幼き日の友情が、王を支える力となる
韓国ドラマ『イ・サン』を
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第1話:三人の約束
時は1762年、イ・サンの父・世子(セジャ)は朝廷内の党派である老論派・少論派・南人派による権力争いで、世子もそれらを支持していたためその権力争いに巻き込まれていました。
挙句、正体の分からぬ何者かによって世子は謀反の罪を着せられます。
濡れ衣を着せられたにも関わらず、世子の父・英祖(ヨンジョ)は世子を米びつに水も与えず閉じ込めるよう臣下に命令。
世子は激しく抵抗し、自分は何もしていない、濡れ衣だと父にすがるように叫びました。
英祖はその声を聞いても、息子の罪が許せずそのまま放置します。
それから6日経ち、既に衰弱していると思われる父・世子が心配で何も手に就かないイ・サン。
いても経ってもいられなくなったサンは、父に食料を届けようと思い立ちます。
しかし、厳重に監視されているためそう容易ではありません。
それでもなんとか父を力づけたい一心で、サンは米びつがある場所に向かいました。
暗闇の中、父の元へ向かっていたサンは、途中で女官見習いのソン・ソンヨンと内侍見習いのパク・テスに出会います。
第2話:父の絵を見せたくて
女官見習いのソン・ソンヨンは、先輩の女官見習いに時敏(シミン)堂へ行っていたことを勘付かれたため、訴えられそうになっていました。
そこへ父の元へ向かう途中のサンが現れ、ソンヨンを救います。
驚いているソンヨンに、サンは自分が王の孫であることを告げました。
そのときサンはソンヨンから、パク・テスが時敏堂へ忍び込んで逮捕されたことを知ります。
サンはテスを助けるため、母・嬪宮(ピングン)に時敏堂に忍び込んだのは自分だと言いテスを助けてほしいと頼みますが、嬪宮はサンの身が案じられるため聞く耳を持ちませんでした。
母が駄目なら祖父・英祖に直訴しようとサンは英祖の元へ向かいましたが、英祖は巡察に向かった後で3〜4日は戻りません。
サンは、なんとか父とテスを救う手立てがないものかと思案していた矢先、サンは父・世子から王様に見せるよういわれていた絵を見つけ出しました。
この絵を見せれば英祖の誤解も解け父とテスを救えると確信したサンは、英祖が巡察に向かった雲従街(ウンジョンガ)へ向かい、英祖に会いに行く決意をします。
第3話:王への第一歩
巡察中の祖父・英祖の元へようやく辿り着いたサンは、持ってきた父の絵を英祖に見せました。
ところが英祖はその絵を見ても、まるで取り合おうとしません。
それどころか、サンを捕らえて連れて行けと臣下に命じます。
そこへ宮殿から使者が現れ、ソンヨンとテスがサンの逃亡を助けたとして宮中を追い出されたと聞きました。
そのころサンは母の実家にいましたが、宮殿に戻るよう王命が下ります。
このときサンは、自分が父の代わりに王位に就くと決意していました。
宮殿に向かっている途中、サンを待っていたソンヨンとテスに会います。
サンは自分が王位に就くと決めていたため、宮殿に戻ればもう二人には会えなくなると告げました。
それを聞いたソンヨンとテスは、それなら自分たちが必ず宮殿に行ってサンを守る、宮殿でちゃんと女官と内侍の職に就くことを誓ったのです。
三人は、指切りをしてその日が早く来ることを祈りました。
この約束をしたことで、三人の友情がその後ずっと育まれていったのです。
第4話:銃に刻まれた真実
サンの行動によって、サンには王として最も大切である「民を慈しむ心」を持っているとして、祖父・英祖(ヨンジョ)はサンを世継ぎとして認めました。
ところがある日、サンが元住んでいた世孫宮で大量の武器が見付かったのです。
大臣らは、これは亡きサンの父・世子が作ったものに違いないとサンも恐らく知っていたであろうと英祖に訴えます。
これを聞いた英祖は、それが真実なら世子は噂されていた通り、謀反を企てたことになると考え、大臣らの進言を聞き入れ、当時仕えていた女官や内侍を取り調べよと命じました。
王命により当時、世子に仕えていた女官と内侍が捕らえられ、厳しい取り調べが行われます。
大臣らの訴えを一旦は聞き入れた英祖でしたが、心の奥底で疑問を抱いていたのです。
そこで英祖は信頼している臣下に、今回の件を内密に調査してくれるよう命じました。
このとき英祖は、恐らく世子を罪に問い米びつに閉じ込めてからの一連の事件の記憶を辿り、臣下が訴えたままことを進めてきた自身の行いにも疑問があったのかもしれません。
第5話:毒が残した手がかり
時は流れ、9年の歳月が経ったある夜のこと、サンは突如刺客に狙われます。
そのとき眠りに付いていたサンは、幼いころの夢でソンヨンとテスに名を呼ばれるところで目が覚めました。
その瞬間、刺客の侵入を察知したため襲撃を免れたサンは誰に差し向かれたのか聞き出そうとしましたが、その前に刺客は毒を飲み自害してしまいます。
その後すぐその場に兵が集まり、国王・英祖(ヨンジョ)の姿もありました。
英祖は周りの状況を見るや「見張りの兵や護衛官もいるのに、なぜ刺客が入り込めたのじゃ!」と激怒します。
すぐさま護衛官が死体を片付けるために寝殿の中に入りますが、寝殿には死体も刺客が侵入した形跡もなかったのです。
刺客の姿を見たのはサンただ一人ということで、宮中ではサンが幻を見たのではないかとの噂が広まりました。
一方、九年前に命を狙われていたために都から出ていたパク・タルホ、ソンヨン、テスの三人は都に戻っていたのです。