第1~3話
第24代百済の王・東城(トンソン)王に怒りを募らせていた加林(カリム)城の城主ペク・カ。
なぜなら、王が自分を僻地に追いやろうとしていたからです。
その一方で、王の従兄・ユンとペク・カの娘・チェファは情を交わしていました。
そんなある日、チェファはユンの子どもを授かったことに気づきます。
ところが、王命で戦地に出向くことの多いユンに彼女はなかなか言い出せずにいました。
少ない兵で北魏との戦いにも勝利し、民に慕われるユンに嫉妬し始めた東城王。
そこで彼を再び戦地に追いやろうとした王でしたが、狩りの最中に毒矢で倒れてしまいます。
やがて自身の命が長くないと知った東城王は、この先の百済をユンに託そうとしていました。
戦から戻ったユンとこっそりと落ち合い、二人の未来を語り合うユンとチェファ。
すると彼は、いつか子どもが生まれ、もしも娘だったなら百済を守る花・という意味を持つ名前をつけようと話します。
そんな中、二人のもとに東城王が負傷したという知らせが入り…。
最期にユンと二人きりで会話し、彼に百済を託して息を引き取った東城王。
なんと、王の暗殺にはチェファの父でもあるペク・カが関わっていました。
第4~6話
父が東城王の暗殺に手を貸していたを知り、チェファは焦りと不安でいっぱいでした。
そして、そんな彼女の心配は的中してしまうのです。
東城王の暗殺がすべてペク・カによって主導されたことだと知り、怒りを露わにするユン。
しかし、それは事実ではありませんでした。
実は、王の暗殺を目論んでいたのはユンの側近であるネスク。
彼がペク・カをそそのかし、彼が王を暗殺するようにうまく仕向けたのです。
やがてペク・カは、ユンに事実を話すことができないまま自害する道を選びます。
すると、横たわる父に寄り添うチェファのもとに火の手が…。
ペク・カの治めていた加林城は火を放たれ、跡形もなく陥落してしまうのでした。
そんな中、チェファを炎の中から救い出すクチョンという男性の姿が救い出します。
彼は耳と口が不自由ではあるものの、武術に長けている人物でした。
父を失い、また父のことでユンにも見離されて絶望の淵に立たされていたチェファ。
生きる希望を失い命を絶とうとする彼女を、クチョンはなんとか思いとどまらせるのでした。
一方、クチョンがチェファを救い出す瞬間を見ていた侍女・マックムは、そのことをネスクに伝えますが…。
第7~9話
マックムの意に反して嘘をついたネスクから、チェファの死を伝えられたユン。
ペク・カのことで彼女に冷たくしてしまった彼でしたが、実はまだ気持ちが残っていたのです。
そしてその後、彼はネスクの思惑通り百済の第25代王として即位することに…。
さらにユンは、東城王の息子・ミョンノンとよく似た自分の息子・チンムを交換。
前王が亡くなる前、彼は百済を強い国にすること、そして前王の息子を守ることを約束していたのです。
一方、クチョンとともに伽耶(カヤ)にやって来たチェファは間もなく女児を出産。
ソルランと名付けられたその女の子の名は、本来であればスベクヒャンになるはずでした。
チェファのすすめで、玉の運び屋として働きながら彼女に寄り添い続けるクチョン。
一方のチェファも、ソルランの育児をしながら少しずつ村の暮らしにも慣れてきていました。
ところが、クチョンの気持ちが自分にあると薄々感じていた彼女はどこか決断できずにいて…。
そんなある日、クチョンが亡き父ペク・カの遺骨と形見を手にしてきたことでチェファの決心が固まります。
そしてその後、思いが通じ合った二人の間にソルランの妹になるソルヒが生まれるのでした。
百済の運命を背負った娘たちの壮絶な物語。
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