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映画『52ヘルツのクジラたち』あらすじネタバレを結末まで!心温まるストーリーを紹介!

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映画『52ヘルツのクジラたち』-ネタバレを結末まで!-心温まるストーリーを紹介!1

今回は2024年春に公開が決定した、映画『52ヘルツのクジラたち』の原作あらすじネタバレを結末までご紹介します!

日々悲しい出来事や事件が起こる中、こちらの作品を観て冷えた心を温めてみませんか?

映画『52ヘルツのクジラたち』のタイトルはどういう意味なのか。

この映画の原作あらすじネタバレを結末まで読んで頂ければ、このタイトルの意味がお分かり頂けると思います。

現代社会において、観る人を温かい気持ちにさせるこのストーリーを是非お読みください!

映画『52ヘルツのクジラたち』のあらすじ

主人公・三島貴瑚は、以前の虐待の過去を乗り越え、小さな港町に引っ越してきました。

そこで彼女は、噂によって追い詰められたり、自由な時間を疑われたりするなど、不快な思いをしなければならなりませんでしたが、彼女はそれでも新しい生活をスタートさせようと努力し続けました。

そのような中で、彼女はある少年と出会います。

少年は「ムシ」と呼ばれ、母親に虐待を受けていました。

自分自身が負った罪を清算し、子供たちを守るために、貴瑚は「ムシ」を救うことを決意しますが、彼の家族の猛反対で実現が困難に。

しかし、貴瑚の友人である美晴が現れ、2人で「ムシ」を救うために協力します。

そのことがきっかけとなって、貴瑚のさらなる罪を明らかにする中で、彼女が新しい希望に導かれる様子が伝えられます。

映画『52ヘルツのクジラたち』の原作ネタバレ

さて、いよいよここから映画の原作ネタバレに入っていきます。

2021年に本屋大賞を受賞している原作、その物語の内容は!

是非最後までご覧ください!

三島貴瑚

この物語は、女性の三島貴瑚が田舎に移り住み、そこで巻き起こった物語を描いています。

貴瑚が住む家は、亡くなった祖母の家であり、母親から譲り受けたものです。

彼女には誰にも話せない過去があり、腹には刃物による傷も残っています。

この傷は、かつて起こった事件によってついたものだとわかります。

貴瑚はこの過去を忘れるために家族とも縁を切り、田舎に移り住みました。

しかし、田舎の村では彼女に対する誤解が広まり、噂が絶えませんでした。

そんなある日、貴瑚は1人の少年と出会うことになります。

貴湖が隠す自分の過去

少年のことを助けたい貴湖には、辛い過去が。

彼女は、母親が再婚した相手から憎まれ、虐待を受けていたのでした。

彼女は、飢えと孤独の中、毎日ご飯を茶碗に一杯だけ渡され、トイレで一人で食べさせられていたそうです。

家族と過ごす楽しい時間や食事の匂いを感じながら、孤独な食事をすることはとても辛かったようです。

周りに助けてくれる人はおらず、彼女の声は誰にも届かないままでした。

彼女の不幸はまだ続きます。

義父が重い病気にかかり、介護を貴瑚が一人で引き受けました。

内定していた就職も諦めざるを得ず、毎日義父の介護に明け暮れていました。

しかし、義父からは感謝されるどころか、罵倒され、暴力を振るわれる日々でした。

義父の病状が進行するにつれ、介護は重労働になり、彼女は眠る時間さえ奪われるようになりました。

出会い

貴瑚は、孤独と虐待で、絶望的な状況に陥っていました。

親友の牧岡美晴が現れ、彼女の命を救いましたが、人生の転落は止まりません。

ある日、美晴に連れられた先の飲み屋で、岡田安吾と出会います。

初めはただの親友の同僚だと思っていた彼が、貴瑚に必要な優しさを与えてくれたのです。

彼は、一人で頑張ってきた貴瑚を褒め、そして、彼女を新しい人生へと導いたのです。

貴瑚は、彼について行きました。

彼は準備を整え、彼女を家から連れ出しました。

当然、母親は抵抗しましたが、彼は母親に一喝し、貴瑚を救い出しました。

安吾は、ヒーローのように振る舞い、貴瑚に新しい人生を与えました。

彼の優しさとサポートにより、貴瑚は人生を前向きに捉えることができ、再起を果たしたのです。

主税

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新名主税(にいなちから)とは貴瑚の彼氏です。

貴瑚が彼と出会い、幸せを手に入れたものの、過去のトラウマや虐待によって精神が不安定に。

しかし、彼との時間を過ごす中で、貴瑚は徐々に以前の明るい性格を取り戻していきました。

彼に恋をし、幸せな日々を送ったのですが、新たな苦悩が。

貴瑚にとってヒーローである安吾は、尊敬している存在でしたが、彼に敵意を抱いていることが明らかになります。

貴瑚は安吾への恋愛感情ではなく、尊敬や崇拝していましたが、もし以前の状態で告白されていれば、恋人になっていたかも。

しかし、貴瑚は現在の状況を考え、彼を選びました。

愛人

主税には、実は婚約者がいると分かりました。

自分が浮気相手だと知った貴瑚。

安吾が社内に発信した密告文は、その後貴瑚にも伝わりました。

安吾が主税を睨んだ理由も、その時点で理解します。

主税から「愛人になれ」と言われましたが、母親と愛人との子供の自分が、母親に虐待を受けた過去を持つこともあり、また別の悲劇が繰り返されるのではと危惧しました。

しかし、どうしても主税から離れられない貴瑚は、やはり彼が必要な存在だと感じていました。

安吾

安吾は会社に主税のことを告発しても無駄と悟り、彼の婚約者にも密告文を送ります。

ある日、主税は興信所に頼んで調べてもらった安吾の調査票を手に帰ってきたのでした。

そこには、安吾がトランスジェンダーで本名が岡田杏子であることが書かれており、母親にも電話をします。

母親は我が子の性のことを知らず、動揺して謝罪したのでした。

貴瑚はアンさんの言葉を思い出し、主税と別れることを決意します。

彼女は自分が大変なことをしてしまったのではないかと思ったのでした。

祈り

貴瑚は、安吾に謝るため、主税との別れを決意し、会いに行くことにしました。

しかし、その日は安吾の母親が訪ねてきて、2人で安吾の部屋に入ると、安吾がおらず風呂場で水に浸かっているのを発見します。

安吾は自殺しており、遺書が見つかりました。

1通は母親宛で、もう1通は主税宛で、貴瑚と別れてほしいという言葉が書かれていました。

そして、貴瑚への謝罪と祈りが書かれていました。

去る貴瑚

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安吾の遺書には、貴瑚への深い愛情が込められており、彼が自分自身の命をかけて手紙を書いたことが伝わっています。

しかし、主税は手紙を受け取った直後に燃やしてしまい、彼女と主税はもみ合いになった末、彼女のお腹に包丁が・・・。

命助かったものの、彼女は主税やその家族から離れることを余儀なくされました。

彼女は祖母がいた大分県の田舎町に移り、自分自身の責任を感じながら、新しい人生を始めました。

そんな中、彼女は不思議な少年"ムシ"と出会い、彼との出会いが、彼女の人生に大きな変化をもたらすことになります。

少年との出会い

雨宿りをしていたある日、貴湖は見知らぬ少年と遭遇しました。

少年は女の子のような容姿で髪も伸びてましたが、痩せ細っていてたくさんのアザがある状態でした。

彼女は心配になり声を掛けましたが、すぐに去ってしまいました。

数日後、再び出会った時には、彼女は少年を家に招待しました。

その少年は理由はわからないものの、言葉を話すことができませんでした。

そのため、彼女は筆談での会話を選択しました。

すると、少年は自分の名前を話し、「ムシ」と呼ばれていたと発言しました。

彼女は、以前話したクジラの話題を参考に、少年のことを「52」と呼ぶことに決めたのです。

その後、その少年は愛(いとし)という名で貴湖と過ごすようになります。

少年の母親

田舎の食堂で働く母親は、見た目は可愛らしく愛想が良い女性でした。

52のことを話すときも、周りから羨ましがられるくらい幸せそうな表情を見せていました。

しかし、52との間に感情的な問題が生じ、彼女は母親としての役割を果たすことができませんでした。

そのため母親は、52のことを受け入れることができず、激しく罵りました。

「あんな奴を産むなんて、私の人生が狂ったわ。」

「あんな思春期のドロドロした感情しか持っていないやつを育てる必要があったのか」

母親の言葉を聞いた貴湖は、52の心情を理解し、助けたいと心に決めました。

結末

貴瑚が愛とすぐに生活し始めるのは困難であり、琴美から親権を取り上げる必要があるため、現実問題として待たなければなりませんでした。

祖母である昌子が愛を受け入れ、法的手続きを担当することで、貴瑚は2年後に後見人になることができました。

しかし、これでもまだ手続きが簡単なものではありません。

貴瑚は町で美晴やその他の人々と出会い、何もかも失ったように見えたが、たくさんのものを手に入れました。

最後のシーンでは、貴瑚が愛に話しかけ、かつての自分が大切な人を殺してしまい、もう一人の大切な人を恐ろしい人に変えてしまったことを告白します。

しかし、愛が貴瑚を助け、彼が救われたことに気づきました。

貴瑚と愛は、孤独で歌う夜が来ないように、互いに声を聞きながら生きることを誓い、世界中の52ヘルツのクジラたちに向かって祈りをささげたのでした。

「52ヘルツのクジラ」とは?

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鯨の音紋は、その鯨種によって異なっており、この鯨の場合は周波数が52ヘルツということになります。

この高周波音は頻繁に響き、独特なパターンで繰り返されます。

一般的な鯨の音紋は普通10-39ヘルツであるため、この鯨の周波数の特徴は非常に珍しいものとなっているそうです。

しかし、この音紋は鯨の健康に影響を及ぼさないようで、健康であると考えられています。

この音紋を出すのは、この鯨1頭だけであるため、世界中で最も孤独な鯨と呼ばれています。

まとめ

いかがだったでしょうか?

大まかではありますが、この物語の原作あらすじネタバレを紹介しました。

この作品は現代社会で生きていて、日々起こる悲しい事件へのメッセージが込められていると思います。

子を持つ親として、本当に愛とは何なのかを教えられる作品だと思います。

観た回数だけ泣ける作品です。

是非みなさん、一度ご覧ください!

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