第28~30話
訓練で成果を挙げた者だけが食事にありつけるという、厳しい世界。
そんな中でも、ソルランは男性たちに負けず劣らず必死に食らいつきます。
どんな訓練でも彼女が頑張れているのは、ソルヒを思う気持ちがあってこそ。
その姿を見ていたミョンノンは、次第にソルランから目が離せなくなってしまうのでした。
王宮では、武寧王に娘だと認められたソルヒがこの上ない優越感を味わっていました。
しかし、彼女はチンムから伽耶で会ったことがある、と言われて一瞬ぎくりとします。
何とか人違いだと言い張ったソルヒでしたが…。
そんな中、武寧王はウネのもとを訪れていた占い師から不吉なことを聞かされます。
それは、そばにいる偽物が、いずれ父親の目をくり抜くだろうという恐ろしい予言でした。
一方のソルランは、厳しい訓練で無理をしたことがたたって倒れてしまいます。
そんな彼女を甲斐甲斐しく看病するミョンノンを見たトルデたちは、二人の仲を疑い始めていました。
その頃、チンムとともに飾られてある肖像画を見ていたソルヒはあることに気づきます。
彼が、東城王よりもどこか武寧王に似ているように見えたのです。
第31~33話
チンムとの話に花を咲かせていた最中、武寧王の肖像画の目の部分を傷つけてしまったソルヒ。
それはまさに、占い師の予言が当たってしまったかのような出来事でした。
しかも、ちょうどその時にタイミング悪く武寧王がその場にやって来ます。
しかし、ソルヒをかばったチンムのおかげで事が大きくならずに済むのでした。
亡き東城王を恋しく思っているチンムを見て、心を動かされた武寧王。
王はそんな彼の思いを汲みとり、今度一緒にチョポノリで遊ぼうと誘うのでした。
ところが、チンムは約束していたその日に女性関係でもめ事を起こしてしまいます。
せっかく楽しみにしていた武寧王とのチョポノリができず、悲しみに暮れるチンム。
しかし王は、彼が自分とチョポノリをしたくないからわざと騒ぎを起こしたのだと勘違いします。
そして、王が家族の肖像画にチンムを入れなかったことで二人の溝は深まっていくのでした。
一方のソルランは、ピムンとして新たな訓練に挑むことに。
今度の訓練は、変装して王宮の中に入ってばれないように任務を成功させること。
そこでソルヒらしき人物を見かけて任務が失敗しそうだったソルランを救ったのは、彼女を見守っていたミョンノンでした。
第34~36話
王宮での訓練にも合格し、本格的に弓の練習をし始めていたソルラン。
時に厳しい言葉をかけながらも自分を気にかけてくれるミョンノンのおかげで、彼女は着実に成長していました。
そんなある日、百済のトゥジャン城に高句麗が侵攻してきたという知らせが…。
しかし、武寧王はまだ高句麗とやり合える立場ではないため、直接対決は避けたいと考えていました。
そこで武寧王は、かつて高句麗の密偵だったトリムに助言を求めることに。
実はかつて、王の父だった百済の第21代王・蓋鹵(ケロ)王は彼女に騙されて亡くなっていました。
それでも、優れた密偵ということで密かに王宮内でひっそりと生かされていたのです。
そんな中、武寧王は高句麗軍が食料に困っていることを聞きつていました。
すると王はさっそく敵軍の米を買い占め、高句麗の王・興安(フンアン)に食料を渡す代わりに休戦会談に応じて欲しいと書状を送ります。
その返事として返って来たのは、会談終了までスベクヒャンを渡せと言う要求でした。
その後、高句麗軍の視察で功績を残したトルデたちは無事にピムンの試験に合格。
しかし、その際に敵陣の若い兵を殺せなかったソルランは不合格になってしまいました。
百済の運命を背負った娘たちの壮絶な物語。
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