愛が織りなす、運命の階段。
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第21話
結婚し、晴れて夫婦となったソンジュとチョンソは友人たちとパーティーを開いていました。
しかし、そこで彼女が突然倒れてしまい病院へと運ばれます。
医師によると、幸いなことにがんの転移は見られないということでした。
そんな中、ソンジュの頭の中にはある思いがよぎっていました。
「もう一度ソンジュの顔が見たい」というチョンソの願いを叶えてあげたかったのです。
そこで彼は医師に頼み込み、自分の片目の角膜を彼女に提供したいと話します。
ところが、生きている人間からの提供は無理だと医師に告げられてしまいました。
するとここですぐ、行動に移したのがテファでした。
じゃあ、死んだ人間からなら角膜を提供できるんじゃないか?
そう考えた彼は、チョンソのために自死し、角膜を提供しようとするのです。
それは内密に行われました。
父・ピルスとチョンソにはフランス留学に行くと話して安心させたテファ。
その後、彼は自ら車で事故を起こして亡くなってしまいます。
一方、角膜の提供者が現れたことでチョンソは手術を受けていました。
そんな彼女の手術が無事に終わるよう一人待つソンジュ。
彼はやがて、角膜の提供者がテファだという悲しい事実を知らされます。
第22話
手術が無事に成功し、ソンジュの顔が見えるようになったチョンソ。
これからもっともっと二人は幸せな人生を共に歩んでいくはずでした。
しかし、チョンソに再び病魔が襲いかかります…。
それは、癌が脳に転移してしまっており、治る見込みがないという現実。
チョンソは、こんなことになるなら手術しなければよかった、と自暴自棄になります。
これではあまりにもテファが報われないと思ったソンジュ。
彼は、とうとうチョンソに角膜を提供したのがテファだと伝えるのでした。
テファのために生きていきたいと思っているチョンソ。
しかし、彼女の体力はもうあまり長くは持たなさそうでした。
そして、テファの描いた作品「天国の階段」が公募展で入賞したのを見届けた後…。
チョンソはソンジュの腕の中で、静かに息を引き取るのでした。
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