新しい伝説を作り続け、世界中に熱狂的なファンが多い『マッドマックス』シリーズ。
2024年の話題の映画『マッドマックス:フュリオサ』はもうご覧になりましたか?。
今回は、1985年に制作されたシリーズ3作目である『マッドマックス/サンダードーム』のあらすじをネタバレでご紹介します。
物語は元警官のマックスが荒れ果てた砂漠にある、バータータウンを訪れるところから始まります。
キャストには、バータータウンの女支配者役にソウルシンガーの女王ティナ・ターナーを起用しましたが、前作に比べて駄作なのでは?という低評価もありました。
この記事では、『マッドマックス/サンダードーム』のあらすじネタバレを中心に、登場する車両や敵、ラスト表記のバイロンに捧ぐの意味についても解説しています。
サンダードームの挑戦者たち、生き残るのは誰だ?
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映画『マッドマックス/サンダードーム』のあらすじ
舞台は文明が失われて荒廃した近未来の世界。
荷物を盗まれた元警官マックスは、砂漠の中に出現した町にたどり着く。
マックスは荷物を取り戻す代わりに、町の支配者アウンティからある条件を持ち出される。
依頼を受けたマックスは、サンダードームという見世物の檻の中で一対一の生死をかけたバトルを繰り広げる。
しかし、闘いの末に男を殺せなかったマックスは砂漠の中に放り出され、倒れているところを少女に助けられる。
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映画『マッドマックス/サンダードーム』のネタバレをラスト結末まで解説!
ここでは、映画『マッドマックス/サンダードーム』のネタバレをラストまでご紹介します。
核戦争後の荒廃とした砂漠の広がる町、そしてマックスを助けた子供たちが暮らす水辺のオアシスを舞台に物語は展開します。
バータータウン
砂漠地帯をラクダワゴンで移動していたマックスは、飛行機に乗ったジェディダイア親子に襲われ、持ち物全てを奪われてしまう。
歩き続けてたどり着いた場所は『バータータウン』という物々交換の町だった。
『バータータウン』に入ったマックスは、取引所で盗人を探す代わりに自分の腕っぷしを買ってもらう。
そして町の支配者アウンティに会い、荷物を取り戻す交換条件で男を殺してもらいたいと持ちかけられる。
マスター・ブラスター
殺す相手とは、地下施設を仕切るマスター・ブラスターの怪力男ブラスターだった。
地下施設は、バータータウンの町を動かしているエネルギー施設である。
エネルギー源は豚の排泄物のメタンガス。
地下施設では、頭脳部分を担う小男マスターと、怪力の体を持つブラスターが二人で一人として仕切っていた。
もっと近くでブラスターを見たいと言ったマックスは地下施設で働き、アウンティの取引に応じることにする。
サンダードーム
大勢の群衆が観戦する中、鉄の球体サンダードームの中でマックスとブラスターは一対一でどちらかが死ぬまで戦う試合をすることになる。
しかし仮面が外れたブラスターの素顔は、知的障害を持つ子供同然の男だと知り、とどめの攻撃をすることをやめてしまう。
殺す約束を果たせなかったマックスは掟に従い運命のルーレットにかけられ、砂漠の中に追放される。
子供達の部族
砂漠で力尽きて行き倒れていたマックスは、水辺で暮らしているサバンナという少女に助けられる。
サバンナが暮らす場所は、子供達だけの部族が生活している所である。
彼らはマックスの事を、「いつの日か自分達をトゥモローランドへ導くキャプテンウォーカーが戻ってきたのだ」と信じていた。
マックスはトゥモローランドは存在しないし、自分はキャプテンウォーカーではないと言う。
しかし、マックスの話を信用しないサバンナは、仲間を連れて自分達でトゥモローランドを探しに行くと勝手に行動する。
仕方なくマックスは子供達とともにサバンナを探しに行くことになる。
そして砂漠の流砂に巻き込まれようとした子供達を助けたマックスは、再びバータータウンに行く。
脱出
バータータウンに潜入したマックスと子供達は地下施設に潜入する。
地下施設では、ブラスターの死後アウンティに脅され、服従させられていたマスターがいた。
マックス達はマスターを助け、地下囚人ピッグキラーが運転する機関車でバータータウンを脱出。
地下施設が破壊されたアウンティは、マスターを取り戻すために部下を引き連れて機関車を追いかけて来る。
やがて線路が尽きた先には、ジェディダイアの息子が銃を構えている。
マックス達はジェディダイア親子の住処を突き止め、命と交換に飛行機に乗せるように命令する。
マックスはバギーカーを運転し、おとりとして敵の車両に突っ込み、子供達を乗せた飛行機は無事に飛び立つ。
倒れていたマックスを殺そうとした部下をアウンティは制止し、度胸を見込んで殺さずにその場を去っていった。
生き残ったサバンナは、その後未来の子供達に自分の経験を語り継ぐ。
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映画『マッドマックス/サンダードーム』が駄作と言われる理由とは!?
『マッドマックス/サンダードーム』は、引き続き監督はジョージ・ミラーですが、大幅に制作予算も増え、アメリカのハリウッドも大きく関わりました。
そんな事情もあるのか、より娯楽性を重視した冒険ものといった要素が強くなりました。
バイオレンスの狂気に満ちた暗い世界が減り、子供達の救出作戦を手助けをすることが「前作とまったく印象が違うので期待外れ」という声が多かったようです。
しかし、駄作と一言で終わらせてしまうのは非常にもったいない。
次回作『マッドマックス 怒りのデスロード』へと続く独自の世界観がすでに完成されていた、ということからも『マッドマックス/サンダードーム』は重要な役割を果たしている作品といえそうです。
映画『マッドマックス/サンダードーム』のキャスト一覧
ここでは、『マッドマックス/サンダードーム』の主要キャストをご紹介しましょう。
1、2に引き続き主人公をメル・ギブソンが、そして2でジャイロ・キャプテンを演じたブルース・スペンスが飛行機の操縦士ジェディダイアとして出演しています。
マックス・ロカタンスキー…メル・ギブソン
みんな!知ってると思うけど!
— くまchan. (@kumachan_twt_go) June 3, 2024
マックスのフルネームは!
マックス・ロカタンスキー!
って言うんだぜ‼️
(ちなみに俺のモンハンワールドの男子キャラの名前は "ロカタンスキー" だ!)#マッドマックス pic.twitter.com/otaI6ob1vN
元警官で一匹狼の孤独な男。
荒野の砂漠をラクダワゴンで走る所を襲撃される。
バータータウンを追放された後、トゥモローランドを目指す子供達を結果的に助けることに。
アウンティ・エンティティ…ティナ・ターナー
アウンティ・エンティティの鎖ドレスは本当にカッコ良い!! pic.twitter.com/RZWfgCta82
— もどき(擬) (@modoking171) September 11, 2020
物々交換の町、バータータウンの支配者であり創始者。
地下を指揮するマスター・ブラスターを疎ましく思っている。
ジェデダイア…ブルース・スペンス
ジェデダイア(カウボーイ)
— 🌅@ nob.△(のぶ)※重懐古厨※🇯🇵 (@usaf_nob) November 3, 2020
オクタヴィウス(甲冑)
再現するとなると一見オクタヴィウスの方が大変そうに見えるけど、
ある程度ボード系で作れる内容。
一方のジェデダイアに至ってはそのほとんどが本革製品でチャップスやガンベルト、2挺拳銃を買うだけで5~10万くらい掛かると予想できる
ガクガク pic.twitter.com/2HimLM4YNR
マックスのラクダワゴンを息子とともに飛行機から襲って奪う。
隠れ家をマックスに知られ、命を助けてもらう代わりに子供達を乗せて新たな地へ出発することになった。
サバンナ・ニックス…ヘレン・バディ
子供達だけの部族に暮らす少女。
倒れていたマックスを助けるが、自分達の救世主・キャプテンウォーカーだと思い込んでいる。
ブラスター…ポール・ラーション
#映画史上忘れられないキャラ
— くーんち (@vxBb6wtQ7BEDZkH) August 28, 2024
『マッドマックス/サンダードーム』
マスター・ブラスター pic.twitter.com/FR5SeZOfdo
マスターとともにバータータウンのエネルギー源の地下で働く怪力の大男。
鉄の仮面をかぶり、マックスとサンダードームで戦うが、高音を聞くと発狂する弱点がある。
マスター…アンジェロ・ロシッド
バータータウンの「頭脳部分」で地下から実質支配している小男。
ブラスターが殺された後、子供達とともにバータータウンを脱出する。
アイアンバー…アングリー・アンダーソン
マッド・マックス サンダードームのしつこすぎる悪役・能面を背負ったアイアンバーさんが好きなので楽しみにしてます pic.twitter.com/Sx82iv65nK
— 来吉 (@raikichi993) August 8, 2020
アウンティの主要部下の一人。
不気味な人形を背中に背負い、逃げるマックス達を執拗に追いかけて来る。
ザ・コレクター…フランク・スリング
バータータウンの物々交換所で取引をしている。
荷物を盗んだ男を探していたマックスの腕力を買う。
ピッグキラー…ロバート・グラブ
地下で働く囚人。
地下施設でマックスと知り合い、協力するようになる。
機関車で子供達とともに脱出する。
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映画『マッドマックス/サンダードーム』の続編一覧
ここでは、続編のマッドマックスシリーズ4と5について簡単な紹介をしましょう。
『マッドマックス 怒りのデスロード』は、前作から実に27年ぶりに制作され、第88回アカデミー賞で6部門受賞しています。
『マッドマックス:フュリオサ』はシリーズの5作目で、2024年5月31日から日本で公開されました。
2015年公開 映画『マッドマックス 怒りのデスロード』
核戦争後の荒れ果てた世界を支配するイモータン・ジョー一味にマックスが拘束されることから物語は始まります。
イモータン・ジョーの部下であった大隊長フュリオサが反旗をひるがえして脱出し、マックスも関わることに。
2024年公開 映画『マッドマックス:フュリオサ』
『マッドマックス 怒りのデスロード』の女戦士フュリオサが主人公のピンオフ作品。
前回は坊主頭のフュリオサを演じたのはシャーリーズ・セロンでしたが、『マッドマックス:フュリオサ』では長髪のフュリオサをアニヤ・テイラー=ジョイが演じています。
若かりし頃のフュリオサは、イモータン・ジョーとディメンタス将軍の2大勢力に巻き込まれていきます。
映画『マッドマックス/サンダードーム』の最後『バイロンに捧ぐ』の意味
『バイロンに捧ぐ』とは、『マッドマックス(1979)』と『マッドマックス2』を制作していたオーストラリアのプロデューサー、バイロン・ケネディの死を追悼するという意味があります。
バイロン・ケネディは、これまでも監督のジョージ・ミラーとタッグを組んで映画制作に関わっていた人物でした。
しかし、1983年にヘリコプターの事故によりこの世を去ります。
ジョージ・ミラー監督は悲しみに打ちひしがれてしまいますが、代わりにジョージ・オギルヴィーを共同監督として『マッドマックス/サンダードーム』の制作を続けました。
前作に比べて『サンダードーム』の作風が違うと評価されているのも、プロデューサーの死も影響しているのではないかと言われています。
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映画『マッドマックス/サンダードーム』登場する車両や敵を解説
マッドマックスでは、奇抜な車両や個性的なキャラクターが登場することでも知られています。
終盤にバータータウンを脱出したマックス達が乗っていたのは、高速でレールを走る機関車。
そして、この機関車を追いかける敵が乗るのは、改造したバギーカー。
全体的にカーチェイスの割合は少ないかもしれませんが、最後のシーンは見ごたえがあります。
そして、バータータウンを地上から支配しているのはアウンティ・エンティティ。
演じているティナ・ターナーも迫力ある演技でしたが、極悪人ではなく、最後はマックスに対して情けをかけて殺さずにその場を去りました。
忘れられないのが、アウンティの部下であるアイアンバーが個性的すぎると話題に。
能面の人形を背中にかかえ、暴走する様子が印象に残るキャラとして隠れファンが多いようです。
地下施設の支配者、鉄仮面をかぶっている巨体のブラスターと肩に乗るマスター。
ブラスター役の俳優は、体役と顏役とそれぞれ別人が演じています。
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映画『マッドマックス/サンダードーム』の評価
- 中盤の谷に住む子供の部族のシーンから話がだらけてくる
- コミカルでアドベンチャー的な内容になった
など、これまでのマッドマックスではないという評価が多いようです。
一方で、
- カーチェイスが減ったといっても、最後の機関車で脱出するシーンは迫力がある
- 駄作と言われていたが、改めて見てみると面白い
など、独自の世界を描いた作品として見てみると実は面白いという評価がありました。
映画『マッドマックス/サンダードーム』の見どころ
バータータウンは、表向きは物々交換の町ですが、この町を動かすエネルギー源は、地下施設の豚の排泄物というとんでもない設定。
そして、鉄の球体『サンダードーム』で繰り広げられるデスマッチ。
バータータウンと対比しているのが、砂漠にあるオアシスに住む子供の部族たち。
賛否両論ありますが、このファンタジーな世界を受け入れられれば好きになれる作品でしょう。
そして今回のマックスは、最後の一撃を踏みとどまり、子供達の味方になったり優しい心を忘れていない部分も垣間見えています。
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映画『マッドマックス/サンダードーム』の感想や口コミ
ここでは、映画『マッドマックス/サンダードーム』のSNSでの口コミを紹介しましょう。
今までのシリーズを期待していたファンからは、どのような感想があったのでしょうか。
- 前作までの緊張感がまるでなくてぬるい。
- 『マッドマックス/サンダードーム』嫌いじゃありません。『怒りのデスロード』もこの作品がなければ作れなかったと思う。
- 過去作とは大きく変わり、バイオレンス描写が減って一種の冒険モノ…好みは分かれそうですが、個人的には最高でした。
など、低評価ばかりではなかったようです。
まとめ
この記事の内容を簡単にまとめると
- 映画『マッドマックス/サンダードーム』は、1985年に制作されたシリーズ3作目
- バイオレンスが減って娯楽性を重視した冒険ものになったため駄作だという見方も
- 『バイロンに捧ぐ』とは、プロデューサー、バイロン・ケネディの死を追悼するという意味があり、作風が変わったのも彼の死が影響したのではないかと言われている
- これまでのマッドマックスではないという評価と、ファンタジー作品として見てみると面白いという評価がある
今回は『マッドマックス/サンダードーム』のネタバレあらすじを解説!駄作と言われる理由は!?と題してご紹介しました。
最近までお読みいただきありがとうございました。
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