『あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。』ネタバレあらすじを紹介！衝撃の結末！

『あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。』映画原作のネタバレあらすじを紹介！衝撃の結末！

汐見夏衛さん原作の映画『あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。』が、福原遥さん、水上恒司さんのW主演で2023年12月8日に公開されます。

原作は累計発行部数が60万部という大ヒット作品となっており、映画化されるということでかなり期待できる作品です。

今回はこの映画原作のあらすじネタバレを衝撃の結末まで紹介します！

感動必至の作品なので、是非最後までご覧ください！

映画『あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。』のあらすじ

中学2年生の百合は、周囲にイライラする日々を送っていました。

母親と口論した末、家を飛び出し、目を覚ますと70年前の日本に迷いこんでしまっていました。

そこで彰と出会い、彼の誠実さと優しさに惹かれていきます。

しかし、彰は特攻隊員で、やがて戦地へと旅立つ運命にありました。

百合は彰の本当の想いを知り、別れに涙します。

感動的なラストシーンは、読んだ人を圧倒すること間違いありません！

原作『あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。』のネタバレあらすじ～衝撃の結末まで！

それではここからいよいよ、映画原作のネタバレあらすじを紹介します！

おそらくネタバレを読んでいるだけで、感動して涙が出てくる方もいらっしゃると思います。

それくらいにこの作品は感動します！

また衝撃的な結末についても紹介していますので、是非ご覧ください。

日常からタイムスリップ

中学2年の加納百合（福原遥）は、学校でも家でも、常に何かに不機嫌でした。

彼女は幼い頃から母親と二人暮らしで、父親のことは知りませんでした。

母親とケンカ中に家を飛び出した百合は、迷子になってしまい、ある防空壕のようなトンネルで夜を過ごしました。

翌朝、知っている町は消え、彼女が下山してもまったく見覚えがない状態になっていました。

困惑の中、道端にうずくまっていた百合を、佐久間彰（水上恒司）が助けてくれ、鶴屋という食堂に連れて行きました。

鶴屋は、一人で運営されていて、ツルという女性がオーナーでした。

そこで、百合はタイムスリップしており、今いる場所が1945年の日本であり、彰が特攻隊のメンバーだと知りました。

戦争

空襲ですべて失ったとツルに勘違いされた百合は、鶴屋に住み込みで働くことができました。

彰は鶴屋の常連客で、彼女が気分転換できるように、百合が一面に咲く丘に連れて行ってくれました。

彰には百合と同じ年代の妹がいて、田舎から東京の大学に入学したことを話し始めました。

大学生の時に徴兵され、飛行訓練を受けた後、ここの土地に配属されたと話します。

特攻隊のことを最近授業で習ったばかりだった百合は、彰の「死にに行く」という決断に反対してしまいました。

3週間後、百合はこちらの生活にも慣れ始め、同年代の千代と友達になりました。

しかし、彼女はあれ以来、彰と話していませんでした。

鶴屋に特攻隊員たちが来たとき、百合は彼らに自分の気持ちをぶつけますが、彼らの不動の決意を知り、自分が何もできないことを痛感します。

さらに、隣町に行った際、彼女は焼け野原になった町を見て、「戦争」とは何かを知りました。

自分が他人事と思っていたこと、そして自分が何もできないことを悟り、彼女は自分に何ができるかを模索し始めます。

告白

町で百合は、憲兵にからまれ困っていると偶然通りかかった彰に助けてもらいます。

彼女は感謝の気持ちを抱きつつ、だんだんと彼に惹かれていくのを自覚します。

その後、戦況が悪化して空襲が町にも及び、百合は彰にまたしても救われます。

しかし、同僚の千代は瀕死の重傷を負い、生死をさまよいます。

特攻隊員たちを待つ前に息を引き取った千代の死を受け、2人は悲しみに暮れます。

そして、百合は隊員から「3日後に出撃命令が出た」という報せを聞かされます。

彼女は、彰に自分と逃げて一緒に生きようと誘い、共に世界が変わっている未来について語りました。

しかし、彼はその提案を拒否し、君のいた未来を変えてしまいたくないと語り、二人はその場で口づけをかわしました。

感動と衝撃の結末

ついに出撃の日がやってきました。

百合やツルたちに見守られながら、彰たちは零戦に乗って基地から飛び立っていきました。

百合は、涙を流しながら、彰を見送りました。

彼女は、どうしても彰たちが出撃することを受け止めきれず、あの防空壕へと走りました。

翌朝、彼女は目を覚ますと、いつもと同じ現代の街並みが広がっていることに気づき、深いため息をつきます。

百合は、母親が心配して一晩中探し回っていたことを知り、タイムスリップしていた時間は、現代ではたった一晩の出来事だったことを知りました。

社会科見学で特攻資料館に訪れた際に、特攻隊員たちの遺書が展示された資料室で、タイムスリップして出会った隊員たちが実在したことを知った彼女は、涙を流しながら再び悲しみに打ちひしがれました。

そしてその中に、彰の遺書も見つけました。

遺書の最後には「心から君を愛している」と、彼の本心が書かれていました。

いつもの日常が戻った中で、百合は学校の前で彰に似た少年に偶然出会いました。

原作『あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。』の登場人物一覧

ここでは原作の登場人物一覧を紹介します。

おそらく映画と同じ設定になってくると思います。

演じるキャストもわかっている範囲でご紹介してます。

では早速ご覧ください！

特攻隊とは？

特攻隊は、第二次世界大戦中の日本が投入した、自決を覚悟した特別攻撃用の航空機部隊。

愛称は「神風特攻隊」。

戦争末期、敵前であえて事前警戒を避け、航空兵器を搭載した単座の航空機に若い兵士を乗せ、艦船や陸上目標へと突撃させる戦術をとり、日本軍にとって相対的な効果を上げました。

特攻隊は、船舶や陸上の目標を攻撃するために用いられました。

そのなかでも、特に艦船への攻撃が多く、特攻隊員は、自らの命を犠牲にして敵艦を攻撃することを誇りとしていました。

また、隊員には「すれ違いの時には爪を立てて馬に飛び乗る覚悟がある者のみ」という条件が課せられていました。

特攻隊は日本人の精神力と勇気を象徴する存在ではありますが、多くの若者が生命を落としたことが事実。

また、近年では、自決へと追い込まれた兵士たちの過酷な状況や、彼らが何故、自分たちの命を犠牲にして戦うことを決意したのか、といった問題が取り上げられるようになっています。

原作『あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。』の続編が存在する？

ここでは『あの花が咲く丘で～』の続編は、存在しているのかについて紹介します。

結論からいうと、続編は存在します。

続編のタイトルは『あの星が降る丘で、君とまた出会いたい。』です。

小説『あの星が降る丘で～』は『あの花が咲く丘で～』の続編で、『あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。』というセリフから物語が始まっています。

『あの星が降る丘で～』では、百合が出会った涼という少年が主人公となっており、彼は百合が恋した彰の生まれ変わりという設定になっています。

『あの花が咲く丘で～』の続編『あの星が降る丘で～』は、涼の視点で語られることで、百合と彰という二人の物語がより深く描かれています。

また、『あの星が降る丘で～』の旧版バージョン『あの夏の光の中で、君と出会えたから。』もあり、こちらは結末が異なっています。

著者の汐見夏衛さんは、この続編で「やっと百合と彰の物語が完結した」と語っており、この三作品を通じて、百合と涼の物語も含め、感動的なストーリーが展開しています。

関心のある方は、ぜひこの物語を体感してみてください。

まとめ

いかがだったでしょうか。

今回は、映画『あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。』の原作のネタバレあらすじを紹介してきました。

こういった戦争が絡む映画を観るたびに、戦争というものは絶対に繰り返してはいけないなと感じます。

またその当時に生きていた方々の強さに、本当に胸を打たれます。

タイムスリップした中で生まれたラブストーリーと、悲しい、悔しい別れが描かれている感動の映画です。

みなさんも是非ご覧になってください！