第10~12話
それから長い月日が流れ、百済は武寧(ムリョン)王となったユンのおかげで安泰に。
彼自身はというと、三年前に前王妃を亡くし、ネスクの娘・ウネを王妃に迎えていました。
そして、彼の息子として育てられたミョンノンは高句麗の密偵を見つけた功績が王に称えられます。
しかし、その一方で亡き東城王の息子として育ったチンムは遊んでばかりで、王を悩ませていました。
そんな中、武寧王はチンムの素行の悪さをたしなめるために王宮へ呼びつけます。
しかし、自身の出生を知らないチンムは王に悪態をつくばかりでした。
彼は武寧王のことを、自分の父親である東城王を殺した敵だと思っていたのです。
伽耶では、チェファたちが家族四人仲良く、貧しいながらも幸せな毎日を送っていました。
そんなある日、ソルヒはソルランと山へ花を摘みに行った際にならず者に追われてしまいます。
姉のおかげで命からがら家に辿り着いたソルヒでしたが、チェファたちにソルランの居場所を聞かれても知らないふりをするのでした。
その後、クチョンがソルヒの嘘を見抜いたことでソルランは無事に助かります。
こんなことがあっても、妹思いなソルランはソルヒを責めることはありませんでした。
第13~15話
伽耶にやって来る武寧王を一目見るため、幼なじみのヨングたちに誘われて市場に向かったソルラン。
自身は乗り気ではなかったものの、妹のソルヒが行きたそうにしていたためこっそりと付き添うことにしたのです。
一方、武寧王が外に出る機会を狙って暗殺しようとしていたチンムは市場へ先回りしていました。
しかし、よからぬことが起こりそうだと察知したミョンノンによって阻止されてしまいます。
さらにその後、王はネスクからチェファの生存と娘の存在を知ることに。
伽耶でクチョンを見かけたネスクが嘘をついたと正直に話し、謝罪してきたのです。
一方、そのことを知ったチンムは武寧王にさらなる怒りを募らせていました。
武寧王がペク・カの娘であるチェファと通じていたことが許せなかったのです。
チンムは、チェファが自分の父(=東城王)の暗殺について何か知っていると思い込み…。
ネスクから武寧王が会いたがっていることを聞かされるものの、会う勇気がないチェファ。
彼女は王と約束した場所の近くまで向かうものの、会うことなく家に戻ります。
すると、チェファが戻らないことを覚悟していたクチョンは彼女をきつく抱きしめるのでした。
第16~18話
そんなある日、伽耶はチンムが送り込んだ刺客によって大変な騒ぎとなっていました。
ヨングたちまでも皆殺しにされ、必死で家族を守ったクチョンも動かなくなってしまいます。
そんな惨状を前に、ソルランは妹のソルヒと目を負傷した母・チェファを連れて逃げるので精一杯でした。
その後、武寧王の想い人・チェファの存在を知ったミョンノンは彼女を迎えに行きます。
しかし、騒動を隠そうとするチンムによって、チェファがいるという伽耶の地はすでに燃やされてしまいました。
そんな中、ソルランは目を負傷して重症の母・チェファを救うために一人山を降りることに。
その間、姉から母の世話を頼まれたソルヒでしたが、恐怖に襲われた彼女は身を隠していた洞窟から思わず飛び出してしまいました。
しばらくして、洞窟にソルランが帰って来たと思い込んだチェファはある話をし始めます。
それは、ソルランが武寧王との間に生まれた子・スベクヒャンだということ。
しかし、その話を聞いていたのはソルヒでした。
その後、今度は薬を入手したソルランが洞窟へとやって来ます。
ところが、すでに息絶える寸前だったチェファは最後に「スベクヒャン」と言い残し、この世を去るのでした。
百済の運命を背負った娘たちの壮絶な物語。
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