・ジヨン』のあらすじ

1982年生まれのキム・ジヨンは、姉と弟がいる3人兄弟で、大学を卒業後に就職。

結婚、出産を機に、仕事を辞めて育児に専念していた。

ジヨンは、常に妻であり母親であることを求められる生活に、息詰まるような思いを抱えていた。

そんな妻を夫のデヒョンは心配している。

なぜなら、ジヨンは時々別人が憑依したかのように話し出すからである。

釜山にある夫の実家で、ジヨンはまるで自分の母親の話し方で、「正月くらいジヨンを私の元へ返して」と言う。

デヒョンは、記憶がすっかり抜け落ちているジヨンに、病気である事実をなかなか言い出すことができず、悩んだ末に精神科へ相談に行くことにした。

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映画『82年生まれ、キム・ジヨン』のネタバレを徹底解説！

映画『82年生まれ、キム・ジヨン』のネタバレを徹底解説！

ここでは映画『82年生まれ、キム・ジヨン』のネタバレを、ラスト結末まで解説します。

なぜキム・ジヨンが別人のように話し出すのか？

そこに至るまでの、彼女を取り巻く数々のエピソードがあったからこそ、少しづつ変化していったのです。

エピソード①お正月

ジヨン達家族3人は、お正月を夫のデヒョンの実家で過ごすことにしている。

毎年義母と一緒に、大量のご馳走を作るために料理を手伝うジヨンは、休む暇もない。

やっと一息ついて帰ろうとした所、今度はデヒョンの姉家族がやってくる。

台所から離れられなくなったジヨンは、まるで自分の母親のように語りだす。

「ジヨンを実家に帰してください。私も娘に会いたい。何度も娘に食事の用意をさせたら気の毒だとは思わないか？」

義両親はこの言葉を聞いて何が起きたかわからず、呆然とする。

後日、ジヨンは最近忘れっぽくなって思い出せないことがあるとデヒョンに言う。

エピソード②新人の頃

広告代理店に勤務していたキム・ジヨンは、企画チーム選抜者に選ばれずに落ち込んでいた。

企画チーム選抜者は、全員が男性社員から選ばれていたのだ。

女性のキムチーム長に仕事を褒められたジヨンは、「なぜ自分が選抜者にえらばれなかったのか」と問いかける。

チーム長は「あなたの力不足ではない。会社は5年以上続くチームを作りたい。だから女性は結婚や育児があるから負担になると思ったから」と答える。

エピソード③見つからない仕事

スマホのジョブコリアで仕事を探すジヨンだが、条件に合う仕事がないという検索結果が出る。

短時間でできるアルバイトの募集を見つけたジヨンは、デヒョンに「近くのパン屋でバイトしようかな」と相談をする。

ところがデヒョンに、「本当にやりたい仕事なのか？バイトしろと言ったか？」と反対される。

その日の夜中に、「怒っているのか？ごめん」とデヒョンはジヨンに謝る。

すると、「ジヨンは最近まいってるよ。がんばってる、ありがとうと言ってあげて」と語りだす。

その話し方は、ジヨンが学生時代に慕っていた先輩のスンヨンにしか見えない。

スンヨンは出産した際に亡くなり、ジヨンはそのことをとても悲しんでいたのだ。

エピソード④盗撮

ジヨンが辞めた後の職場で、女子トイレが盗撮されていたことが発覚する。

警備員が盗撮していたのだ。

ところが、ネットに盗撮画像が載っているのを見つけた男性社員は通報もせず、他の男性社員たちと画像を共有していたというのだ。

そのことを同僚のヘスに聞いたジヨンは、少なからずショックを受ける。

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エピソード⑤新しい仕事

キムチーム長が独立し、新しい会社を立ち上げていた。

ジヨンはキムチーム長に、「仕事を一緒にやろう」と誘われて働くことを決意する。

部屋を飾り付け、ケーキを用意して娘と一緒に家で待っていたジヨンは、帰宅したデヒョンに「私、就職したの」と嬉しそうに報告する。

ところが娘を預けるベビーシッターを探しても、思うように見つからない。

デヒョンは「自分が育休を取って娘を見るから」と提案し、働けることが決まったジヨンは喜ぶ。

エピソード⑥病気の娘

漢方薬をプレゼントされたジヨンは、義母にお礼の電話をする。

すると、息子に育休を取らせて嫁が働くことに反対の義母は激怒する。

ジヨンの母親は、義母からの電話で娘が心の病気を発症していたことを知り、「私が店を辞めて孫をみてあげるから」と娘をなぐさめる。

するとジヨンは、「ミスクや、お前が兄さんたちの学費のためにやつれて働いて帰って来るのを見るのがつらかった」と母親の母親になって語り出したのだ。

ジヨンの母親は、泣いて娘を抱きしめる。

ジヨンの病気を目の当たりにした母親は寝込んでしまい、ジヨンの姉と弟は母を心配する。

そこへ何も知らない父親が、「息子のために精力剤の漢方薬をお土産に買ってきたぞ」と帰宅する。

母親は「どうしてあなたはいつも息子しか見えていないの？薬を買うならなぜ病気の娘に買ってこないのか？」と泣き叫ぶ。

エピソード⑦夫の告白

ジヨンは、やっぱり働くことはやめたとデヒョンに伝える。

その時にデヒョンは妻へ、「君に精神科へ行くようにすすめたのは、心の病気を発症しているからだ」と打ち明ける。

動画で自分が他人のように話すところを見たジヨンは、治療を受けることを決める。

そして、「病気のため、一緒に仕事することができなくなった」とキムチーム長へ断った。

エピソード⑧エピローグ

病院で治療を受けているジヨンは、精神科医にあるできごとを話す。

コーヒーショップで飲み物を注文したところ、娘に泣かれて中身を床にこぼしてしまった。

後ろに並んでいた3人連れのサラリーマンに、「迷惑」、「ママ虫」と小声でささやかれる。

それを聞いたジヨンは、「私がどうして虫なのか、何を根拠にそんなことを言うのか？どうして他人を傷つけたがるのか」と言い返すと、サラリーマン達は店を出て行った。

「言い返してスッキリしたのか？」と精神科医に聞かれたジヨンは、「スッキリはしなかったけど、悪くはなかった」と答える。

もうすぐ花が咲く季節を迎えようとしていた。

保育園へお迎えに行ったデヒョンは、娘と一緒に晩御飯は何にしようか話しながら楽しそうに帰宅する。

外出から帰ったジヨンは、ポストに雑誌が届いているのを見つけて喜ぶ。

雑誌には、自分の小説が掲載されていたのだ。

そして、ジヨンは再びパソコンに向かって文章を作り始めた。

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映画『82年生まれ、キム・ジヨン』の主要キャスト一覧とその演技力

ここでは映画『82年生まれ、キム・ジヨン』の主要キャストを紹介します。

韓国ドラマが好きな人にとっては、一度は見たことのある演技派俳優が出演していますね。

キム・ジヨン…チョン・ユミ

主人公。

職場でのキャリアはあきらめ、家事育児に専念している。

チョン・ユミさんはキム・ジヨン役で30代女性の複雑でリアルな感情をみごとに演じました。

デヒョン…コン・ユ

キム・ジヨンの夫。

時には無神経な発言がジヨンを苛立たせるが、やさしい性格。

コン・ユさんは映画『新感染 ファイナル・エクスプレス』などに出演。

妻のジヨンを思いやる夫を自然体で演じています。

ミスク…キム・ミギョン

ジヨンの母親。

食堂を経営している。

ミスクも兄達の学費を稼ぐために進学を諦めた経験がある。

キム・ミギョンさんは、どんな時でも娘を心配し、良き理解者である母親役を演じました。

ウギョン…コン・ミンジョン

ジヨンの姉。

学校の教師をしている。

芯がしっかりしていて、何でも物事をはっきり言う性格。

姉役のコン・ミンジョンさんは、映画『死体が消えた夜』にも出演。

ジソク…キム・ソンチョル

ジヨンの弟。

長男としてかわいがられて育つ。

姉思いのやさしい弟。

キム・ソンチョルさんは映画『長沙里9.15』にも出演した実力派。

ヨンス…イ・オル

ジヨンの父親。

子供たちの中では、一番息子をひいきしたり昔ながらの考え方をする。

ベテラン俳優のイ・オルさんはジヨン役のチョン・ユミさんとは映画『ライブ～君こそが生きる理由～』で共演。

ヘス…イ・ボンリョン

ジヨンの同僚。ジヨンの良き相談相手。

イ・ボンリョンさんは、映画『オクジャ／okja』など数々のドラマに出演する、存在感のある演技派俳優。

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映画『82年生まれ、キム・ジヨン』感動のラストと結末の意味を考察

映画『82年生まれ、キム・ジヨン』感動のラストと結末の意味を考察

感動のラストは小説に無いオリジナルの結末でしたが、その意味を考察します。

ここでは、物語が伝えようとするメッセージを考えてみましょう。

  • コーヒーショップでサラリーマン達に言い返すエピソードは、子連れのママだってこの世にいてもいい存在だし、迷惑な人ではないんだということ。
  • 保育園に迎えに行くデヒョンと娘が遊具で遊ぶシーンは、夫も育児休暇を取得をして一緒に育児ができるということ。
  • 家で小説を書き始めたシーンは、昔あきらめた仕事だったとしても子育てをしながらでも叶うということ。

つまり、「子育てをする女性にとっての未来は明るいものである」という、願いが込められているのではないでしょうか？

映画『82年生まれ、キム・ジヨン』の評価！批判や炎上した理由とは？

映画『82年生まれ、キム・ジヨン』の評価！批判や炎上した理由とは？

子供のころから大人になるまでの間に受けた女性差別や生きづらさが、キム・ジヨンという一人の女性を通して見えてくる物語です。

韓国社会の話でありながら、日本でも同じような状況だから受け入れられたのでしょう。

一方で、女性が優遇されている、キム・ジヨンに共感はできない、フェミニズムが受け入れられないといった声もあったようです。

また、男性側からの視点での映画の見方はまた違う意見もありますので、問題提起という観点からも、一度は視聴してみてはどうでしょうか？

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映画『82年生まれ、キム・ジヨン』の感想や口コミ

ここでは映画『82年生まれ、キム・ジヨン』のSNS上での感想や口コミを紹介します。

「共感」もあれば「批判」もある賛否両論のようですが、実際にはどうなのでしょうか。

「女性への無神経な言動がつらい」

「男性から見ると夫には軽率な部分があるものの、妻を想ういい夫だと思う」

など、見る人の立場により色々な感想があるようですね。

まとめ

ここまでの内容を簡単にまとめると

  • 映画『82年生まれ、キム・ジヨン』は、韓国で100万部の大ベストセラー小説の映画化作品である。
  • 常に妻であり母親であることを求められて心が壊れたキム・ジヨンは、時々他人が憑依したように話し出す物語。
  • 韓国社会の話でありながら、日本でも同じような状況だから受け入れられた。

今回この記事では、

映画『82年生まれ、キム・ジヨン』ネタバレあらすじを結末まで紹介！批判炎上の理由は？、と題してわかりやすく考察しました。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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