2011年放送のドラマ『家政婦のミタ』は、驚異の視聴率40%以上を叩き出した大人気ドラマでした。
しかし放送終了後、大人気ドラマにも関わらず、再放送はされていません。
なぜでしょうか?
ありがちな理由としては、出演キャストの不祥事などを想定しますが、このドラマのキャストを見る限り、不祥事を起こしたキャストはいません。
となると、ドラマのあらすじが再放送しない理由になっているようです。
ここではドラマ『家政婦のミタ』が再放送しない理由を軸に、あらすじをネタバレありで紹介するほか、出演キャストや最終回の視聴率や内容にも焦点を充てていきます。
また、配信されているサービスを見る方法やメリットなどもご紹介していきましょう。
完璧な家政婦、不完全な家族。
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ドラマ『家政婦のミタ』が再放送されない理由を解説!
ドラマ『家政婦のミタ』は2011年放送当時、回を重ねるごとに視聴率はうなぎ上りでした。
にも関わらず放送終了後、再放送されないという人気ドラマとしては異例の結果となっています。
ここでは、ドラマが再放送されない理由をじっくり解説していきましょう。
理由1:コンプライアンスの問題
ドラマ『家政婦のミタ』が再放送されない理由は、「※コンプライアンスの問題」にあります。
※コンプライアンスとは:「法令遵守(ほうれいじゅんしゅ)」の意味。
現代では、法令に限らず、社会の決まり・論理に背かない、規範に背かないことが求められる。(参考サイト:OBC360℃)
このドラマの内容には、やや暴力的なシーンや冷酷・過激なシーンが含まれていました。
それが、「コンプライアンスに反する内容」であることが問題視されたためです。
具体的には、ドラマの設定と主人公の人格が関係しています。
父親の不倫で母親が自死してしまうことや、主人公・三田灯の人格が冷酷で一切笑顔がなく、言われたことは犯罪的な行為でも何でもやるなど、衝撃的な内容が多かったドラマでした。
それに伴い、放送された年も2011年と、そう古いドラマというわけでもないことがさらにコンプライアンス的にネックになっていると思われます。
そのため、地上波での再放送が難しい理由になっているのです。
理由2:主演・松島奈々子さんのイメージに関わる問題
このドラマで主人公・三田灯を演じた主演の松嶋菜々子さんのイメージに関わるという問題。
これは、松島奈々子さん自身が一つのイメージに縛られず、幅広い役柄を演じたいという俳優として一定のポリシーを持っていることにあります。
ドラマの再放送を行う場合、必ず出演者と所属事務所側の許可を取らなければならないと言われているようです。
このドラマが再放送に至らない理由は、その松嶋菜々子さんや所属事務所の許可が取れないことが理由になっているという噂があります。
ただし、これはあくまで噂であるため本質的な理由とは言えないので注意が必要です。
ドラマ『家政婦のミタ』のあらすじと視聴率の秘密
ここではドラマ『家政婦のミタ』のあらすじと、視聴率の秘密についてを紹介します。
高視聴率ドラマだったので、その秘密についてはみなさんも気になるのではないでしょうか。
ドラマ『家政婦のミタ』のあらすじ
このドラマの主人公は、名前を「三田灯(ミタアカリ」といい、ドラマ史上初めてと思われる最も冷酷な人格の持ち主です。
三田灯は、掃除・洗濯・掃除といった家事全般は卒なく完璧にこなします。
しかし唯一、冷酷な人格且つ、特異体質の持ち主だったのです。
冷酷な人格とは
- 喜怒哀楽などの感情表現がない(笑わないなど)
- 言われたことはなんてもやるので、犯罪になる行為でもやる
特異体質とは
- 暑さ・寒さを感じないため、夏でも冬のコート(ダウンジャケット)などを着ている)など。
これには三田灯が心に深い傷を負ってしまった過去の出来事が関係しており、そのため、まるでターミネーターのような血の気がない人格になったと思われます。
三田灯が派遣された家庭は、父子家庭の「阿須田」家です。
母親を不慮の事故で失い、家にはサラリーマンの父親と、3人の子供たちだけで住んでいる家庭でした。
この阿須田家が家政婦を依頼し、三田灯を招き入れたことにより一見常識はずれな三田の存在によって、家族それぞれが抱える問題に立ち向かっていくことになります。
視聴率の秘密
ドラマ『家政婦のミタ』の最高視聴率は、最終回の時点で40%を記録しています。
これは、2011年中に放送されたドラマの中でトップの視聴率だったとか。
初回でも19.5%、第2話も18.7%と、十分な高視聴率でした。(参考サイト:週刊ポストより)
ここまで異例の高視聴率を叩き出せた背景には、家政婦を主人公にしたドラマの火付け役となったのが、故・市原悦子さんが主役を演じたドラマ『家政婦は見た』にあります。
このドラマでも、市原さんが演じた家政婦は派遣先の家庭で起こる難事件を探偵さながらの洞察力で、事件を解決に導いていきます。
市原悦子さんのこのドラマのお陰で、視聴者に「家政婦のドラマは面白い」という刷り込みを成功させたのです。
さらに、松嶋菜々子さんが演じる家政婦・ミタでは既に市原さんの地盤が出来上がっている上に、あの犯罪でもやってしまう勢いのスーパー家政婦だったことで、さらにうなぎ上りになったと考えられます。
これは作家の麻生千晶氏の分析です。
市原ドラマがなくても松嶋ドラマは最高だった
なるほど、確かに市原悦子さんのドラマ『家政婦は見た』がなければ、松嶋菜々子さんのドラマ『家政婦のミタ』は、ここまでの視聴率はもしかしたら上げられなかった可能性があるかもしれません。
それでも松嶋菜々子さんが家政婦役を演じるというだけで、十分な宣伝効果はあったと思いますので、市原さんのドラマがなくても話題性には富んでいたのではと推測します。
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ドラマ『家政婦のミタ』感動の最終回で何が起きたのか?
ドラマ『家政婦のミタ』は全11話と短い話数とは思えない、非常に支持の高いドラマでした。
回を重ねるごとに、視聴者を釘付けにしたことはいうまでもありません。
そんなドラマ『家政婦のミタ』の感動の最終回で、何が起きたのか?を、ドラマ全体のあらすじをネタバレありで解説していきます。
阿須田家が父子家庭となった原因は父の不倫?
そもそも阿須田家が父子家庭となった原因は、父・阿須田恵一の不倫にありました。
恵一の妻・凧子は、夫の不倫が原因で自殺をしてしまったのです。
当時、恵一は、会社の同僚・美枝と不倫関係でした。
そして、恵一は凧子に離婚を切り出したのです。
離婚を言い渡された凧子は、その翌日近くの川で入水自殺を遂げます。
恵一はこの事実を子供達には知らせまいとし、不慮の事故として子供達には伝えていました。
しかし、ミタの存在により母・凧子の死の真相が明るみになります。
それは、父・恵一がミタに「妻の自殺を子供達には秘密にしてほしい」と頼まれましたが、この話を長女・結に聞かれてしまったのです。
このことで恵一は、子供たちから一斉に反発を受けます。
不倫相手の美枝は、責任逃れで恵一から離れていきました。
家事を卒なくこなすミタの存在により、最終回では子供たちがミタに「お母さんになって」と懇願します。
ところがその子供たちから「家を乗っとるつもりでは」と疑念を抱くほど、母としての頭角を現したミタでした。
しかしドラマが最終回を迎えたころには、感情を一切現わさなかったミタにも変化が現れます。
ミタの衝撃の過去を知る
ミタが感情を一切現わさなくなった原因は、ミタ自身の衝撃の過去によるものでした。
ミタが幼少のころ川で溺れたことがあり、助けるために川に入った父親が溺れて亡くなってしまったのです。
このことが原因で、ミタは実の母親から恨まれるようになります。
のちに母は再婚しましたが、この再婚相手にミタは色目を使われるなど苦痛な日々を強いられました。
ミタの実母は日増しにミタへの恨みを増幅させ、果ては「お前の笑顔は周りの者を不幸にする」とまで言われてしまいます。
しかし、ミタは後に「晴海家政婦紹介所」という派遣会社に就職し、所長・晴海明美との出会いにより、生きる糧を見付けることができました。
ミタ自身も結婚をし子供を儲け、親子3人の幸せな笑顔のある生活を手に入れるのです。
ところがそんな生活に、影が出始めます。
ミタの義理の弟からストーカー被害を受けるようになってしまいました。
ミタに逆恨みした義理の弟は、ミタの家に放火し、この火事でミタは最愛の夫と子供を失います。
義理の弟は、放火後すぐに自殺。
これが原因でミタは、実母からさらに恨みを買うことになり「死ぬまで二度と笑うな!」と言われ、ミタは心に深い傷を負ってしまいます。
家族と一つになっていく
ミタが家政婦として家事を卒なく完璧にこなす背景には、こうした出来事が起因しており、「言われた業務をそのまま遂行すればいい」というスタンスが生まれました。
つまり、雇用主から「自殺しろ」と言われたら、確実に夫や子供を追って死ねるという図式がミタの中で根付いてしまったのです。
そのため、わざと雇用主を怒らせる行動を取ったりもしていました。
そんなミタがこの阿須田家との出会いで、次第に人間らしい感情が生まれ、自らの過去を話す気持ちになったのです。
そして感動の最終回では、阿須田家の一人一人からの言葉にうれし涙を流し、そして笑顔を見せ「承知しました」と答えるミタは、これまでで最高に美しい笑顔を見せていました。
一時はミタの登場により、阿須田家が一家離散してしまうのではないかという危機感さえあったのですが、最終回ではミタ自身が阿須田家の家族により救われ、人間らしい笑顔を心を取り戻したのです。
ミタの実母がなぜそこまで実の娘であるミタに憎悪をむき出しだったか疑問でしたが、最終回のミタの笑顔がそれらをすべて払拭してくれたと感じました。
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ドラマ『家政婦のミタ』配信サービスで視聴する方法とメリット
ドラマ『家政婦のミタ』は、その衝撃的な内容やシーンがコンプライアンスに反する面があり、地上波での再放送は難しいと言われています。
しかし、地上波で無理でも無料の配信サービスなら、いつでも視聴することができるのです。
では、ドラマ『家政婦のミタ』を無料で見れる動画配信サイトで視聴する方法とメリットをご紹介していきます。
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ドラマ『家政婦のミタ』のキャストと人気の理由
ドラマ『家政婦のミタ』の出演キャストと、ここまで人気ドラマになった理由を解説します。
キャストそれぞれの役作りも大変だったのではと思ってしまいますが、ここまでの人気ドラマになった理由はぜひ、知りたいところです。
まずは、ドラマ『家政婦のミタ』の出演キャストを紹介しましょう。
主人公で家政婦の三田灯(松嶋菜々子)
このドラマの主人公・三田灯(ミタ アカリ)。
過去の悲しい出来事によって、喜怒哀楽が表現できなくなり、笑わない・媚びない姿はまるで血の通わないターミネーターのようです。
しかし、家政婦として派遣先の阿須田家の家族との関わりで少しずつ人間らしい感情を取り戻していきます。
最終回では、笑わないミタが美しい笑顔で「承知しました」という決まり文句もカッコ良かったです。
阿須田家の父・阿須田恵一(長谷川博己)
ミタの派遣先・阿須田家の主。
会社の同僚と不倫関係になり、妻・凪子に離婚を切り出し妻を自殺に追い込んでしまいます。
家庭崩壊寸前の中、家政婦を依頼しミタと出会いました。
初めはミタの人格に戸惑いながらも、ミタのおかげで家族が一つになれ、またミタの人間らしさも取り戻す手助けになり、絆ができます。
恵一の妻・凪子の妹・結城うらら(相武紗季)
恵一の義理の妹(妻・凪子の妹)。
結が通う高等学校の体育教師をしています。
明るくいつも笑顔ですが、空気が読めない不幸体質であるために、生徒や教師からも煙たがられていました。
恵一に好意を持っていましたが、姉・凪子のこともあり好きになってはいけないと悩みます。
恵一の長女・阿須田結(忽那汐里)
阿須田家の長女。
母の死が父・恵一の不倫と知って激怒し、父に対し強い嫌悪感を抱きます。
ミタの完璧なまでの家事に興味を持ち、いつしかミタに母親になってほしいと姉弟たちと一緒に懇願しました。
最終回では父との絆も取り戻し、ミタをねぎらいの言葉で見送ります。
恵一の長男・阿須田翔(中川大志)
阿須田家の長男で、14歳の中学2年生。
姉・結に母の死の真相を聞かされ、父を激しく拒絶します。
家庭崩壊や学校でのトラブルで非行に走っていましたが、ミタに「家族を守りたい」という強い責任感があることを指摘され、改心。
最終回では、長男らしい言葉でミタを送り出しました。
恵一の次男・阿須田海斗(綾部守人)
阿須田家の次男。
小学6年生で学校のクラスでは学級委員を務めています。
感情表現が苦手ですが、ミタに母の遺品を燃やされたときは炎に向かって悲痛な想いを叫びました。
進学塾に通い食事中でも計算問題を解くなど勉強家で、ルービックキューブは57秒で完成させます。
ミタはそれを上回るわずか5秒で完成させ、唖然とします。
恵一の次女・阿須田希衣(本田望結)
阿須田家の次女。
ドラマ出演時は、幼稚園年長組で第1話の終盤で6歳になりました。
知らない言葉や疑問があると、すぐに質問したがりますが、阿須田家のアイドルです。
ミタが家に来た当初は、少しミタの人格におびえていましたが、少しずつ懐いていきます。
生前の母・凪子にあげた家族一人一人を現わしている石を缶に入れて大切に保管。
ミタが阿須田家を去るときには、ミタの石をあげました。
阿須田家の隣家の主婦・皆川真利子(佐藤仁美)
阿須田家の隣の家に住む主婦。
一人息子を溺愛していますが、学校ではかなりのモンスターペアレント。
教育ママですが、実際は子供のことを理解しておらず、無理やりバイオリン教室やお受験を強要しています。
夫とは大恋愛の末の結婚でしたが、夫の不倫をミタと翔に指摘され初めは信じないそぶりでしたが、実際は疑っていました。
やがて夫と離婚、息子とも合わせてもらえず絶望の淵にいましたが、ミタや阿須田家からの言葉で希望を持ち、またいつか家族と一緒に住めるようにすると約束します。
凪子とうららの父・結城義之(平泉成)
凪子とうららの父。
元校長で、厳格な性格の教育者です。
もともと恵一と凪子の結婚を認めておらず、凪子の死は恵一が原因だと深く思い込んでいます。
凪子を亡くしたことで、子供達を養子縁組で引き取ろうと考えますが、阿須田家が家族の絆を取り戻したことで断られます。
それにより阿須田家を突き放そうとしていましたが、ミタの行動により和解しました。
晴海家政婦紹介所の所長・晴海明美(白川由美)
晴海家政婦紹介所の所長。
ミタを阿須田家に派遣します。
所長自身も、かつてはある家政婦紹介所で家政婦をしていました。
ミタが幼いころミタの家で家政婦をしており、母親から疎まれていたミタに深い愛情を持ち、ミタの第二の母親的存在になります。
人気の理由
ドラマの内容も去ることながら、登場人物を演じた出演キャストもご紹介した通り、豪華絢爛なまでのキャストばかりです。
もしかして本当にこのようなことがあったかもと感じられるほど、一人一人の役柄は架空の人物でありながら、キャストによって見事に命が吹き込まれていたと思います。
ここに、ドラマの人気の理由があるのではないでしょうか。
私は役者ではありませんので、あたかも知ってるかのような偉そうなことはいえません。
それでもこのドラマに登場した人物たちは、演者(キャスト)によって見事に息づいていた気がします。
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ドラマ『家政婦のミタ』続編の可能性は?
ドラマ『家政婦のミタ』は、大人気ドラマにのし上がったのに内容のコンプライアンス性により、再放送はおろか続編も難しいというのが現状のようです。
その背景には、主人公・三田灯を演じた主演の松嶋菜々子さんから続編を断られたというエピソードがまことしやかにささやかれています。
果たしてその真相はどうだったのでしょうか。
ここでは、ドラマ『家政婦のミタ』の続編の可能性を解説していきます。
松嶋菜々子さんは続編オファーを断ったのか?
ドラマ『家政婦のミタ』の続編のオファーを、主演を務めた松島奈々子さんが断ったというエピソードがあります。
その理由として、主人公の三田灯の人間味がまるでないキャラクター性にありました。
松島さんは続編をすることで、自分にミタのイメージがつくことは俳優としてマイナスであるため、断ったと考えられます。
俳優にとって自分が演じた役柄のイメージがつくことは良きに計らうこともあり、決して悪いことばかりではありません。
しかし今回のドラマのようなキャラクターは、明らかに俳優生命に影響すると考えても、なんら不思議ではないでしょう。
ましてや、松島さんが担当するCMにも影響を及ぼします。
これは松嶋菜々子さんのみならず、CMの企業側のマイナスにも影響があるのは必至です。
このようなことから、続編を快諾するということはできなかったのだろうと考えられます。
しかし、ここまで支持を得たことに関してはある意味、俳優冥利に尽きることもまた然り。
今後も続編のオファーが、再びある可能性も否定できないかもしれません。
ぜひまた松嶋菜々子さんのミタを見たいという人も多いでしょう。
今後の情報に期待したいですね。
ドラマ『家政婦のミタ』の見どころ
ドラマ『家政婦のミタ』は、さまざまな性格やジャンルのドラマで役を演じてきた松嶋菜々子さん自身も、恐らく初めてではなかったかと思うほど、いわばクレイジーな役柄でした。
過去の衝撃的な事故により、ミタの周りでさまざまな出来事が起こり、不幸のどん底に叩き落されたような人生のミタ。
ミタの実母が異常とも思えるほど、娘であるミタに「恨み」の念を増幅させた結果、ミタのあの冷酷非道な人格を形成しました。
そう思うと、私はミタに対して可哀そうでもあり、気の毒とも思えたのです。
極限まで絶望の淵に立たされると、人はこんな風になるのかと恐怖さえ感じました。
2つの見どころ
このドラマの見どころとしては、こうした極限状態に陥った人間の姿がまず第一の見どころだったように思います。
そして2つ目の見どころとしては、そんな冷酷非道な人格だったミタが阿須田家との関わりの中で、次第に人間らしい感情を取り戻していく過程です。
ドラマの中でミタは、義理の弟による放火で家を焼かれ、愛する夫と息子を亡くします。
しかしそのことで、これまで一度もなかったはずの、夫と息子の幻覚を見てしまうのです。
そのときミタは初めて動揺し、表情が歪みます。
一切何の表情も見せなかったミタが、初めて見せた唯一の表情でした。
これも最大の見どころだったと思います。
やはりミタも人間だったと、少しホッとする場面ではなかったでしょうか。
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ドラマ『家政婦のミタ』の評価は?
ドラマ『家政婦のミタ』を評価するならば、私は「人間とは?」という点をいろいろ考えさせられたというのが、このドラマの評価です。
見る人によっては、「あれはあくまでドラマだから、あそこまでのことができた」という見方もあるでしょう。
そしてそれも、決して間違いではないと思います。
けれども、現実の世界でも極悪非道な犯罪で「死刑」という死をもって罪を償った人の数もまた数えきれません。
こうしたことからも、人間とはどう生きれば豊かにもなれ、大切なものが欠けている貧困にもなれるのかを、じっくり考える機会を与えられたように思います。
むろん、製作者がそこまで狙っていたかは皆無ですが、これはあくまで私の視点から出た評価です。
ドラマ『家政婦のミタ』の感想や口コミ
ここからは、ドラマ『家政婦のミタ』をリアルタイムや動画配信などで視聴した視聴者がSNS上で上げた感想や口コミをご紹介します。
そのSNSとは、こちらも年代、性別問わず人気を博しているX(旧twitter)での感想や口コミです。
ご自身の感想と併せて、ご覧ください。
遊びで終われない不倫はするもんじゃないな…(家政婦のミタ感想)
— 奥村 (@okayup) February 15, 2020
家政婦のミタの感想
— まち (@railmachi) November 7, 2020
・主題歌やさしくなりたいが良すぎ。この曲を流すタイミングも良すぎ。
・父は子供たちのことを命をかけて守るんだとか心から愛してるとかを胸を張って言うことがどうしてもできないと告白してたけど、現実にも同じような悩みを抱えた母親父親は結構いるのでは
家政婦のミタを観てるんだけどリアルタイムで観てた時と感じるものが違っていて私も老けたなっていうのと自殺したお母さん、デキ婚で堕ろせっていうなら死ぬとか浮気されて自殺するとか自己中だなっていうのが感想
— めそMDツイン (@meso_neko) March 15, 2019
家政婦のミタを流行りからだいぶ遅れて見てみた。やっぱ流行ったには流行ったなりの理由があった。テーマや人物の役割が練り上げられてるし毎回展開が変わるように設計されてる。あまりに世界観が暗すぎてびっくりしたけど。半分までの感想。
— Faith (@nz_faith) October 11, 2021
いまさら家政婦のミタみてるけど、見れば見るほど「三話目でミタさんに親父をころしてハッピーエンドだったな。」という感想しかないな
— 壽(ことぶき) (@bukitikikaku) July 24, 2018
最近fuluの契約してずっと観たかった「家政婦のミタ」を娘と一緒に毎日観てる。
— みゆき (@miyu_skyblue_12) February 3, 2024
リアルで観ていた時と今観るのとで心持ちや感じ方が違う。あの時よくわからなかった場面の意味を理解してきたり、思わず涙したり。
娘とすごくたくさん感想を言い合い自分たちの人生を大きく振り返るきっかけもらってる。
やっぱり何かしら「人生観」みたいなものを感じた視聴者もいたようですね。
こうなってくると、本当に地上波の再放送は無理とはいえ、やっぱり続編が見たくなります。
まとめ
今回は、松嶋菜々子さんが主演のドラマ『家政婦のミタ』について、再放送しない理由を解説してみました。
あらすじをネタバレありで紹介しましたが、キャストの豪華さも大いに視聴率を上げた要素になっているのでしょう。
また感情を一切見せなかったミタさんが、最後の最終回でとっても美しい涙と笑顔を見せてくれたことが、溜まらなく嬉しかったですね。
動画配信でも何回でも見たいと思っています。
今回は一見、非現実的とも思える主人公の言動が軸となっていたドラマ『家政婦のミタ』だったのではないでしょうか。
しかし、回を重ねるごとに次第に阿須田家の家族の絆が生まれ、そしてミタさんの人間らしい感情を取り戻していくという、素晴らしい結末だったと思います。
そう考えると、続編がなくてもこれはこれで良かったのかなとも感じました。
皆さんはどうお考えだったでしょうか。